劇団四季65周年に新しい風!『ソング&ダンス65』開幕
劇団四季『ソング&ダンス65』公開舞台稽古より
10月5日(木)に開幕する、劇団四季『ソング&ダンス65』の公開舞台稽古が3日、東京・自由劇場で行われた。来年2018年に創立65周年を迎える四季の記念公演である。
劇団四季「ソング&ダンス65」チケット情報
『ソング&ダンス』シリーズは、これまでも劇団の節目ごとに上演されてきた、ショー形式のステージ。劇団のレパートリー作品を中心に、スタンダードナンバーやまだ日本上陸前のミュージカルナンバーなども盛り込み、劇中とは違うアレンジで魅せていく人気シリーズだ。
幕開けは、平和への祈りを訴えかける『ウェストサイド物語』の「サムホエア」。今回のコンセプトは「劇団四季の誕生から未来」「祈り」「願い」とのことだが、その思いがダイレクトに伝わってくるナンバーだ。その後も『ライオンキング』『コーラスライン』『ウィキッド』『リトルマーメイド』『クレイジー・フォー・ユー』と、四季が誇る人気作が畳み掛けるように登場。楽器演奏や、シリーズでは初の試みであるフラメンコへの挑戦もあり、様々な角度から、“今の劇団四季”が楽しめる。
中には、今年5月に逝去した劇団創立メンバーのひとり、日下武史さんを偲ぶ場面もあり、65年という歴史の重み、そして俳優たちの舞台へかける思いまでもが伝わってくる。