舞台『処女のまま死ぬやつなんていない、みんな世の中にやられちまうからな』開幕へ
と語る。
また、輝山立は「高校生活の一瞬を切り取っているんですけど、身近な誰かを大切にしたくなったり、隣の誰かと共有したくなったりする温かい作品。稽古も含めて、もう一度学生生活を過ごしたような濃い時間を過ごしました。その空気感が舞台にも出ているのではないかなと思うので、みなさんにも何かを思い出しながら楽しんで観ていただけたら嬉しい」。
劇中で、透明感のある美声を披露していた伊達花彩は今回が初舞台。「言葉一つひとつに救われる部分がある作品だと思っています。千秋楽まで駆け抜けたいと思います!」とフレッシュに意気込んでいた。
原作小説を読んでから観劇する方がいいか、観劇してから読んだ方がいいか。
主演の松本岳は「両方楽しめると思います。小説は舞台よりも事細かに記されているし、一方で生きている僕たちの姿を生で見られるのは舞台ならでは。僕としてはどちらでもアリです」と言い、「僕たちの舞台を観て、お客様に何かを感じ取って帰っていただけたら。ぜひご来場ください!」と呼び掛けた。
東京公演は7月10日(日)まで。
取材・文・撮影:五月女菜穂