伊藤純奈「裏表あるマドンナをギャップで」、『腹黒弁天町』で拓く俳優道
と人物像を捉える。誰とでも分け隔てなくフランクに接する普段の自分と役がかけ離れている分、「転身してひと皮剥ける美智子の“ギャップ”を鮮やかにお見せしたい」と意気込んだ。
W主演の一人である福田とは『阿呆浪士』で共演し、約2年を経てまた同じステージへ立つことに。「福田さんは別の作品があって稽古に入るのが他の方より遅かったんですが、来た日から“もう本番できるんじゃ?”ってくらい仕上がっていて……驚きました!」と初共演時のエピソードを明かし、アイドルと二足の草鞋を履き同じく多忙だった自身の過去と照らし合わせながら「現場に馴染むスピードの速さを見習いたかったです」と微笑む。
8月末に乃木坂46としての活動を終え、もともと定評のあった舞台出演を続けることで本格的な俳優活動に乗り出した伊藤。これから挑戦してみたい役を尋ねたところ、「本番で何をしても許されるような気の狂った役」「作品にとっていいスパイスになりたい」とまっすぐに答えが返ってきた。アイドル卒業後、2作目の舞台となる『腹黒弁天町』でどんな表情を見せるのか、伊藤の新境地に注目だ。
公演は2022年2月4日(金)~20日(日)に東京・紀伊國屋ホールにて。