東拓海×結城伽寿也×吉武千颯、真田十勇士の物語に自信「現代人に刺さる」
と話す。
結城は、大坂夏の陣で命を落とす根津甚八役。「典型的な三枚目で真田十勇士のムードメーカー的な存在ですが、終盤では真摯に男らしく戦いに挑んでいく。そのギャップをお見せできたら」と意気込む。荒井“幸村”を稽古場でどのように盛り立てているか尋ねると、「敦史くんにしか醸せない貫禄で、僕ら一人ひとりに設けられた見せ場を尊重してくれているよね」とコメント。「十勇士のドラマを徹底的に見せることで、真田家の団結力を形にしていきます」と続く。
吉武は、十勇士の一人である雲隠才蔵のターニングポイントになる存在で、本作オリジナルキャラクターの福姫をトリプルキャストで演じる。「全18公演中、2回しか出られないのが惜しいくらい稽古が楽しい!」と笑顔を見せる一方で、その行く末に東と結城から「僕ら十勇士は本懐を遂げて死ぬけれど、福姫の無念を思うと心が傷むよね」と声が上がる。
本人は「恋心をはじめ、さまざまな感情が押し寄せる様子を見ていただきたい」としつつ、「同じ役を演じる逢田(梨香子)さん、伊達(さゆり)ちゃんの芝居を見て勉強させてもらっています」と稽古場での日常を覗かせた。史実をベースにした本格的な時代劇への挑戦は初めて、という3人。