宝塚OGの『CHICAGO』が世界へ! 稽古場レポート
左から大和悠河、和央ようか、麻路さき、峰さを理、姿月あさと、朝海ひかる、ゲイリー・クリスト
2014年に宝塚歌劇100周年を記念して上演され、7万人を動員した、世界初・女性キャストのみの宝塚歌劇OGバージョン『CHICAGO』が、7月9日(土)に神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場大ホールで開幕。NY、東京、大阪を巡るワールドツアーが開催される。本番を間近に、代表曲を抜粋した公開稽古が行われた。
宝塚歌劇OGバージョン『CHICAGO』チケット情報
まず、序曲『Overture』~『All That Jazz』では、和央ようか演じるヴェルマが舞台中央から艶やかに登場。朝海ひかる演じるロキシーが愛人を殺害する、本作でも代表的な曲が披露された。続いては、麻路さきが演じる、大金を積めば無罪にしてくれるという敏腕弁護士・ビリーの登場シーン。大きな羽根扇に囲まれて『All I Care About』を歌う姿はビリーという人物を一瞬で印象付ける、大胆で華やかな演出だ。
姿月あさと演じるビリーが、大和悠河演じるロキシーをマリオネットに見立て、記者会見で腹話術のように歌う『We Both Reached For The Gun』は、映画版でも印象的なシーンのひとつ。