「今ならまっすぐ届く」富田翔、十碧れいや『知恵と希望と極悪キノコ』
と楽しみにしているそう。気になる役は?と尋ねると「監督と大御所俳優さん(笑)。自分と全然違う役は、やっぱり惹かれますね」。富田はかつて『爆竜戦隊アバレンジャー』でアバレブルー/三条幸人役という“戦闘員A”とは真逆の役を演じた経験も。「この舞台で描かれている状況のリアルなところも知っているし、“戦闘員A”のような役で登場し、爪痕を残してやろうとしている人たちの気持ちもわかります。だからこそエネルギッシュに演じたいです」。
富田も十碧も初共演のキャストだらけという座組。作・演出の大浜とも初めてだそうで、「身ひとつで臨める感じが楽しみ」(富田)「いい緊張感がありそう」(十碧)と新鮮な芝居になりそう。
「今はコミュニケーションを取るのが難しい状況になっちゃいましたが、それでもできるだけコミュニケーションを大切にしたい作品だなとは思っています。それができれば本当の撮影現場を観ているような作品になるんじゃないかな」(富田)
十碧が「温かい気持ちになる」と語る舞台『知恵と希望と極悪キノコ』は2021年2月23日(火・祝)から28日(日)まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて。
文・中川實穂