自分の甘さから逃げるな!「津山30人殺し」を通して戒める『負の暗示』
「そのまま解決せずまた先送りするとさらにさらに倍になって戻ってくる」
「そのひとつひとつが小さな逃避であろうとも負は大きな口を開けていつでも我々を待っている」
号泣会見の前に、裁判になる前に、解決できるチャンスはたくさんあったのではないかと想像します。小さな逃避の繰り返しが、とうとう逃げられないところまで野々村元議員を追い込んでしまったのではないでしょうか。
『負の暗示』は、私が今までに読んだ少女マンガの中で、もっとも恐ろしく、そしてことあるごとに戒めとして思い出される作品です。
※『負の暗示』は、『天人唐草山岸凉子スペシャルセレクション5』に収録
Text/和久井香菜子
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