佐々木蔵之介、ニートから玉座に就いた謎の中国皇帝を熱演!
佐々木蔵之介
俳優の佐々木蔵之介が主宰する演劇ユニット「Team申」の第5回本公演『君子無朋~中国史上最も孤独な「暴君」雍正帝』がこの夏、京都で上演される。全国ツアーの合間を縫って佐々木が来阪、合同取材会で見どころを語った。
『君子無朋~中国史上最も孤独な「暴君」雍正帝』チケット情報
清の第五代皇帝、雍正帝をめぐる物語。テレビドキュメンタリー番組のロケでその存在を知ったという佐々木は、企画書にあった「一国の頂点にありながら、大臣や高官をすっ飛ばし、223の地方末端役人と直接手紙で1日20時間、罵詈雑言のパワハラ指示を出し続け過労死した、中国歴代200人の皇帝の中でも究極の独裁君主」の足跡を現地で辿るにつれ、手紙を介したこの言葉の応酬こそ「演劇的に絶対に面白くなる」と確信。瞬く間に規格外の個性とその生涯に魅了された。
「雍正帝は45歳で皇帝になるまで仕事もせずに本だけ読んでいる“超ニート”。ただ、世界中の本や歴史に学び、ものすごい知識量があった。これが皇帝の仕事に活かされた。
勤勉でひたすら現場の人間と手紙でやり取りする。4時から24時までずっと“テレワーク”。赤ペン先生ですよね。それも一律に厳しいのではなく、一人一人の個性も考えた上でのことだった。