彩吹真央が9つの人格を演じ分ける舞台「五番目のサリー」開幕
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彩吹真央が主演を務める舞台「五番目のサリー」が10月21日によみうり大手町ホールにて開幕。前日の10月20日には囲み取材と公開ゲネプロが同会場にて行われ、彩吹に加え、仙名彩世、中河内雅貴、駒田一が公演への意気込みを語った。
本作は、『アルジャーノンに花束を』や『24人のビリー・ミリガン』など数々の名作を生んだ作家ダニエル・キイスの同名小説を原作にした、“五重人格”のサリーの心の軌跡を描いた作品。荻田浩一が脚本・演出を担当し、主演を彩吹が務める。
主人公はニューヨークで働くウエイトレスのサリー・ポーター。彼女はたびたび記憶喪失に陥るという重大な悩みを抱えていた。幼少時から繰り返されてきた記憶喪失のせいで仕事も長続きせず、結婚生活も破綻。さらに、10歳になる双子の子供も手放し、孤独に生きていた。
そんな中、サリーは精神科のロジャーの治療を受け、自分の心の中に4つの人格が存在していたことを知る。サリーは困難な状況に遭遇すると、4つの人格のどれかと入れ替わってしまうのだ。
ロジャーの指導のもと、分裂した人格を統合し、“本当の自分”になろうとするサリー。ステージでは、サリーの人格が次々と入れ替わるさまを、サリー役の彩吹と別人格役のキャストたちがセリフや動きをリンクさせることで見事に表現。