ポジティブになれる“マンマ・ミーア!(なんてこった)”
夢のために勇気を出して一歩前に進む姿は、自分の9年間の成長にも重なります。今回、稽古に入る時、先輩たちがすごく応援してくれて。皆が家族のように見守ってくれていたことに改めて気づいて感激しました」ソフィ役を演じるのが、楽しくて仕方ないと語る若奈さん。お気に入りのナンバーは、母親のドナにドレスを着せてもらう時の『手をすり抜けて (Slipping Through My Fingers) 』。演じるたびに感極まってしまうシーンで、甘えたくなる自分の気持ちを抑えながら役と戦う苦労もあるそう。また、ドナ、ターニャ、ロージーが3人で『チキチータ』と『ダンシング・クイーン』を歌うシーンは、ドナを思う親友2人の友情をひしひしと感じて、稽古場でも観るたびに感動するのだとか。
現在はコロナ対策でマスクを着用しての稽古。「肺活量は鍛えられましたが口元も荒れてきて大変。
開口・発声(四季の訓練法)のためにはどのマスクが一番いいか?皆で情報交換しながらの日々です」と笑う。そんな苦労を経ての公演だからこそ、舞台に立てる喜びもひとしお。「舞台に立てることが当たり前ではないんですよね。舞台を通してお客様と共有できる時間は、何物にもかえがたい特別なものだと改めて実感しています」