くらし情報『ハロルド・ピンターの不条理劇に実力派の3人が挑む』

2022年9月20日 19:05

ハロルド・ピンターの不条理劇に実力派の3人が挑む

ハロルド・ピンターの不条理劇に実力派の3人が挑む

鬼才ハロルド・ピンターの傑作『管理人』を小川絵梨子が演出。宿無しの老人デーヴィスのため、アストンは自分の部屋に彼を招き入れる。だがそこにアストンの弟ミックが現れて…という不条理劇だ。そこで出演者のイッセー尾形、木村達成、入野自由の3人に話を訊いた。

イッセー演じるデーヴィスは、なかなかの厄介者。しかしさらに一筋縄ではいかない兄弟との関係について、「デーヴィスは力関係で見ていると思います。要は自分がここをねぐらにしていくには、どちらにすり寄ればいいのか。彼は人に対して、ずっといい顔をして生きてきたんでしょうから。
それがこの兄弟にはのれんに腕押し(笑)。それによりどんどん思惑からずれていってしまうんですよね」とイッセーは分析する。

演じるアストンについて入野は、「どういう人物なのかかなり不明瞭で、一貫してわかりそうでわからない。それはこの兄弟の関係性にしても、不確かな部分が非常に多いと思います。ただその掴みどころのなさが、面白さでもあるんですよね」と読み解く。弟のミックを演じる木村も、「わからないことに誇りを持って、堂々と演じていきたいって気持ちもあります。完全にハロルド・ピンターの術中にはまっていますが(笑)

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