街並みごと再現した『バンクシーって誰?展』大阪にて開催中!
エントランスを過ぎると、今回の展覧会のメインビジュアルにも採用されている、パレスチナの紛争地帯のガソリンスタンドの壁に描かれた、火炎瓶の代わりに花束を投げる抗議者風の人物の作品が。高さ5mの作品は、写真では伝わらない実物大ならではの迫力と、作品が訴える強いメッセージ性を感じることができる。同様にほかの展示も作品部分だけでなく、作品周りの草花や環境、細かい風景まで含めて再現されているからこそ、その意図が分かる作品も多く、とても見応えのある内容となっている。
より詳しく作品の背景などを知るには、展示室入口で同展アンバサダーの俳優・中村倫也さんの音声ガイド(600円)の解説を聞きながら回るのがおすすめ。また、出口前のグッズ売り場では「展覧会カタログ」(1650円)をはじめ、作品をモチーフにした小物や会場でしか買えない限定グッズも30種類以上揃う。また会場隣のカフェ「CAFE Lab.」では、開催期間中バンクシー作品にちなんだコラボメニューが楽しめるのもこの機会ならでは。まるで作品が描かれたその場にいるように、バンクシーが描くストリート・アートの世界に浸れる『バンクシーって誰?展』は、6月12日(日)まで開催。
取材・文・撮影:滝野利喜雄
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