ファンクやフュージョンに近い音楽になるので、思わず立ちあがって手拍子しながら聴きたくなるんじゃないかと思いますよ。今は声は出せませんが、楽しいと感じたら曲の途中でも拍手してくれていいんです。ジャズは“コール&レスポンス”のある世界。聴いている人と一緒に作っていくというのが醍醐味です。リラックスして、みなさんも拍手などで自由に表現してください」
映像や照明も加わって、派手なステージになりそうだ。
「わりとオーセンティックなジャズやクラシックの世界ですが、そういうものを取り入れていくのが僕は好きなんです。音と色と照明がきちっと合った瞬間に視覚からもすごく情報が入ってきて、面白くなると思います」
部活などで楽器を吹く吹奏楽少年少女にもぜひ足を運んでほしいと話す。
「吹奏楽の子たちは、自分たちでは演奏はするのに、コンサートを聴きに出かけることが少ない。
未来のプレーヤーには、本物を目の前で聴く体験は大事です。僕もジャズ・トランペット奏者だった父の影響で4歳の頃からジャズ・クラブに入り浸っていました(笑)。ホールなら環境もいいし、東京国際フォーラムに足を運ぶだけでも、フェスの雰囲気を楽しめる時間になりますから、ぜひ!音楽以外の楽しみもいろいろあります。