東京芸術劇場リサイタル・シリーズ「VS」 第1回目は反田恭平&小林愛実
東京芸術劇場でリサイタル・シリーズ「VS」(ヴァーサス)が開催される。ふたりの異なる個性を持つピアニストが出演し、ピアノ・デュオ演奏により互いの表現力や感性、技術をぶつけ合う本シリーズ。ライブでしか味わえない熱狂的な空間を創造する、新しい形のリサイタルとなる。
“衝突”や“戦い”という意味を持つ「VS」という挑戦的なシリーズ・タイトルは、初顔合わせとなるふたりのピアニスト、ジャンルの違うふたりのピアニストなど、表現の交歓の中で即興的に生まれていく、予想することのできない“衝突”を観客にも一緒に体感してほしいという思いから生まれた。また東京芸術劇場コンサートホールの空間にも負けない、多彩なレパートリーや表現の可能性を秘めた2台のピアノにこだわっている。
第1回目に登場するのは、反田恭平と小林愛実。2016年デビュー・リサイタルでサントリーホールを満席にし、圧倒的な演奏で観客を惹きつけた反田。そしてわずか14歳でデビューし、同じくサントリーホールで日本人最年少の発売記念リサイタルを開催し話題となった小林。
ふたりはショパンコンクールで共に第一次予選を勝ち抜き、10月の本大会に駒を進めている。