と1名の俳優(石川朝日)という構成に変更する。
開幕を前にした6月16日(金)、劇場近くにある横濱中華幼保園で本作の試演会が行われ、園児約40名の前で30分ほどのパフォーマンスを上演した。子どもたちは目の前で行われるパフォーマンスに泣いたり笑ったり興奮したり、「面白い!」「変なの!」と感想をそのまま口にしたりと、物語の世界に夢中になっていた。上演後には園児から感想を直接聞く時間が設けられ、そこで得られたことは今後の創作に活かすという。
伊藤は試演会後のインタビューで「幼保園はいわば“子どもの家”で、ダンサーにとっては劇場とはまた違ったプレッシャーがあったはず。努めて冷静に踊らないと、きめ細やかさのようなものがなくなってしまうので、(出演者にとって)いいトレーニングになったと思う」と振り返る。そして伊藤は「KAATは前衛的ですごく大切な劇場」とした上で「子どもの頃から質の高いものを見られる社会にしたい。劇場は、日常から逃れられる、みんなが無の状態でいられる場所。
その良さをもっと知って欲しい」と語っていた。
公演は7月9日(日)まで(※3日(月)~7日(金)休演)。
取材・文:五月女菜穂
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