工藤遥らがつくる残酷だけどきれいな世界、舞台「魔法使いの嫁」
と話しながらも、「仲良く頑張りましょう!」と笑い合い、コンビネーションの良さを感じさせた。初出演となる愛原は「稽古初日からとっても楽しくて、『魔法使いの嫁』の世界に浸ることができました。お客様が、私が感じられたような幸せを、ひと時でも感じていただけたら」、同じく初出演の伊藤も「魅力的なキャラクターがたくさん登場する作品です。ただ、キャストの人数の倍以上のキャラクターが登場するので、それぞれがひたむきにがんばっています。情熱や想いが伝われば」とそれぞれ作品への愛を語った。アニメ版の脚本も手掛ける高羽は本作について「ヤマザキコレさんのファンタジーの世界観は、ただきれいで夢があるだけではなく、残酷さや厳しさも同等の価値観で描かれていると思います。なので、舞台にきれいなものや人を傷つけないものだけを上げるのではなくて、ちゃんと“良い面、悪い面、あわせもって、ひとつの美しい世界なんだ”ということを意識して、演出や脚本をまとめさせていただきました」と語った。
魔法が存在する幻想的な世界を、演劇ならではの手法と映像を織り交ぜながらつくりあげた本作。
そこに描かれる残酷だけれどやさしい物語は、原作を未体験の人も心動かされるはず。