「曲には人それぞれの解釈があり、ストーリーを付けるとイメージが固まってしまう恐れがあります。でも、それぞれに余白を持たせることで、逆にイメージを広げることができた」という。確かに聴き手の気持ちを揺さぶる楽曲に対して、ストーリーではファンタジーな世界が展開し、より上北のメッセージを感じることができる。
新しいことへ挑戦する姿勢。それは、ミニアルバム『LAYERED』をリリースした今週末、4月15日(土)に開催する、年に1度のワンマンライブイベント「僕と君が、前を向くための歌」にも表れている。前回、チケットが完売したこの人気公演は、回を追うごとにバージョンアップを図っている。「今回が3回目。前回はライブにムービーを入れましたが、今回はこれまでとは全く違ったものになります。
新しいことをたくさんやりますので驚くと思いますよ」と準備万端。
新しい試みのひとつとしてテーマソングも用意。「夢があってもなかなか前に進めない人たちに、最初の一歩を踏み出してもらえるような曲になりました」とのこと。ここでしか聴けないテーマソングも楽しみだ。「しっかりとしたテーマとストーリーがあるライブになっています。上北という登場人物が変化していく様を観てもらい、なにかを感じてもらえたら」