緻密で神秘的なガウディの世界を、城田優と共に歩んで
ようにしたという。「耳から入ってくる情報ってとても大事ですよね。だから声のトーンも普段の自分とは少し変えて、少しフォーマルっぽいというか『聞いてください』っていうスイッチを入れて臨場感や想像力を駆り立てるように、でも主張しすぎないように。そのバランスが難しいんですけれど」
ちなみに今回展示される資料の中で城田自身が気になった物は、東洋人の顔をした天使の像だという。主任彫刻家・外尾悦郎氏の手によるそれが、「『東洋人の顔つきの天使がいたっていいじゃない』っていう発想が、人種を超えていく感じがして面白い」と感じたそうだ。「普段あまり美術館や博物館に足を運ばない、行ったことないという方も騙されたと思って1回行ってみてほしい。サグラダ・ファミリアという素晴らしい建物の歴史や奥ゆかしさをぜひ一度経験してみてもらえたら、きっと視野が広がると思います」
ガウディの魅力にふれられるこの展覧会は、6月13日(火)から。その後、滋賀・愛知で開催。
取材・文:金井まゆみ
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