五戸真理枝演出、小山ゆうな翻訳の舞台『貴婦人の来訪』開幕へ
演出の五戸が芝居を止めて、気になるポイントを指摘すると、俳優たちがそれぞれに提案や質問をする。試す。そしてまた議論をする。そう、シリーズのタイトル通り、とにかく稽古場で「対話」がなされているのだ。オンラインでの見学だったので、会話の一言一句を聞き取れたわけではないのだが、カンパニー一同がこの名作を咀嚼し、体現するプロセスを見た気がした。小山ゆうなの翻訳もあわせて、新しい『貴婦人の来訪』が見られると期待したい。
五戸はオフィシャルのインタビューで「お客様に働きかけることの多い舞台にできたらいいですね。劇中の出来事やキャラクターに心揺さぶられるご自身の、真の想いや欲するところに気づき、それを認めて先に進むための糧にする。
この作品をご覧いただき、そんな発見をしていただけたなら、とても嬉しく思います」と語っている。
公演は6月19日(日)まで。出演者は秋山菜津子、相島一之、他。チケット発売中。
取材・文:五月女菜穂
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