加藤登紀子があなたに贈る、今を輝いて生きるための歌たち
「ひとり寝の子守唄」などヒット曲と、医療従事者に捧げた新曲「この手に抱きしめたい」など代表曲をたっぷりと。第二部は「さくらんぼの実る頃」や「暗い日曜日」「愛の讃歌」などシャンソンの名曲中心にドラマチックに。聴きどころは、全曲だ。
「第一部で歌う「未来への詩」(2020年4月5月/NHK「ラジオ深夜便」でオンエア)は、コロナが始まるぎりぎりの時にレコーディングしたんですが、どんなに良き時代も最悪の時代も、思い描くのはやはり「未来」なんですね。150年前の「さくらんぼの実る頃」も、100年前の「琵琶湖周航の歌」もそう。結果としての彼らの未来は決して明るいものじゃないんだけどね。結局、未来は輝いている今の中にだけあるものなんですよ。だから今が輝いていることにみんながもっと夢中にならないといけないなと思うんです。
未来のために今を犠牲にしても良いなんて、おかしいですよ。それが私の最近の気持ちです」
コロナ禍でコンサートの延期や中止が続いているにも関わらず、「今回は時間がいっぱいあったので、練りに練ったプログラムができています。お楽しみに」と笑う。歌の力はもちろん、加藤登紀子という人間が強く生きてゆく力をたっぷりと味わえるコンサート。お見逃しなく。
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