大胆な小池版“三銃士”! 宝塚月組『All for One』会見
左から、暁千星、宇月颯、美弥るりか、珠城りょう、愛希れいか、月城かなと、沙央くらま
宝塚歌劇月組公演『All for One ~ダルタニアンと太陽王~』の制作発表会が5月31日に都内にて開催された。『エリザベート』等の演出家としても名高い鬼才・小池修一郎が、デュマの古典的名作『三銃士』をもとに新たな物語として書き下ろす。会見では月組トップスター・珠城りょう、トップ娘役・愛希れいかをはじめ、美弥るりか、月城かなと、宇月颯、暁千星、沙央くらまの出演者7名によるパフォーマンスもあり、豪華なものとなった
宝塚歌劇月組『All for One』~ダルタニアンと太陽王~
脚本・演出を手がける小池によると「デュマの『三銃士』はルイ13世の時の話ですが、今回はルイ14世の時代で、20年後くらい。ですので銃士のみんなには20歳くらい若返ってもらいます(笑)。(珠城が演じる)ダルタニアンが銃士隊の中で一番の剣の使い手であると認められている、皆さんがよくご存知の『三銃士』の物語の後、という設定」とのこと。この大胆な脚色に「トンデモ三銃士と言われるかも」と言いつつも、「もともと三銃士の話は実在の人物の伝記があり、それを物語にした作家がいて、その上でさらにデュマが小説にしている。