イッセー尾形が老若男女に七変化、一人芝居を近鉄アート館で!
俳優のイッセー尾形が「創作の実験場」と捉える近鉄アート館で、恒例の一人芝居を5日間開催する。半世紀に渡り市井の様々な人々をコミカルに表現し、多くのファンを魅了してきたが、今回は「コロナと庶民でネタを創れるのは今しかない」と昨年新たに創作した7本に再び取り組むほか、日替わりの新作ネタ1本を加えた計8本を上演する。「この時代に皆が思っている意識を想像して作品にする。合っていれば笑いがくるし、合ってなければシーンとなる。シーンとしても平気なのがアート館でございます」とユーモアたっぷり。合同取材会で見どころなどを語った。
『イッセー尾形の妄ソー劇場~文豪シリーズその5~日替わりプラス1』チケット情報
昨年は現代の母子物語「新宿ロリータ」や「中華屋のおばさん」といった「大きく変化するものとしないもの」に注目したネタから、自身の深い逃避願望を反映した「雪子の冒険」、さらに批判される側の弁明に好奇心をくすぐられた「高速自転車男」などを生み出した。今回再び同じネタに挑むことで「作品が育ったところを観てほしい」。
加えて日替わりの新作ネタは「どっこい、うっちゃる力」をテーマに創作中だ。「コロナ以降の願望ですが、僕らはいつの時代も攻め込まれるもので、その都度いろんなアイデアで乗り切ってきた。