歴代将軍の甲冑・名刀が未だないスケールで勢ぞろい!
家康から慶喜まで、15代の歴代将軍の甲冑全20領が一堂に会しているのも圧巻。関ケ原の戦いで着用した「歯朶具足(しだぐそく)」など家康の甲冑3領は、戦場で大将の所在を知らせるための巨大な金扇馬標(きんせんうまじるし)と共に展示。二代将軍秀忠から十五代将軍慶喜までの歴代将軍の甲冑17領は、広い展示空間に勢ぞろいしている。各時代最高の技術や、甲冑の変遷を見ることができるのはもちろん、並べて見ることで「家康は恰幅が良かった」「八代将軍吉宗は、頭も足も巨大だった」など、在りし日の将軍たちの体格を想像できるのも面白い。
「徳川家康関係資料」として重要文化財に指定されている家康公の愛用品の中には、スペイン国王から贈られた国内最古の洋時計(1573年製、1581年改造)や、日本で一番古いとされる鉛筆(メキシコ産、16世紀末期~17世紀初期)など、海外との平和交流にも尽力してきた家康ならではの品々も。NHK大河ドラマ「青天を衝け」で再び注目が集まる最後の将軍慶喜の書画やカメラなども興味深い。
期間中、福岡市博物館1階グランドホールに刀剣男士「ソハヤノツルキ」「日光一文字」「へし切長谷部」「日本号」