又吉直樹(ピース)と秦 基博によるツーマンライブ『隣人もまだ起きている』が、3月20日(水・祝) に東京・豊洲PITで開催されることが決定した。『隣人もまだ起きている』は、又吉がホストとなり、秦と朗読&音楽でコラボする特別なツーマンライブ。又吉による書き下ろし作品の朗読と、秦の弾き語りが届けられる。チケットは、秦のファンクラブ「Home Ground」会員と、FANYチケット会員を対象とした先行受付を2月27日(火) まで実施中。<公演情報>又吉直樹×秦 基博『隣人もまだ起きている』3月20日(水・祝) 東京・豊洲PIT開場16:30 / 開演17:00「Home Ground」会員、FANYチケット会員先行:2月27日(火) 23:59まで
2024年02月21日幼少期に手塚治虫の漫画を読みふけったことが漫画家になる原点だったという浦沢直樹さん。手塚漫画をリメイクした『PLUTO』に込めた想いに迫ります。子どもたちに希望のある未来を示すのが我々の役目だと思う。Netflixオリジナルとして制作されたアニメ『PLUTO』は、『鉄腕アトム』に収められた「地上最大のロボット」というエピソードを下敷きにして浦沢直樹さんが新しいストーリーに仕上げた一作。誰もが知る手塚治虫さんの代表作をリメイクするにあたっては、少し意外な経緯があったのだとか。「手塚先生の『鉄腕アトム』では2003年4月7日にアトムが誕生するんです。それで現実にその日が迫った時期に、手塚プロダクションから漫画界を挙げてアトムの誕生を祝うような企画を考えたいというお話をいただいて。そこで僕が勢い余って大それたことを言っちゃったんですよ。『手塚作品をオマージュしたイラストを描いたりするのもいいけど、「地上最大のロボット」のリメイクに真正面から挑むような気骨のある漫画家はいないもんかね』って。そしたら周りの編集者に『そんなの自分がやればいいじゃん』ってツッコまれてしまったんです。いやいやいや…と思って。僕は5歳のころからこの作品とともに生きてきましたから、ものすごいものを背負い込んでしまったなと(笑)」実際に手塚プロダクションからGOサインが出た際には「プレッシャーで全身に蕁麻疹が出た」と当時を振り返った。「地上最大のロボット」は浦沢さんにとってそれほど大きな存在だったのだ。「生まれて初めてこんなに切ない話を読んだという感覚になったんですよね。子どものころにはっきり意味が理解できる物語って、いわゆる“正義と悪”の図式になっていて勧善懲悪なものが多い。でも『鉄腕アトム』は悪者として登場するキャラクターにも心があるし、敵に勝っても嬉しくない、戦いなんて無意味だと問いかけてくる。当時は『なんなんだこれは』と理解が追いつかなくて、なにか重いものを投げかけられた感覚だけがあった。でもわからなかったからこそ、人生を懸けて追いかけていくものになったんです」リメイクが発表されると、世間からは「なんで私が『地上最大のロボット』を一番好きだと知ってるんですか?」というリアクションをもらうこともあったという。「そこで初めて、この物語を愛している人がたくさんいることに気づきました。当時はSNSのようなつながりがありませんでしたから、みんながひとりでこの作品への想いを温めていたんですね」『鉄腕アトム』の連載開始からおよそ70年が経つ現在もそうして読み継がれていることについて、「おそらく、手塚作品はわかりやすい勧善懲悪ではないぶん、難しいんですよ。でもだからこそタイムレスな魅力があるんです」と語る浦沢さん。そこには革新的な漫画表現に加え、人間の愚かさや争うことの虚しさを一貫して描いてきた手塚作品の強度がうかがえる。「リメイクするうえでは、『鉄腕アトム』は素晴らしかったと単に懐古主義に陥るんじゃなくて、この作品が問いかけたメッセージが今もなお有効であることを伝えたいと思っていました。もしかすると、1964年に『地上最大のロボット』が発表されて以降、2023年の今が一番、この物語の適合する時代かもしれない。それは逆に問題でもありますよね。反戦の願いを込めた話は、人類がいろんなことを克服して、いつか古びたものになるべきだから」手塚さんが『鉄腕アトム』ならびに「地上最大のロボット」で描き、『PLUTO』へと受け継がれた想い。それは、いつの時代も人と人は争うけれど、そこに根本的な解決はないということ。ならば、人の残酷さや憎しみを持つ心はどのように行き場所を見つけるのか、というもの。「今の世界の都市の風景を見ると、私たちは手塚治虫が願いを込めて描いた未来像を一生懸命実現しようとしてる気もするんです。我々はそうした希望のようなものを描かないといけないと。子どもたちが目指したいと思う未来を提示するのが、漫画家の役目でもあるのだと思います」浦沢さんがそうした大きなものを背負って『PLUTO』を作り上げていく作業は大変な面も多かったというが、全8巻の濃密な物語を読むと見事に浦沢さんの作風になっているのがわかる。しかし、企画がスタートした当初は原作の『鉄腕アトム』を踏襲した絵柄を提案したこともあったのだそう。「やっぱり手塚先生の絵に自分が手を加えるなんてあり得ないと思っていたので、原作の権利を持つ手塚眞さん(手塚治虫さんの長男)に提案したプロットは、原作のアトムの絵のまんまだったんです。しかしそれに対して眞さんは『ぜひ浦沢さんの絵で描いてほしい』と言ってくれた。自分の絵で描き出すと、やっぱり自分の漫画になっていくんですよね」“自分の漫画になる”というのはどういう感覚だったのだろう?「もちろん骨子としての『地上最大のロボット』のストーリー展開は絶対に守らないといけないんだけど、決まったラストに向けてならどこまでも脇道に逸れていいという気持ちでいました。前半に登場するノース2号のエピソードなんかに関して言えば、改めて原作を読み返して『あれ?こんなに短かったっけ?』と思ったくらいで。子どものころに読んだ記憶のなかではもっとたくさんシーンがあったのに、見返してみたらないんですよ。要するに僕が勝手に妄想してたってことで。だから『PLUTO』は、コマとコマの間で自分が妄想していたことを全部入れてみたような作品なんです。5歳で初めて読んだときから自分の頭の中で作り上げられた行間をそのまま描いたって感じですよね」浦沢さんはいつも、創作のある過程で「キャラクターが勝手に動き出す」瞬間を経験するのだという。浦沢作品に限らず1巻目と5巻目でキャラクターの顔が変化するような漫画もあるが、それは浦沢さんによれば「物語の中でキャラクターがどんどん未知のことを経験していくことで、育つから」なのだとか。「描いてると、演技プランをどんどんキャラクターが言ってくるんです。『ここで泣きましょうか?泣き方はこんな感じがいいんじゃないですか?』って。それに従って描いていくので、そうなってくると本当楽しいんですよ」浦沢作品におけるキャラクターの「表情」はいつも繊細だが、勝手に動き出していたと考えると興味深い。今回のアニメでも、表情は注目ポイントのひとつ。「漫画とは喜怒哀楽をシンプルに表現するものだと思われているかもしれませんが、僕はその間にある数え切れない表情を描こうとしてきたんですよね。実は『PLUTO』の主人公であるゲジヒトって、ドイツ語で“表情”を意味するんです。そんな名前を付けた当時の手塚先生はすごいという話なんですが(笑)。ロボットを人間に近づける際にも顔の動きはすごく大事な要素で、アトムのような高性能な人型ロボットは表情も人間に似せる必要がある。だからこの作品では、ロボットを描くときも人間を描くときと同じように感情の機微を表現しようとしました。なんともいえない表情をするのが人間らしい証しですからね」完成したアニメを見た際には、原作者の性というべきか「脳が全部に反応しちゃって、まだ一気見できてないんです」と話す浦沢さん。「あそこまで動くとね、アニメではこうやるのか!とすごく感慨深いですよ」と興奮を露わにする。今の世に投げかけられる「地上最大のロボット」と『PLUTO』の物語は新しい視聴者にどう受け止められるだろうか。「手塚先生は『鉄腕アトム』を通して、“AIは感情を理解できるのか”といったテーマも描いていて。それは今考えるとすごく先を行ってますよね。ただ、当時から技術の進歩に対してそんなに無邪気ではなくて、『大丈夫か?』という感覚で物事を見てる。僕も“進歩”って言葉は非常に怪しいと思っていて、視点を変えると退化していることもありうるわけですよね。目の前にある二次元の情報に近づきすぎるのではなく、時にはちょっと目を離して物事を対象化して見てみることも大事だと思う。もし今回のアニメを見てから漫画の『PLUTO』、手塚先生の『地上最大のロボット』へとさかのぼって見ていただけることがあれば、そうしたパースペクティブな視点を体感してもらえるのかなと思っています。現在から距離を置いて歴史の奥行きを知ることは、ものすごい刺激になると思うんですよね」【手塚治虫】数々の名作を残し今も読み継がれる「漫画の神様」。『鉄腕アトム』をはじめ、『ジャングル大帝』『火の鳥』『ブラック・ジャック』など今も世界中で多くの人に読み継がれている傑作を生み出し、「漫画の神様」とも呼ばれる存在。映画のような大胆なコマ割りや時間・空間の新しい表現を開拓し、漫画を芸術の域にまで押し上げた立役者でもある。“生命の尊厳”をテーマに掲げた作風を含め、後進にも多大な影響を及ぼしている。【浦沢直樹】漫画界の第一線で幅広いジャンルを描き続ける天才。1983年にデビューして以降、女子柔道を描いた『YAWARA!』や天才脳外科医を主人公に据えた『MONSTER』などの漫画を次々と発表。前者ではコメディタッチでスポーツと青春を描いた一方、後者では重厚な社会問題をテーマにサスペンスドラマを編み、こうした相反する作風を巧みに使い分けて多くの人を魅了してきた。長い時間軸で物語を展開するのも特徴のひとつ。『PLUTO』世界最高水準のロボットが次々に破壊される事件が発生し、刑事ロボットのゲジヒトやアトムも標的に。10月26日よりNetflixにて世界配信。©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション©浦沢直樹/長崎尚志/手塚プロダクション/「PLUTO」製作委員会※『anan』2023年10月4日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)取材、文・原 航平(by anan編集部)
2023年10月26日現代を生き抜く全ての人に向けた応援メッセージ人情喜劇を得意とする大浜直樹が、自ら主宰する劇団LIVESで2015年に上演し、今回脚本を一部改稿して7年ぶりの再演となる「ROOTERS〜応援者たち〜」が、7月6日東京芸術劇場シアターウエストにて開幕した。本作は、脚本の大浜がテレビドラマで培ったミステリー要素を多く含みつつ、得意のコメディを軸に展開される作品で、”応援”を生業とする集団の謎に迫る物語。キャストには、南圭介、株元英彰、高田翔、緒月遠麻、須藤茉麻、古賀成美、そして野村宏伸らが名を連ねる。初日前にゲネプロが公開されたが、とにかくステージから伝わる熱量がすごい!応援を生業としている「ルーターズ」には、誰かに背中を押してほしい、話を聞いてほしい、そんな依頼人が次々と訪れる。底抜けに明るく応援するパターンやスポーツ観戦のような応援、気持ちに寄り添うような応援など、依頼主の悩みや性格に合わせた”応援”を用意。依頼人は満足して帰っていく…。そんな様子をTVのドキュメンタリー番組が密着するのだが、「ルーターズ」たちの本名や素性は一切明かされない。それはなぜなのか?「イメージを崩したくない」というルーターズ1号(南)の言葉はやがて物語が進むことで明らかになるが、序盤はとにかく謎が多い。そもそも「応援」は職業なのだろうか?また、「ルーターズ」をはじめ、依頼人、TV番組クルーなど、登場人物のキャラクターが興味深い。観る人それぞれではあると思うが、「身近にいる人」感がどのキャラクターからも感じるのだ。日常生活で出会ったことのある人、クラスメイト、同窓生、同期、同僚、部下、上司、そして家族などを彷彿とさせるキャラクター揃いである。キャラクターに自分を重ねるのも面白いだろう。そして、本作の大きな謎でありテーマである「応援」。「応援される人たちの物語」であり、「応援する人の物語」でもあるが、なぜ応援するのか?なぜ応援してほしいのか?と問われているようでもあり、そこには様々な友情や愛情が描かれている、そんな作品でもあった。今回、開幕にあたり、南圭介、株元英彰、高田翔、緒月遠麻、そして野村宏伸からコメントが到着!南圭介コメント舞台「ROOTERS」おかげさまで初日を迎える事ができました。日々応援してくださる皆様に、この舞台を通して我々からのエールを送らさせていただきます。皆様各々、「何か」を感じとれてもらえたら嬉しいです。本当にたくさんの応援をありがとうございます。これからも励まし合い尊重し合い共に歩みましょう!株元英彰コメント「ROOTERS〜応援者たち〜」というタイトル通り、応援をテーマに、応援するとはどういう事なのか、応援されるとはどういう事なのか、それぞれの人間ドラマの中で笑えて楽しめて、最後に感動できる作品に仕上がったと心から思います。僕の役所は応援される側ですが、観にきてくださるお客様の応援を胸に、しっかりと沢野として大事にこの作品を届けられたらなと思ってます。是非、たくさんの方に観に来て頂きたいです。応援、宜しくお願い致します!高田翔コメントとにかく初日を迎えられること嬉しく思っております。お客さんに自分達が積み上げてきたものを観ていただいて、どう感じていただけるのか…ドキドキワクワクしております。キャスト、スタッフ一同、無事に千秋楽まで走り切りたいと思います。一回一回、全身全霊で臨んでいきます。ぜひ、劇場でお待ちしております。緒月遠麻コメント久しぶりの大浜さん作品のこのテンポ感。とてもドキドキしますが楽しみで仕方ないです!皆さまに少しでも、勇気と希望、ちょっとした元気パワーを持って帰って頂けたらこんな嬉しい事はないです。精一杯みんなで応援致します!広島まで駆け抜けるぞー!押忍!野村宏伸コメント今のこの時期に舞台に立てる事に感謝しています。そして、この暑い夏に熱いエネルギーを劇場に来て頂いたお客様に届けられる様、スタッフ陣、役者陣、一丸となって頑張ります!よろしくお願い致します。東京公演は7月6日(水)〜7月10日(日)まで東京芸術劇場シアターウエストにて、そして広島公演は7月14日(木)に広島市南区民文化センターにて上演される。詳細は公式サイト( )にて。【あらすじ】『あなたを、応援します』応援を生業としている、むさ苦しい男達の集団に、カメラが密着した。男達の素性は謎に包まれていたが、男達のもとには応援を必要とする者達が訪れ、男達は全力の応援で応えていた。応援を求める人々の事情が明らかになって行くにつれ、応援する男達の謎が明らかになって行く。人はなぜ応援するのか?可笑しくも哀しい、哀しくも愛おしい、今を懸命に生きる者達の人間喜劇【公演概要】「ROOTERS〜応援者たち〜」作・演出:大浜直樹●出演南圭介株元英彰高田翔緒月遠麻須藤茉麻古賀成美藤井菜央雑賀克郎古澤光徳小澤真悟那須野恵高畠麻奈虎太郎高橋みち黒崎澪江刺家伸雄木ノ下藤吉水野宏太/野村宏伸●開演時間<東京公演>2022年7月6日(水)〜7月10日(日)7月6日(水) 18:307月7日(木) 13:00/18:307月8日(金) 13:00/18:307月9日(土) 13:007月10日(日) 12:00/16:00<広島公演>2022年7月14日(木)7月14日(木)18:00※受付開始、及び開場は開演の45分前●会場<東京>東京芸術劇場シアターウエスト〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1<広島>広島市南区民文化センター〒732-0816 広島県広島市南区比治山本町16番27号(広島産業文化センター 2階・3階)●チケット(税込・全席指定/前売・当日同料金)東京公演:S席8,900円/A席6,900円/バルコニー席4,000円広島公演:S席8,900円/A席6,900円/B席4,000円●チケット取り扱いローソンチケットにて好評発売中! Lコード:32322企画・製作:(同)ものづくり計画【舞台「ROOTERS〜応援者たち〜」公式サイト】 【ものづくり計画 公式 Twitter】 【お問い合わせ】 info@mono-dukuri.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月08日現代を生き抜く全ての人に向けた応援メッセージ人情喜劇を得意とする大浜直樹が、自ら主宰する劇団LIVESで2015年に上演し、今回脚本を一部改稿して7年ぶりに再演する「ROOTERS〜応援者たち〜」のメインビジュアルが解禁された。本作は、脚本の大浜がテレビドラマで培ったミステリー要素を多く含みつつ、得意のコメディを軸に展開される作品で、”応援”を生業とする集団の謎に迫る物語である。キャストには、南圭介、株元英彰、高田翔、緒月遠麻、須藤茉麻、古賀成美、そして野村宏伸らが名を連ね、今回解禁されたメインビジュアルからも”応援者たち”そしてキャストの熱量が伝わってくるような仕上がりである。東京公演は7月6日(水)〜7月10日(日)まで東京芸術劇場シアターウエストにて、そして広島公演は7月14日(木)に広島市南区民文化センターにて上演される。チケットは好評発売中。詳細は公式サイト( )にて。【あらすじ】『あなたを、応援します』応援を生業としている、むさ苦しい男達の集団に、カメラが密着した。男達の素性は謎に包まれていたが、男達のもとには応援を必要とする者達が訪れ、男達は全力の応援で応えていた。応援を求める人々の事情が明らかになって行くにつれ、応援する男達の謎が明らかになって行く。人はなぜ応援するのか?可笑しくも哀しい、哀しくも愛おしい、今を懸命に生きる者達の人間喜劇【公演概要】「ROOTERS〜応援者たち〜」作・演出:大浜直樹●出演南圭介株元英彰高田翔緒月遠麻須藤茉麻古賀成美藤井菜央雑賀克郎古澤光徳小澤真悟那須野恵高畠麻奈虎太郎高橋みち黒崎澪江刺家伸雄木ノ下藤吉水野宏太/野村宏伸●開演時間<東京公演>2022年7月6日(水)〜7月10日(日)7月6日(水) 18:307月7日(木) 13:00/18:307月8日(金) 13:00/18:307月9日(土) 13:007月10日(日) 12:00/16:00<広島公演>2022年7月14日(木)7月14日(木)18:00※受付開始、及び開場は開演の45分前●会場<東京>東京芸術劇場シアターウエスト〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1<広島>広島市南区民文化センター〒732-0816 広島県広島市南区比治山本町16番27号(広島産業文化センター 2階・3階)●チケット(税込・全席指定/前売・当日同料金)東京公演:S席8,900円/A席6,900円/バルコニー席4,000円広島公演:S席8,900円/A席6,900円/B席4,000円●チケット取り扱いローソンチケットにて好評発売中! Lコード:32322企画・製作:(同)ものづくり計画【舞台「ROOTERS〜応援者たち〜」公式サイト】 【ものづくり計画 公式 Twitter】 【お問い合わせ】 info@mono-dukuri.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月21日人情喜劇を得意とする大浜直樹が、自ら主宰する劇団LIVESで2015年に上演した「ROOTERS〜応援者たち〜」を、脚本を一部改稿して7年ぶりに再演することが決定した!本作は、脚本の大浜がテレビドラマで培ったミステリー要素を多く含みつつ、得意のコメディを軸に展開される。ものづくり計画としては今回が初の上演となる。気になるキャストには、南圭介、株元英彰、高田翔、緒月遠麻、須藤茉麻、古賀成美、そして野村宏伸らが名を連ねた。いずれもストレートプレイからコメディなど舞台経験豊富なキャストが揃い、7年ぶりに上演される本作への期待が高まる。現代を生き抜く全ての人に向けた応援メッセージ今回上演決定にあたり、キャストを代表して南圭介、株元英彰、高田翔、須藤茉麻、そして野村宏伸からメッセージが到着!!南圭介メッセージ「ROOTERS〜応援者たち〜」星辰雄役で出演させて頂きます。役との出会い、今回ご一緒する皆様との出会いに感謝しています。それぞれの"roots"(ルーツ)を持つ人達が、それぞれの"route"(ルート)に合わせたアプローチで応援していく。そして応援していく中で自分達も成長していく。そこにエネルギッシュなスパイラルを感じました。言葉で、身体で、全力で伝える。鼓舞する。今の時代にこそ、とても大切な気がしました。この夏、我々は応援してくださる皆様を全力で応援します。押忍。株元英彰メッセージこの後この人達はどうなるんだろう?と、この役もやりたい、あの役もやりたいと、結末にワクワクしながら台本を読んで涙したのは久しぶりでした。「ROOT(熱狂的に~)応援する」ROOTERSと、応援される人達の物語。人間の弱い部分、強がり、人の優しさ、愛など、沢山の感情が渦巻く人間のリアルを感じられる作品だと思います。登場人物の誰かしらの言葉があなたを応援してくれるはずです。作・演出の大浜さんをはじめ、初めましての方々ばかりですが、今から稽古が楽しみです。是非、劇場に観に来て頂けたら幸いです。高田翔メッセージこんにちは。今回ROOTERSで安井守役を演じさせていただきます、高田翔です。初演時の台本を読ませていただいた時、素敵な作品だな、心温まるなという感想と同時に、今この時期だからこそ響くものが沢山あるなと思いました。まだまだ不安定な世の中で、気持ちの部分がどこか弱くなってしまったり、生きづらさを感じてしまっている中、誰かの応援だったり、誰かを応援することによって上を向いて歩けている…そんな気がして。だからこの作品を劇場でぜひ観ていただきたい、そう強く思いました。何気ない日常の中でもいろんな人がいて、いろんな人生があって…そんな日常の尊さをすごく感じる作品だなと思いました。ぜひ、劇場でお待ちしております。緒月遠麻メッセージ「大浜さんの心の温かくなる台本を読みつづけるうちに一人想像し笑い、感動し、もうすでに楽しみな作品になりました。今回は元気なチャキチャキおばちゃん役なのですが普段は普通におばちゃんなのに役になるとチャキチャキおばちゃんが出来るのか今は少し不安ですがまわりのキャストの皆様の芝居に乗っかりながらNICEおばちゃんを演じたいと思います!無事に幕が開き無事に駆け抜けられます様に。」須藤茉麻メッセージ大浜さんのユーモア溢れる脚本。そして、そこに役者のエネルギーが入り混じり、面白くて楽しさ全開の作品になると思っています!今作は「応援」がテーマの物語ですが、応援の形も様々あると思います。作品を通して、ご観劇くださった皆様に元気や笑顔など、何か一つでも力になれればと思っております。この作品が少しでも皆様の心に寄り添えられたら嬉しいです。古賀成美メッセージ大浜直樹さんの演出される作品に出演するのは今回で3度目ですが、毎回刺激を頂いて成長に繋がってると思うので、今回も大浜さんの演出が凄く楽しみです。応援をテーマとした物語なので、多くの方がもっと元気になれるよう精一杯頑張りたいと思います。野村宏伸メッセージ演出家の大浜直樹さんとは、過去2回ご一緒させて頂きました。これまで同様、大浜さんの演出によりまた新たな自分が発見出来ると楽しみにしています。今はこのコロナによりエンタメも変わりました。今の時期に演劇が出来る事に感謝し、劇場に来て頂くお客様に少しでも希望ある明日につなげられる、そんな作品を届けられるよう挑みたいと思います。劇場でお待ちしています!【あらすじ】『あなたを、応援します』応援を生業としている、むさ苦しい男達の集団に、カメラが密着した。男達の素性は謎に包まれていたが、男達のもとには応援を必要とする者達が訪れ、男達は全力の応援で応えていた。応援を求める人々の事情が明らかになって行くにつれ、応援する男達の謎が明らかになって行く。人はなぜ応援するのか?可笑しくも哀しい、哀しくも愛おしい、今を懸命に生きる者達の人間喜劇【公演概要】「ROOTERS〜応援者たち〜」作・演出:大浜直樹●出演南圭介株元英彰高田翔緒月遠麻須藤茉麻古賀成美藤井菜央雑賀克郎古澤光徳小澤真悟那須野恵高畠麻奈虎太郎高橋みち黒崎澪江刺家伸雄木ノ下藤吉水野宏太/野村宏伸●開演時間<東京公演>2022年7月6日(水)〜7月10日(日)7月6日(水) 18:307月7日(木) 13:00/18:307月8日(金) 13:00/18:307月9日(土) 13:007月10日(日) 12:00/16:00<広島公演>2022年7月14日(木)7月14日(木)18:00※受付開始、及び開場は開演の45分前●会場<東京>東京芸術劇場シアターウエスト〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1<広島>広島市南区民センター〒732-0816 広島県広島市南区比治山本町16番27号(広島産業文化センター 2階・3階)●チケット(税込・全席指定/前売・当日同料金)東京公演:S席8,900円/A席6,900円/バルコニー席4,000円広島公演:S席8,900円/A席6,900円/B席4,000円●チケット取り扱いローソンチケット●一般発売:6月4日(土)10:00企画・製作:(同)ものづくり計画【舞台「ROOTERS〜応援者たち〜」公式サイト】 【ものづくり計画 公式 Twitter】 【お問い合わせ】 info@mono-dukuri.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月12日山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が、主演・磯村勇斗、監督・城定秀夫で実写映画化。2022年7月8日(金)より、テアトル新宿ほか全国で順次公開される。山本直樹の漫画『ビリーバーズ』が実写映画化『ビリーバーズ』は、常に先鋭的な作品を世に送り出し、カリスマ的人気を誇る漫画家・山本直樹によるコミック。「カルト」の世界に切り込み、人間の欲望をあぶり出した問題作だ。<映画『ビリーバーズ』あらすじ>とある孤島で生活をする2人の男と1人の女。男の1人は「オペレーター」、女は「副議長」、もう1人の男は「議長」と互いに呼び合い、揃いのTシャツを着ている。「ニコニコ人生センター」という宗教的な団体に所属している3人は、『孤島のプログラム』と呼ばれる無人島での共同生活を送り『安住の地』へと旅立つ日に思いを馳せていた。朝の瞑想、昨晩見た夢の報告、テレパシーの実験、といったメールで送られてくる不可解な指令を実行し、時折届けられる僅かな食料でギリギリの生活を送る。それらすべてが、性欲や過度な食欲に物欲といった俗世の汚れを浄化し「安住の地」へ出発するための修行なのだ。だが、飢えとの戦い、突如現れた外界からの侵入者、ほんの僅かなほころびは、徐々に互いの本能と欲望を暴き出してゆく。磯村勇斗が映画初主演&原作者の山本直樹も出演■主人公:オペレーター役:磯村勇斗主人公は、3人のうち最も序列の低いポジションに置かれ、純粋な信仰心と抑えきれない欲望の間で揺れ動くオペレーター。宗教的な団体の中で、食欲、性欲などいかなる欲も捨て去り、浄化を目指す。演じるのは、映画初主演となる磯村勇斗だ。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」ではヒロインと恋に落ちる心穏やかな好青年役、映画『ヤクザと家族』ではヤクザ相手に一歩も引かないアウトロー役など、幅広い演技をみせてきた磯村勇斗。第45回日本アカデミー賞では、『ヤクザと家族 The Family』・劇場版『きのう何食べた?』の2作品で新人俳優賞を受賞するなど、ますます注目を集めている。■副議長役:北村優衣物語のヒロインである副議長は、映画やテレビドラマ、バラエティと幅広く活躍する北村優衣が演じる。熾烈なオーディションを経て選び抜かれた存在感を発揮し、時に天真爛漫に、時に激しく全身全霊で演じきっている姿に注目だ。■議長役:宇野祥平議長は、3人の中で一番の狂気を見せる存在であり孤島のリーダーでもあるキャラクター。『罪の声』『本気のしるし』などの演技が特に高く評価され賞レースを席巻した宇野祥平が演じる。■第三本部長:毎熊克哉DVをふるう夫から副議長を救い出し、ニコニコ人生センターに勧誘した人物。副議長と恋仲の噂もある幹部。映画『ケンとカズ』『孤狼の血 LEVEL2』『猫は逃げた』などの毎熊克哉が演じる。■先生:山本直樹ニコニコ人生センターの信者たちから「先生」として慕われる人物。世間からは殺人集団と呼ばれる団体へと暴走する。原作者の山本直樹本人が出演。音楽は曽我部恵一音楽は曽我部恵一が担当。不穏かつ繊細なサウンドトラックと、書き下ろしの主題歌「ぼくらの歌」が、映画『ビリーバーズ』をさらに深淵な境地へと導いている。監督は城定秀夫過激な内容ゆえ実現不可能とも言われた漫画『ビリーバーズ』の映像化に挑むのは、城定秀夫。2020年『アルプススタンドのはしの方』で高い評価を獲得し、2021年には瀬戸康史主演『愛なのに』を手がけ、2022年には田中圭主演『女子高生に殺されたい』も公開となる城定秀夫が、自ら実写映画化を熱望した。長年のファンであるという山本直樹へ最大限のリスペクトを込めながら、絡みつくような官能美に、乾いたユーモアとヴァイオレンスを交えた映像世界をつくり上げる。【詳細】映画『ビリーバーズ』公開時期:2022年7月8日(金) テアトル新宿ほか全国順次公開原作:山本直樹「ビリーバーズ」(小学館「ビッグスピリッツコミックス」刊)監督・脚本:城定秀夫出演:磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平、毎熊克哉、山本直樹制作プロダクション:レオーネ配給:クロックワークス、SPOTTED PRODUCTIONS製作委員会:『ビリーバーズ』製作委員会※R-15■ムビチケ発売日:4月22日(金)~価格:1,400円特典:ニコニコセンターマーク入りの オリジナルステッカー ※数量限定
2022年03月17日「YAWARA!」や「20世紀少年」などで知られる浦沢直樹先生が、令和4年3月5日開催予定の「第8回全国漫画家大会議 in まんが王国・土佐」に出演決定しました。今回、そのコラボ企画として、高知まんがBASEにおいて、「浦沢直樹原画展」を開催します。「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載中の「あさドラ!」の原画約30点を展示します。【原画展の概要】展示内容: 「あさドラ!」原画 約30点開催期間: 令和4年2月18日(金)~3月23日(水)開催場所: 高知まんがBASE 1階まんが読書コーナー高知市丸の内1-1-10 県立公文書館内開館日時: 月・水・金 13:00~19:00土・日・祝日 10:00~17:00休館日 : 火・木※高知まんがBASEの開館時間中にご覧いただけます。HP : 入場 : 無料〈参考〉「第8回全国漫画家大会議inまんが王国・土佐」での浦沢直樹先生の出演内容タイトル: 浦沢直樹のひとり漫勉~歌って語って描きまくる!~in高知開催期間: 令和4年3月5日(土)開場19:00 開演19:30開催場所: 高知県立美術館 美術館ホール定員 : 200名 ※事前チケット購入者のみ入場可能チケット: 2月11日(金)より販売開始詳細は「浦沢直樹のひとり漫勉~歌って語って描きまくる!~in高知」の特設ページをご覧くださいHP: ●主催主催:まんが王国・土佐推進協議会(事務局:まんが王国土佐推進課)チラシ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月14日11月6日と7日に浜離宮朝日ホール・小ホールで行われる朗読劇『クローバーに愛をこめて』(作・演出:大浜直樹)。この朗読劇は、舞台『刀剣乱舞』など2・5次元の舞台で活躍する俳優の高本学と、『おそ松さん』や『鬼滅の刃』などに出演している声優の山下七海が声で紡ぐ、愛の物語である。幼馴染である英雄と愛美が幼少期に出会い、小学、中学、高校と過ごし、やがて結婚し子どもが生まれる……2人の人生を日記を読むような形でそれぞれの視点で紡いでいく朗読劇。その物語に触れた感想、そして、それぞれの子どもの頃を振り返ってもらった。英雄として違う人生を歩むことで、自分の人生も豊かになった感じがしましたーー朗読劇にはどんな印象を持っていますか?高本学(以下、高本)僕は基本的に2.5次元舞台と言われる、アニメや漫画を原作にしている舞台によく出ているので、朗読劇はあまり経験がないんです。舞台では身体表現をしながら芝居をするのですが、朗読は、声の心地よい音色とか体に頼らずに感情を伝えるのが魅力だと思うので、それを最大限引き出していければいいなと思いました。僕の場合、演じながら手とかが動いてしまうんですけど、それも役者がやる朗読劇の見せ方なのかなと思うので、自分なりの表現ができればいいですし、それが山下さんの表現と合わさることでいい化学反応を起こせば、すごく面白い朗読劇になるのではないかと思います。ーー声優と朗読の違いというのもありますか?山下七海(以下、山下)声優は顔が出ないところでお芝居をするので、頭の中ではキャラクターと同じように動いているんですけど、声だけのお芝居ではまた違ったスキルや表現方法が必要とされるところがあると思います。逆に私は舞台の経験があまりないんですけど、他の人がセリフを言っている間も、そのキャラクターとして生き続けることがすごく新鮮だったんです。目線ひとつひとつに意味があって、そのすべてを見られている状況が、私にとっては難しい印象がありました。だからそれをいつも経験されている高本さんと一緒に朗読させていただくことで、私もいい刺激を受けながら一緒に読めたらいいなと思っています。ーーそれぞれの良さが生きるところが朗読劇にはあるかもしれませんね。本の読み合わせをされたそうですが、そこではアプローチの違いのようなものを感じましたか?高本違和感があることもなく、すごく心地良い音色だったので、新しい感覚でお芝居することができて面白かったです。普段演劇でセリフを掛け合うときは正面で真っ当に向き合ってやるんですけど、朗読の場合は正面(客席側)を向きながらセリフを言い合ったりするので、また違う魅力があるんですよね。そうしながらも、お客さんにすべての感情をもらっていただけるように作り上げることは難しいところであり楽しみなところでもあるので、やりがいを感じています。山下お芝居をしている意味ではいつもと変わらないことだったので、普段舞台をやっている方だから違和感があるとかは私もまったくありませんでした。これから一緒に作っていくことを想像して、ワクワクしながら本読みをさせていただきました。ーーそうなると、あまり変わらないのかもしれないですね。高本発声の仕方とかがもしかしたら違うのかもしれないですけど、お芝居をするという意味では一緒なのかなと思います。観た方が愛美に寄り添いたいと思うシーンはいっぱいあるーー今回の朗読劇『クローバーに愛をこめて』は、幼馴染の英雄と愛美の出会いから結婚、そして添い遂げるまでを描いた物語なのですが、台本を読んだ感想を教えていただけますか?高本僕はすごく感動しました。台本を読むときは基本的に声を出しながら読むんですけど、初めのほうから涙が出てきてしまって……。すごく感情移入できる本ですし、お客さんにもその感情が伝わりやすい内容になっていて、クスッと笑えるところもあるので、観ていて飽きないと思います。僕はこの主人公たちの半分くらいしか生きていないですが、希望に満ちた内容になっているんですよね。これからいろいろなことが人生にあるんだろうなって。英雄として違う人生を歩むことで、自分の人生も豊かになった感じがしました。山下幼馴染という近い存在なんですけど、英雄ちゃんと愛美の生き方が全然違っているんですよね。ひとつのことに全力で向かっていく英雄ちゃんと、いろんなものに向き合いながら時に苦しんだりしている愛美。このふたりがどうなっていくのかは、ラブストーリーという意味でもそうですが、人生として考えさせられました。みんなどこかに共感ができるような本になっているので、観て聞いてくださる方も、気持ちがわかるシーンがたくさんあると思います!ーー演じている役柄について、教えていただけますか?高本英雄は真っ直ぐで、いつまでも純粋な少年のような人間なんです。物語は5歳から始まるんですけど、愛情もちゃんと知っていますし、愛美と過ごす時間の大切さを経験してオトナになっていく姿がキラキラ輝いているんですね。今回朗読することによって、山下さんが演じる愛美からさまざまな感情を受け取りながら、役が芝居中に進化していけば、より英雄に近づけると思うし、その感情の交換が楽しみです。でも実際、これだけ真っ直ぐで行動力のある人はなかなかいないと思います(笑)。だからこそ憧れるし、魅力的な人間だと思うので、そこは最大限引き出していきたいなと思います。山下愛美は英雄ちゃんとはうってかわって人間味のあるキャラクターです。人生の中で苦しいことも幸せなことも経験していくのがわかりやすく書かれているので、誰しもが抱えている「こういう気持ちあるよね」というのを表現しているのが愛美だと思っています。好きなことに突進していける英雄ちゃんが本当に羨ましいし、そういう存在が近くにいる愛美はどう感じているんだろうと私も思うんですよね。そのほかにも、観た方が愛美に寄り添いたいと思うシーンはいっぱいあると思います!ーー英雄はある意味ヒーローであり、愛美はいい意味で普通というか、すごく共感できるキャラクターだなと思いました。山下そんなにキラキラできないよ!って英雄ちゃんを見ると思ってしまいます(笑)。“幼馴染み”のふたりは基本的に報われない?ーー作品では時間がどんどん過ぎて成長していきますが、これはどのように演じていくのでしょうか?高本今回は日記のような感じで、小学生になったとか中学生になったと台本にも書いてあるので、そこはお客さんにも伝わりやすいのかなと思います。だから、その年齢になったという違いも芝居で見せられたらと思っています。ーーどこかの地点から振り返るとかではなく、そのときの年齢で読み進めていくのですね。高本そうですね。5歳から始まるので、5歳のときは5歳の読み方になるので、年齢によって読み方は変わってくると思います。ーー高本さん的には、幼少期が大変ですよね。高本そうなんですよ! 嘘っぽくならないようにとかはいろいろと考えているのですが、そこは振り切って、5歳からやるのがいちばんなのかなと思っています(笑)。声変わりもしていますからね……そこは課題だと思って頑張っていきたいです。山下5歳って、アニメの場合はだいたい女性が声をやりますからね。そういう意味では大変だと思います。ーーあとは自分の年齢を越えてから、結婚、出産と続いていくので、そこも難しそうです。山下私は、母性を表現できるかがキーになってくるんだと思います。母性……ないような気もするんですけどね(笑)。猫ちゃんを飼っているので、その子に対する母性はありますけど、自分の子供ってまだイメージができていないから、稽古までにイメージを膨らませて挑もうかなと思います。ーー今回、幼馴染というキーワードも出てきましたが、幼馴染にはどんな印象がありますか?高本アニメとかではよく幼馴染って設定、ありますよね?山下でも基本的に報われないですけどね(笑)。現実はどうなんだろう。高本現実もそうじゃないですか。幼馴染同士で結婚するって、なかなか聞かないですから。山下確かに結婚している人とかはいないかもしれないですね。高本でもいいなとは思いますよね。オトナになっても仲良くできている幼馴染がいるとか、自分のことをずっと知ってくれている人がいるのって、すごく安心感があると思います。ーーでも実際は、引っ越しとかのタイミングで疎遠になってしまいますよね。高本そうですね。どこかのタイミングで会わなくなったりしてしまいますよね。でも僕からしたら理想ですよ。幼馴染の人と好きで結婚しようってなるのは。山下私、現実に幼馴染はいるんですけど、英雄ちゃんのキャラクター像からはかけ離れているんですよね(笑)。でも昔の経験は参考にしつつ、朗読に活かそうとは思っています。俳優と声優、ふたりのいい化学反応がうまれればーー朗読劇では幼少期の話も出てきますので、作品に絡めつつおふたりの幼少期のお話を伺ってもいいでしょうか?高本英雄と絡めるのは難しいなぁ(笑)。でも小学生の頃は活発だったので、英雄ちゃんに近かったです。小学生の男の子って無防備というか、やたら高いところから飛んでみたりしますよね?あと、無理だろ!っていうような小さい穴をすり抜けられるかチャレンジしたり、触ったらダメと言われている危ないものを触ってみたり……だから小学生の頃はよく怪我をしていました。でも中学生になってからは、おとなしくなったんですよ。友だちもそんなに多くなかったので、地味な中学生で、そこからは落ち着いた学生時代だったかなぁと思います。ーー中学生から落ち着いてしまうのは早いですね。高本そうなんですよ。小学校を卒業したくらいで、物事がちゃんと見えるようになったというか、考えられるようになったんです。危ないことには挑戦しないとか(笑)。小学生の頃は怪我ばかりして、あんなに親に迷惑をかけたのに。山下私はどうだったかなぁ。四つ葉のクローバーは探した記憶がすごくあります!男の子はあまりしないのかな?高本探しましたよ。山下そうですよね!小学校1~2年だったと思うんですけど、学校のこのあたりにあるらしいよって噂があって、放課後にみんなで探しに行ったりしました。それで見つけて、連絡帳に挟んで先生にプレゼントをしたり、そういう経験はあります。そんなふうに私も小学生までは外で遊ぶことが多かったです。逆上がりの練習をしたり、クラスで絶対にいちばんにできるようになる! と思っていたので、縄跳びの二重跳びも誰よりも練習したり、活発だったと思います。ーー山下さんはいつ頃落ち着いたのですか?山下私もやっぱり中学生の頃ですかね。吹奏楽部に入って、周りが女の子ばかりだったので、校庭で走り回ろうみたいな感じにならなかったので、そのあたりから落ち着きました。ーー愛美はピアノをしていますし、おふたりの幼少期の経験が朗読劇に活かせるのではないかと思いました。では最後に、読者へのメッセージをお願いします。高本素晴らしい内容の本になっていますし、観ている人にいろいろな感情を受け取って帰っていただけるような朗読劇になると思います。山下さんと初めて朗読劇をやらせていただくので、そこでいい化学反応が生まれ、観ているお客さんがこのふたりで良かったねと思っていただけるような内容になるよう稽古をしていきたいと思っていますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけると嬉しいです。山下英雄ちゃんというキャラクターも愛美というキャラクターも、素直なところが似ていると思うんです。生き方は全然違うんですけど、そういう素直なところに聞いてくださる方は胸を打たれるのではないかと思うので、私も素直にお芝居をしたいと思っています。高本さんとは「はじめまして」での朗読になるのですが、普段俳優さんと関わることもないので、良い刺激を受けながら頑張っていきたいと思っていますので、楽しみにしていてください。取材・撮影・文:塚越淳一朗読劇『クローバーに愛をこめて』2021年11月6日(土)、7日(日)会場:東京・浜離宮朝日ホール・小ホール出演:高本学、山下七海
2021年11月02日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が23日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』の「あいみょん・ハンバートハンバート・クリープハイプ尾崎世界観・槇原敬之!今あえて語る『世界に一つだけの花』【#44 百の三】」に出演。SMAPの楽曲で、槇原敬之が作詞作曲した「世界に一つだけの花」について語った。「自分を大人にしてくれた名言」のトークテーマで、「散々語られたきた」と前置きした上で同曲を挙げた又吉。「僕らはついつい他人の評価を気にしすぎてしまうところがあって」と切り出し、「子どもの頃から、わりとみんなそういう環境で生きている人は多いと思うんですよ。でも、よく考えてみたらそこにあるだけのもの。例えば太陽とか月とか海とかって、好きや嫌いで語られるものではないじゃないですか。僕は月がすごい好きなんですけど、別に月は僕を喜ばすためにきれいなわけではない、というか。そもそもあの形で存在している」と持論を交えた。さらに、「どこかで誰かが『私、月を見ると寂しくなるから嫌いなんだよね』という人がおったとしたら」と仮定し、「別に君たちのためにあるのではなくて、月はここにあったんだよと。他者の評価なんて気にしてないんですよね。そもそも花も、喜ばすために美しく咲くわけではない」と付け加えた。頭ではそのように理解しつつも、「なかなかそういうふうに思えない」と吐露し、「なかなか他人の評価から脱却できないじゃないですか」と投げかける又吉。「超有名な歌手としてシンガーソングライターとして若い頃からずっとあらゆる国民の目にさらされ続けてきて、消耗して疲弊してきた槇原さんという天才がこれを言ってくれんねやっていう。想像するだけでめちゃくちゃ大変なんやろうなとという人が、その形のまま自分ができる一生懸命をやればそれでいいと言い切ってくれる心強さ」と歌詞の魅力を熱弁し、「なかなかこれだけ多くの人に響く歌は作れないですよね。これも名曲というものなんでしょうね」と絶賛していた。
2021年07月24日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」のなかで、「僕のことを大人にしてくれた」というサッカーコーチとのエピソードを語った。高校時代はインターハイに出場するほどの実力者だったが、サッカーを始めた小学校時代は、「そんなに上手くなかった」という又吉。ある時、コーチから「自分のことを上手いと思うか?」と聞かれ、チームメイトが「下手だと思います」と答えるなか、「みんなと違うことを言ったら、褒められるかもしれない」という下心で、「下手だと思いません」と返したそう。しかし、コーチは、「自分のことを下手だと言ったやつは伸びる」と発言。思惑が外れ、「僕だけ伸びないってことなんですよ。めちゃくちゃ恥ずかしくて……」と当時の心境を吐露しつつ、「その言葉だけは受け入れたらアカンって思ったんですよね。受け入れたら、ホンマに伸びないってことやし、成長しないってことやから。コーチにかけられた呪いをどうやって解くかは、練習あるのみだと思って、そこからむちゃくちゃ自主練するようになるんです」と、自身の中で変化が起きたことを明かした。その後、プロが使う5号サイズのボールを購入し、公園で自主練を重ねた結果、「100回もできなかったリフティングを、短期間で600回くらいできるようになった」という又吉。「本当にそのコーチの言葉のおかげです。よし、頑張ろう! って。コーチがめちゃくちゃみんなの前で恥をかかせてくれたおかげで、努力することが恥ずかしくないっていう。そのおかげで、中学では1つ上の学年で試合に出してもらったり、高校にもサッカーで行かせてもらえるようになったので、全部つながってる」と感謝しきりだった。
2021年07月14日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。劣等生だった中学時代に出会った恩師に対し、感謝の気持ちを語った。この日公開された動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」で、中学時代の出来事を振り返った又吉。サッカーに夢中だったため、まったく勉強していなかったそうで、「将来は芸人になるって決めてたんで、勉強はとりあえず一旦置いといたんです。だから、すごいアホなんですよ。アホであることを、恥ずかしいとさえ思ってなくて」と、当時は開き直っていたことを明かした。そんな又吉に対し、英語の先生はとても優しくしてくれたようで、「テストは記号問題だけ書いて、あとは裏に絵を描いたりしてたんです。その先生は絵に点数をつけたりしてくれて」と回顧。また、授業参観日には、生徒全員が順番に当てられていたが、勉強ができなかった又吉だけが当てられなかったそう。「行き過ぎた優しさだし、不自然過ぎる」と不満に思っていたところ、授業の最後で、英語に関係ない見せ場を作ってくれたと言い、「変なことやってめちゃウケて。優しい先生だった」としみじみ振り返った。一方で、英語の先生に対する失敗談も告白。友人に志望校を聞かれた又吉は、「何も考えてなかったんですけど、ふざけて地元で一番賢い高校を言ったんですよ。友だちは僕がアホなのを知ってるから、笑うじゃないですか」とウケ狙いで答えたというが、先生に「なんで笑うの? 今から頑張ったら行けるよ」と真剣に諭されたという。その時に、「先生は勉強を教える存在としてここにおんねんから、一番やったらアカンふざけ方をしてしまったと思って、すごい恥ずかしくて……」と、自身の発言を後悔。この経験から、「誰かが大切にしてるものを傷つけるような、損なうようなふざけ方は基本的にアカンねんなって思ったんです。その人はこれを大切にしてるから、これでふざけちゃダメ。それ以外のところでやる」ということを学んだ又吉。その後は受験勉強をして、「行って良かったと思える高校に、結果的には入れた」そうで、「アホはアホでいいと思うけど、ちゃんと勉強してる人こそ偉いなと思うようになった」「学ぶことを軽んじることがなくなった」と話していた。
2021年07月11日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「すべての教育者に見てほしい!又吉少年を成長させてくれた恩師たちの『大人になった今でも心に残る名言』【#39 百の三】」のなかで、人間の成長について持論を展開した。子供の頃からサッカー部に所属し、高校時代はインターハイに出場したこともある又吉。サッカー初体験は保育園だったそうで、「“手で触るのはハンドといって反則です”って先生に教えてもらってやってたら、ボールが手に当たっちゃった」というエピソードを披露。当時の又吉が、正直に自己申告すると、先生に「わざとじゃないなら、ハンドじゃないよ」と言われたそうで、「すごいうれしくて。ハンドじゃなかったんやと思って安心した」と懐かしそうに振り返った。しかし、小学3年生くらいになると、「めちゃくちゃせこくなってきて。“わざとじゃない”ということで、サッカーの試合中にハンドしたりするようになった」と言い、「(保育園の)先生の優しさを踏みにじるような。正直な自己申告に対して、“わざとじゃないならハンドじゃない”っていう一番美しい形ができてたのに。10歳になった僕は、わざとハンドををして、嘘をついて反則して……。すべて逆」と、ほろ苦い思い出を吐露。この出来事から、「人間が年齢を追うごとにどんどん成長していくなんて、ホンマなんか? って思うのがあるんですよね」という疑問を抱いた又吉。「出来てたことが、出来んようになってるやん。めちゃくちゃ悪いことができるようになった!っていう考え方もできるんですけど……」と語りつつ、「“わざとじゃないならハンドじゃない”っていう、先生の優しい言葉はずっと残ってますね。これ大事やなと思って」としみじみ思い返していた。
2021年07月10日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が20日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「明石家さんまが後輩にバトンを繋いだ熱い夜…カリスマたちのリーダー論【#33 百の三】」のなかで、明石家さんまの感動秘話を明かした。今から7~8年前、さんまや相方の綾部祐二、平成ノブシコブシ・吉村崇らとカラオケに行ったという又吉は、「誰かが歌い始めるまで、まず1時間半くらい、さんまさんがずっとしゃべってるんですよ。なんか食べたり飲んだりしながら、ずっと面白いことをやって」と回顧。さんまのトークが一段落し、ようやくカラオケが始まるも、「僕が(吉田)拓郎さんの歌を歌ったら、さんまさんがすぐ消すみたいなノリがあって。こうやって遊ぶんやって思いながら」と、懐かしそうに振り返った。そんななか、さんまが「お前たちに捧げる」と言いながら、吉田拓郎の「イメージの詩」を歌ってくれたそう。同曲について、「古い船に新しい水夫が乗り込んでくるから、これからは新しい水夫の時代が来るんやって。新しい海に水夫たちが出て行くんやっていうニュアンスの、若者に力を与えるような曲」と説明した又吉は、「そのときは、“60歳で引退する”って公言されてて。本当にそういうときが来るんやと思って……」と、さんまからのメッセージに感激したことを明かした。「若い人たちにこんなことまで言ってくださるんやって感動してたんですけど」と語った又吉だったが、「いまだにバリバリ現役でやってる(笑)」とツッコむ場面も。「古い水夫が古い船の先頭に立って、新しい海に漕ぎ出しまくってるっていう。新しい水夫の方が、先に船を降りたりしてますからね」と苦笑いでジョークを飛ばしつつ、「それがやっぱりカッコいいんですけどね」と、60歳を過ぎてもなお、第一線で活躍し続けるさんまに感服していた。
2021年06月22日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が4日、公式YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「百の三新章スタート! 自分を育ててくれた名言&迷言…天才ボクサーや一流デザイナーの金言も【#28 百の三】」内で、ファッションデザイナー・ドン小西の金言を明かした。ドン小西と会った時に「衣類とファッションは違うんだよ」と言われ、「グッときた」という又吉。「衣類というのは日常的に着る物。ファッションっていうのはアートの領域にある物っていう意識がたぶんあって」としながら、「寒くてもちょっと薄着やったり、暑くてもちょっと厚着やったり、『それ合ってるんですか?』っていうオシャレな人いるじゃないですか? でもそれでいいんだっていう。だからそこ噛み合わへんのやと思って。衣類の話してる人とファッションの話してる人が噛み合ってなかったんやと思って、すごい腑に落ちたんですよね」と話した。スタッフが「機能性の話をする人もいますもんね」と相槌を打つと、又吉は「でも、ファッションはそうじゃない。と言いながら、僕が40代に突入して、どんどんファッションから衣類のほうに移行しつつあるんで、ちゃんとカッコつけて、ちゃんとオシャレせなあかんなと思うんですけど、楽になりつつある」と内省。また、「ドンさんに初めてファッションチェックされた時もやっぱり痺れましたね」と言い、自身のファッションを見たドン小西から「褒めるしかないけどいい?」と絶賛されたことも明かした。
2021年06月10日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が4日、公式YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、動画「百の三新章スタート! 自分を育ててくれた名言&迷言…天才ボクサーや一流デザイナーの金言も【#28 百の三】」を公開。女優の樹木希林さんから言われ衝撃を受けた言葉を明かした。動画の中で「めちゃくちゃ大事にしている言葉」として、希林さんとの対談を振り返っていく又吉。希林さんから「私の友達が『火花』読んだって言ってたよ。なんかあんまり面白くなかったって言ってたよ」「良かったね。みんなが面白いと思うようなものを作らなくて」と言われたそうで、その言葉に「痺れましたね」と感じ入る。さらに希林さんは「私は面白かったよ」と続けたと言い、又吉は「みんなに喜ばれたいって気持ちが出てくるじゃないですか? それはそれでいいと思うんですけど、こういう覚悟の決まり方をしてる先輩を見ると、物作りの根幹の部分はこういう感覚を持っていないとやっていかれへんなとは思いますね」と持論を述べた。また、希林さんとの初対面の際には「良かったね。辞めてなくて」「あなたみたいな変な人はこの世界向いてないから、辞めちゃうんじゃないかと思ってたんですよ。続けてて良かった良かった」と声をかけられたと回顧。その初対面の前に、希林さんは又吉と作家・せきしろ氏の著書『カキフライが無いなら来なかった』を読んでいたらしく、又吉は「本を読みながら『この感覚やったら辞めるやろな』と思ったんじゃないですか?」「向いてないってことを武器にしながら戦ってるところありますけどね」と笑った。
2021年06月09日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が5日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、動画「初の視聴者コラボ企画!GW明け…色々悩んでる新社会人への提言【#26 百の三】」を公開。新社会人に向けて、仕事のアドバイスを語った。新社会人に伝えたいことを聞かれ、「僕はずっとできなかったんですけど……。できなかったからこそ思うのは、先輩に相談する」と話した又吉。できないことがバレたくないため、隠れて頑張る人が多いというが、「先輩に言っちゃった方がいいんですよね。これが苦手でとか、よく分からなくてどうしたらいいですか? って。見て学べって言う人もいるかもしれないですけど、半分以上の人はアドバイスをくれると思う」と続けた。また、アドバイスをした先輩側の心理として、「そのアドバイスが有効であることを証明したくなる。だから、無意識のうちに、先輩はその後輩を助け出すんです。アドバイスの強度を高めるために、後輩をフォローし始める」と分析し、「それが個人で問題を抱えるんじゃなくて、チームで問題を抱えるということ。先輩が助けてくれるから、目標が実現しやすくなるっていうのがあるんじゃないかな」と、先輩に相談するメリットを語った。自身も、後輩のパンサー・向井慧から「ライブに彼女が来る」と相談され、「なんとかせなあかんっていう意識になって。全然そんなタイプじゃないのに、普段絶対やらない動きをして」、舞台上で向井を盛り上げたそう。その結果、ライブは大盛り上がりしたと言い、「会社でも新入社員の人が抱えてる問題って、チーム全体に影響を及ぼすときがありますもんね。そこが上手くいくと、全体が良くなるから、相談するのがいいんじゃないですかね」と、話題を締めくくっていた。
2021年05月11日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が先月28日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、新社会人に向けた動画「自分の職場や業界に天才が現れた時…嫉妬して意味ある? 挑戦して傷つく? 又吉の究極持論【#24 百の三】」を公開。敵わないと思った“天才”が現れたときの向き合い方について、持論を語った。“天才”に対する心の持ちようを聞かれた又吉は、「まずはちゃんと嫉妬していい」と話し、「“天才”だからって、別枠みたいになるときないですか? 俺らの負けにもならんし、あの人は“天才”だからみたいな。それって、ちょっとセコいかなって」「“天才”のように見えるけど理由があるはずやし。その人自身の存在やその人が過ごした時間も関係してるから、“天才”で片付けていいんかな? って。そんな人と会えることとか、そんな人に嫉妬できるチャンスはなかなかないから、めちゃくちゃ苦しんでもええんちゃうかな」とキッパリ語った。“天才”を尊敬したうえで、「そこから何ができるか」と続けた又吉。「“天才”にみんな憧れるけど、ボコボコにされてる俺の姿にも何か思うんじゃないかって。ここから、自分が何か生み出せるものはないかなって模索し始めて作る、っていう日々を積み重ねていって。10年負けた私の記録は、瞬間的なあいつの輝きに匹敵し得るんじゃないか。その感情とか温度を持ち続けられてるなら、嫉妬し続けて、それを燃料にしてやればいいし」と言い、「こいつと全然違うアプローチで、全然違うものをやろうって思うことが大事」だと力説した。また、又吉は、「僕に限りですけど、応用してもらえるなら」と前置きしながら、「僕は今までに出会ったことがないくらい、自分が作るものが好き。超好きなんですよ」「寝る前に読むのは自分の本。自分で作ったものを読んで、面白いな~って(笑)」と、胸を張って告白。「僕が観た全作品、全芸人、参加自由の大会なんですけど、“又吉CUP”においては、毎年僕が優勝してる」そうで、「自己否定も強いけど、自己肯定も強い。あの人はすごい“天才”や、あの人には勝てないって思っても、自分が好きなもの、自分が一番興奮する方法は自分しか知り得ないっていうアドバンテージがあるから、結構やっていける」と熱弁していた。
2021年04月02日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が24日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。「千鳥大悟からピカソやビルゲイツまで…天才から何を学ぶ?どう吸収する?【#22 百の三】」と題した動画内で、千鳥・大悟とのエピソードを語った。先輩だが年齢が近く、プライベートで飲みに行くほど仲が良いという又吉と大悟。周囲からは、なぜ仲が良いのか不思議がられるそうだが、「日本で多くの人が、千鳥は面白い、大悟は面白いって言ってて。僕ももちろんそう思うんですけど、僕だけ、生き物としての大悟さんを面白がってるところがあるんですよね。この人、どうなって今こう思ったんやろう? とか、そういう面白さがありますね」と、大悟に魅かれる理由を説明。又吉が、小説『火花』を発表したときは、「小説なんて読んだことないけど、又吉が書いたからこれだけ読むわ」と言われたそうで、「3日後くらいに、何してる? 又吉と汚い店で飲みたなってなぁって。『火花』は先輩と後輩がそういう店で飲み始めてっていう話だからかと思って飲みに行って」というエピソードを披露。しかし、大悟は冒頭の17ページまでしか読んでいなかったそうで、「なんかすごくないですか? 誰よりも、小説から受ける影響が早いんちゃうかな。その感受性ってすごいなって思った」と、驚いたことを明かした。大悟と話していると、「うわ~、それ書けばよかった」と思うことが多々あるという又吉。「例えば、喫茶店のシーンで、雨降ってたやろ? って。喫茶店に入ったら、多分マットが敷いてあって、後輩の方はトントンって2回やるけど、先輩の方はマットを踏まんで飛び越えていくやろ? みたいな。書いてないことを次々と読むんです。普段から、自然にそうやって情報が入ってくる人なんですよね。だから、面白いですね。しゃべってたら」と、大悟の面白さについて熱弁していた。
2021年03月30日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が21日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、芥川賞受賞に対する本音を打ち明けた。「新社会人のために語り出して8時間経過…又吉本人にまさかの変化が!【#21 百の三】」と題した動画内で、「自分の人生に期待してない」と語った又吉。「どうなっても、まあそっかと思ってる。ネガティブなときだけじゃなくて、ポジティブなときにも。『キングオブコント』で準優勝したときも、ああ、あのネタがそうやったんやって。そういう考え方なんですよね」と、何が起こっても冷静に受け止めていることを明かした。そう考えるようになったきっかけは、ピースとしてデビューしたとき。かつて組んでいたコンビ・線香花火が解散し、ピースとしてデビューするまで一カ月も経っていなかったため、相方の綾部祐二は、「前のコンビを応援してくれてたお客さんの感情を逆なでするようなことになる。半年とか時間を置いて始めた方がいい」と大反対。しかし、当時の又吉は、「芸人を続けるんだったら、すぐにやって見てもらわなあかん」と押し切ったそうだが、その結果、「前の相方の気持ちを考えられないのか!」とファンに怒られてしまったそう。この経験から、「俺、勘違いしてたと思って。俺のことを応援してくれてたと思ったら、俺じゃなくて線香花火っていう活動を応援してくれてたんやって」という気づきがあったという又吉。そのため、小説『火花』で芥川賞を受賞した際も、「そういう意味で期待せーへんから。(受賞して)なんでそんな感じなんですか? って言われるけど、ホンマに失礼ですけど、何とも思わないです。何とも思わへんし、ありがたいな、作品をちゃんと読んでくださったんやとしか思わないんですよね。“俺”じゃないし」と、あくまで作品の評価として受け止めていると語っていた。
2021年03月29日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が19日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。「否定されたり、ベタと思われがちなことに実は大切な真理が…【#20 百の三】」と題した動画内で、他人にお金を貸さないワケを語った。お金について、「他人にお金を貸してはいけない。自分が損するだけじゃなくて、相手も99%、借りた金では本気出さない」と語った又吉。その例えとして、「自分で買った本はめっちゃ読む。でも、借りた本はちょっと温度が下がる」と言い、「これがお金のときは、ホンマにそうで。他人の金で店やってる人なんて、店が潰れてもそんなに気にしない。自分で店をやってる人は死ぬ気でやるし、なんとか店を守ろうとする愛情が違ったり。他人に借りた金って、本当の価値は全然分からへんから。みんな厳しめに言った方がいいと思いますね」と力説した。続けて、江戸時代後期に書かれた上田秋成の『雨月物語』について言及した又吉は、「その中にお金の話があって。お金の精が出てきて、みんなはお金より大事なものがあるとか言ったり、平気でお金をどんどんどこかにやってぞんざいに扱う。でも、あなたはケチって言われてるけど、毎晩お金を見て、誰にも貸さない、誰にも渡さないって言って、お金のことを愛してくれた。自分のことを愛してくれる人のところに集まりたいと思うのは当然でしょう? みたいなことを言うんですよ」と、物語の一部を紹介。又吉自身も、「お金じゃなくて、人と人のつながりが大事だ。お金は頑張って仕事をしたら、いつか返ってくるものだから、大切なのはお金じゃない」と考えていたそうだが、「俺、めっちゃお金のことなめてたわと思って。お金もこの世界にある一つの形なのに、そこに対する敬意みたいなものを持ってなかったなと思って。ケチじゃないとか、お金にうるさくないっていうのが、美徳としてあると思ってたんですけど、逆やったなと思って」と、同作に影響を受けたことを明かしていた。
2021年03月27日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が19日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。自身が尊敬している芥川賞作家・中村文則氏の言葉に感動したエピソードを明かした。「否定されたり、ベタと思われがちなことに実は大切な真理が…【#20 百の三】」と題した動画内で、「性格は直せる」と語った又吉。そう考えるきっかけとなったのは、中村の存在だったそうで、「作品がすごい繊細で。自分の内面に向かっていく、暗い感情を持ってる主人公が多くて。こういう小説を書く作家さんは、共通するところがあるんじゃないかと思ってたんですけど、会うと明るくて優しかったんですよ。もっと、怖くて暗くて冷たい人なんかなって思ってたんですけど」と、作品の主人公と中村の性格のギャップに驚いたという。その後、お酒を飲んだ勢いで、ギャップについて本人に尋ねると、中村氏は、「自分が暗いことで、人に迷惑をかけるのをやめようと思ったんだよね」と回答。又吉は、「本当の気遣いって、これなんやって思って。嫌なことがいっぱいあって、色々なことを気にしてしまうから、周りの情報やコミュニケーションを遮断して暗くなったはずなのに、暗い状態で人に迷惑をかけてるんやったら、もう一回心を開こうって。この人、めちゃめちゃ強いなって思って」と、中村氏の生き方に感銘を受けたことを明かした。そして、自分自身を振り返り、「暗いと言われて許されてる状態に依存してるというのは、ちょっとダメなんじゃないかなって」と、猛省したという又吉。「俺が暗いことで、みんなが代わりに頑張ってくれてることがあるよなって思ったら、自分もやってみようと思って、そういう風に考え始めた」そうだが、「意識して明るめに振舞ったつもりのテレビを、後で自分で観て愕然とする。自分が出てきたら、テレビのボリューム上げますからね。声、聞こえへん」と、自虐しながら苦笑いしていた。
2021年03月26日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が17日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。高校の卒業文集に収められた母親の寄稿文について、裏話を語った。2015年に発表した小説『火花』で、お笑いタレント初となる芥川賞を受賞した又吉。メディアからも多数取り上げられていた頃、あるスポーツ新聞に、“又吉母も名文家”という記事が掲載されたと言い、「卒業文集に子供たちが書いてるのと同時に、親も子供について書いてて。それが載っちゃったんですよ。めっちゃ良いこと書いてるみたいな」と、母親が卒業文集に寄せた文章が絶賛されていたエピソードを披露。しかし、又吉は、「オカン優しいから、僕にめっちゃ甘かったんですよ。18歳やから、自分にめっちゃ優しい親が恥ずかしくて……。もうちょっと客観的な視点を持った母親でいてほしいと思って、自分で書いたんですよ」と、真相を苦笑いで暴露。「高3のときに、オカンとして自分を客観的に見て。『自分のこういうところがまだ未熟だけど、今度どういう風になっていくのか?』みたいな良い距離感のやつを自分で書いた」そうで、「『ちょっと大人っぽい字で書いて』って、当時お付き合いしてた彼女に清書してもらって」とぶっちゃけていた。
2021年03月19日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が10日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。「物事を短期間に区切って考える」ことのススメを語った。この日、動画「全国レベルゆえに超厳格!!恩師の“秘”指導に今でも感謝【#16 百の三】」を公開した又吉。そのなかで、「わりと僕は、短期間に区切って色々なことを考えるんですよ。例えば、あと2年しかないって自分で勝手に決めてやると、自然とサボらなくなるというか」「30歳くらいで世に出れたらっていうビジョンを持ってる人もいるんですけど、僕は、『あと2年で死ぬかもしれんから。あと2年しか残されてない』っていう前提でやってる」と、自身のこだわりを紹介。周囲からは、「真面目だ」「生き急いでる」とよく言われるそうだが、「やりたいこととか、思いついたことを今やっておかないと、できなくなるかもしれないっていう恐怖心を持ってたんです。それを真剣に信じてたんで」と言い、「なんで信じられたかというと、自分には才能がないと思ったんですよね。これは相当慌てなきゃ、好きなことで食べていけないと思って」と、その理由を説明した。すべての事柄において、長期的なビジョンを持たず、“あと2年しかない”と思いながら過ごしているという又吉。その結果は上々のようで、「2年前より考えるスピードが速くなってるとか、できなかったことができるみたいな。そういうことがあって、もうちょっと続けて良さそうだぞって」と、笑みを浮かべていた。
2021年03月17日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が12日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、新社会人に向けて力強いメッセージを送った。この日、動画「漫才を志したはずが夢破れ…挫折を知る又吉から弱った時こそ染み渡る言葉【#17 百の三】」を公開した又吉。仕事に対する考え方として、「好きじゃない仕事を恥じる必要はない」と言い、「好きな仕事を全力で頑張ってる人だけが尊いとか、偉いとか、正解っていう誤解があるのかなと思ってて。労働して対価が支払われる。それで税金を納めるっていうことだけでも、すごい素晴らしい」とキッパリ断言した。また、自身は芸人という人気商売のため、「どうしたら好きな仕事で食べていけるのか?」と聞かれることが多々あるそう。「ホンマのことを言うと、小学校の頃から漫才師になりたかった。スタンドマイクの前で2人でしゃべってるのがカッコいいし、すごい面白いなと思って」「漫才師として劇場に立ち続けられるような芸人になりたいと思って、この世界に入ってきた」というが、「綾部とコンビを組んだ時点で、その夢は永遠に叶わなくなってしまって。ほぼ僕たちは、95%コントしかやってない」と、自分が考えていた“好きな仕事”とは形が異なっていることを吐露した。「厳密に言うと、やりたかったことが途中で変わってる」「なりたかったものになれてるかというと、なれてない」ものの、綾部とコントを作っていくなかで、「楽しいな、面白いなっていう風になって。コントのライブをやりたいとか、コントでテレビに出てみたいとか思うようになって」という、心境の変化を告白した又吉。ふとしたときに、「漫才師になりたくて上京してきたのに、いつの間に俺はこうなったんや……」と思うこともあるそうだが、「でも、まあ楽しいというか。コントを作るのも好きになりましたね」と、笑顔で話していた。
2021年03月16日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が10日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。「全国レベルゆえに超厳格!!恩師の“秘”指導に今でも感謝【#16 百の三】」と題した動画内で、“疑うこと”の重要性を説いた。新社会人へのメッセージとして、「基本的にすべてのことを疑う。『絶対こうだ!』って、あんまり決めない方がいいと思うんですよね」と語った又吉。自身も若いころは、「誰がどう見ても面白いとされているものでさえ、『面白くないんじゃないかな?』と思って見るとか」「講師の先生が養成所でおっしゃったことも、基本的にはめちゃくちゃ疑ってた。先輩が言うことも、『ホンマかな?』って」など、すべてを疑いの目で見ていたそう。“疑うこと”の重要性を熱弁した又吉は、「めちゃくちゃすごいなって思う発言とかって、そういうのを飛び越えてくるときがあるんで。ダイレクトに、疑おうとしてる壁を突き破ってくる」と、例外があることを前置きしつつ、「若いころに一回、全部鵜呑みにしないで『ホンマかな?』って思う時期は、自分で振り返るとあって良かったなと思います」と、自分の頭で考えることの大切さを身をもって感じている様子だった。
2021年03月16日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、自分を認めてくれない人に対する心の持ちようを語った。この日、「数々の失敗を経験した40歳の又吉だからこそのメッセージ。社会人になって久しい方々も必見【#15 百の三】」と題した動画内で、新社会人に伝えておきたいことを語った又吉。そのなかで、「この人のせいで自分は評価されない」「この人を攻略しないと次の段階に進めない」と思っている人に対し、「やりたい仕事があって、自分はこうなりたいっていうものがあるなら、それを一番に優先するべき。ちゃんと適切な場所で、時間を使って努力するべきだと思う」「簡単な話、自分が一番やりたいことを目指す」とキッパリ。「この人がいるから進めないではなく、さっさと攻略する」とアドバイスした又吉は、例として、若いころに講師から、「ネタが笑えない」と指摘されたエピソードを披露。「笑えるネタは、フリ・ボケ・ツッコミがあるネタだ」と言われ、「次のオーディションは、フリ・ボケ・ツッコミがあるめちゃくちゃ面白くないネタを、わざと作っていきましたね(笑)。テイストが変わり過ぎて、『先月のでいいよ』って言われて、ライブに出られるようになったんですよ」と苦笑いしながら振り返った。わざと面白くないネタを見せるという作為がありつつも、「言われたことはやってみるし。でも、『自分は上手くできません』っていうのを見てもらって」と、講師を“攻略”したエピソードを語った又吉。「『純粋にライブに出たいだけなんで、どうかフラットに見ていただきたい』という気持ちこそ表明すべき」だといい、「攻略とか言うと、合理的に何でも解決する人って思われるかもしれないけど、自分が嫌なことをされてふてくされるとか、納得いってないことを表明する方が、僕はズレてると思う」と自身の考えを明かしていた。
2021年03月15日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』に出演。動画「数々の失敗を経験した40歳の又吉だからこそのメッセージ。社会人になって久しい方々も必見【#15 百の三】」内で、難しい仕事に挑むときの心構えについて語った。「みんなが『絶対に無理やろな』って思ってる仕事」について、「そういうときは逆に、めちゃくちゃ狙い目のときがあると思う。チャンスがあると思う」と語った又吉。自身も、約400組の芸人の中から3組が選ばれるという番組オーディションを受けて、見事合格したことがあるそうで、「オーディションが朝8時集合で、みんな眠そうな顔してて。でも僕は、逆にバチッとした格好してたら目立つなと思って、7時に集合してネタ合わせして、完全にカラダを起こして。みんな眠そうなのに、カラダから湯気出てる状態、2人だけ顔も赤くなってる状態を作り上げて」と述懐。本気で挑んだことで、オーディションに受かったことを明かした又吉は、「絶対に無理なときって、みんな『無理なんですけど、一応やってみます』って言いながらやる。だから、そういうときは死ぬ気でやってるヤツが少ない。自分と同じくらいのレベルのやつが、何となくでやってるんです。フルパワーでやってないんです。だから、自分がみんなよりちょっと劣ってても、フルパワーで行ったら、狭き門こそ開くときがある」と熱弁。最後は、「もしかしたら、怠け者だらけの芸人の世界だけかも……」としながら、「絶対ダメそうなときは、絶対ダメってみんなが思ってるから」と力強く語っていた。
2021年03月14日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が7日、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、古書店の活用について持論を展開した。この日、「数々の失敗を経験した40歳の又吉だからこそのメッセージ。社会人になって久しい方々も必見【#15 百の三】」と題した動画を公開した又吉。新社会人に伝えたいこととして、自身の経験を踏まえ、「若いころは、古書店にだいぶん助けられましたね。新社会人でまだそんなにお金がないときは、すごい活用した方がいいと思う」と語った。その理由を、又吉は、「古書店っていう入口があったから、そこでいろんな作品を読んで『本ってホンマおもろいな』って思った。だから、30歳になって、本をいっぱい買うようになった」と説明。自身が若いころは、5冊100円などの特価本を読んでいたそうで、「ほぼ雨ざらしに近いような状況の。めくったらなんか砂ついてるみたいな(笑)。大人になって新しい本を読んだときは白過ぎて、『本ってこんなまぶしいん?』っていう印象でした」と笑わせていた。また、古書店の活用を勧める一方で、自身も作家として活躍している又吉は、「人によっては、作家やアーティストに印税が入らないから、中古で買うのはどうなんだっていう人もいると思うんですよ。それは、めちゃくちゃ分かるんですよ」とも。そのため、「40歳の僕は、古書店では古書店でしか買えないものしか買わない。あとは全部、新しい本、出版された本を買うようにしてる」と、現在のこだわりも明かしていた。
2021年03月13日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が、YouTube公式チャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』でゲストに招いた井下好井の好井まさおから、マヂカルラブリーを救った後輩愛あふれるエピソードを明かされた。好井がゲスト出演した今回の動画は、又吉が10年前に感じていた100個以上の「あるある」について、歳を重ねた今どう思うのかを1つひとつ検証しながらアップデートしていこうという企画で、現在第3回まで公開されている。第3回の終盤、68つ目のあるある「電車の吊り革を持たず一歩も動かないという修業みたいなことをしている奴がおる」を見て、M-1グランプリで電車のネタを披露したマヂカルラブリーを想起した2人。そこで好井が「時間ないけどいいですか? 又吉さんの『後輩愛大爆発やけど、それ以外敵にしても構わない』話があったんですよ」と切り出す。ヨシモト∞ホールのランキングシステムで、マヂカルラブリーと井下好井が初めて上がって来たときのこと。マヂカルラブリーは当時タンクトップの衣装を着ており、それを見た“あるコンビのネタ作ってない方の先輩”が「キャラもんやん」と洗礼を施すような一言を。しかし「周りの後輩とか同期は『いやいや、面白いやん……」と思ってて」と、好井含むマヂカルラブリーを認める芸人たちは心の中で異を唱える。そこへ、読んでいた本を閉じて先輩の前にやってきた又吉が「いやーこれ絶対賞レース行くやん」とマヂカルラブリーに堂々と賛辞を送ったという。好井は「この人、先輩ですやん、又吉さんより!」と、又吉の行動を興奮気味に語り、「その先輩、又吉さんより先輩ですけど、又吉さんのほうが芸人支持率高いから」と、バツが悪そうに先輩が去っていったことを明かした。又吉は自分の席に戻り、再び本を読み始めたそう。思わぬエピソードを明かされた又吉は、少し照れくさそうに「若さを感じるな……」とつぶやき、「嫌やったんやろうな」と当時の心境を吐露。好井は「優しい!」と絶賛し、「マヂラブさんは、それ未だに喜んでますもん! 覚えてるし!」と誇らしげに話した。
2021年02月10日昨年8月の公演が好評を博した舞台『知恵と希望と極悪キノコ』が2021年2月に再演される。出演する富田翔と十碧れいやに話を聞いた。『知恵と希望と極悪キノコ』は、人情喜劇を得意とする大浜直樹が主宰する劇団LIVESにて初演した作品で、売れない俳優が俳優生活最後に挑む映画の撮影現場を舞台にした人情喜劇。出演は、富田、十碧のほか、佐藤弘樹、山沖勇輝、古賀成美、末永みゆ、雑賀克郎、三浦ゆうすけら。主演の富田は「この作品で描かれる、夢とか希望とか挫折とかそういうものは、普段は少し気恥しいものですが、今の時代ならひねらずにまっすぐに届けられるのではないかと思いました。というのも、このコロナ禍で、どの業界もそうですが、エンターテインメントの世界も厳しくなって。諦める人や辞める人も多かった。そういう今だからこそ届けたいメッセージが、この作品にはあると思ったので。それをコメディでやれるのは最高です」と語る。富田は主人公の売れない俳優“戦闘員A”を演じることが決定しているが、それ以外の役は読み合わせをしてから決まるという。十碧は「いろんなキャラクターが登場しますし、どの役が演じられるんだろうなと楽しみにしつつも、それぞれキャラが濃いので、どの役でどうキャラを出していけるかなといろいろ想像しています」と楽しみにしているそう。気になる役は?と尋ねると「監督と大御所俳優さん(笑)。自分と全然違う役は、やっぱり惹かれますね」。富田はかつて『爆竜戦隊アバレンジャー』でアバレブルー/三条幸人役という“戦闘員A”とは真逆の役を演じた経験も。「この舞台で描かれている状況のリアルなところも知っているし、“戦闘員A”のような役で登場し、爪痕を残してやろうとしている人たちの気持ちもわかります。だからこそエネルギッシュに演じたいです」。富田も十碧も初共演のキャストだらけという座組。作・演出の大浜とも初めてだそうで、「身ひとつで臨める感じが楽しみ」(富田)「いい緊張感がありそう」(十碧)と新鮮な芝居になりそう。「今はコミュニケーションを取るのが難しい状況になっちゃいましたが、それでもできるだけコミュニケーションを大切にしたい作品だなとは思っています。それができれば本当の撮影現場を観ているような作品になるんじゃないかな」(富田)十碧が「温かい気持ちになる」と語る舞台『知恵と希望と極悪キノコ』は2021年2月23日(火・祝)から28日(日)まで東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて。文・中川實穂
2021年01月15日