くらし情報『梅棒の新作は、ストーリー性を重視した壮大な意欲作』

梅棒の新作は、ストーリー性を重視した壮大な意欲作

梅棒の新作は、ストーリー性を重視した壮大な意欲作

(C)飯野高拓・角田大樹


伊藤今人が代表を務める、大人気ダンスエンターテインメント集団「梅棒」。その新作公演にして、梅棒史上最大規模による公演、梅棒 16th showdown『曇天ガエシ』が、3月10日、東京・なかのZERO大ホールで開幕した。

梅棒 16th showdown『曇天ガエシ』の公演情報はこちら

物語の舞台は、“オウゴン”の採掘で発展した国・ジパングリ。だが現王の急逝後、自らの子を王にしたい側室によってクーデーターが勃発。正室の子で跡継ぎのメツは、王宮を追われ行方知らずとなっていた。それから15年。人々のさまざまな思惑が交錯し、またもジパングリに不穏な風が吹き始める……。

パワフルでハイクオリティなダンスとJ-POPを融合させることで、ダンスという枠組みを大きく飛び越え、どんな世界観や物語をも舞台上に創出してきた梅棒。
そんな彼らにとってもこの『曇天ガエシ』は、これまでで最も多層的なストーリー、キャラクターを有する一作となった。これまでであればどこか力技で突き進んでいたような部分も、それぞれの心情をしっかりと観る者に伝え、繊細な人間ドラマへと昇華させていく。そこに彼らが積み上げてきた経験値と成長、さらに自信を感じた。

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