理想は開放的だけど狭い空間!?自分のための居場所をつくる/おひとりさまの住処
「わたしの塗り絵BOOK 憧れのお部屋」で話題のイラストレーター・井田千秋さんに、おひとりさまの理想の住処を描いていただきました。
開放的なのに、巣のような狭い空間がいくつもある。好きなときに好きな場所で、ひとりでも、誰と一緒でも気ままに過ごせる…そんな大人の秘密基地のようなお部屋です。
家に一番求めるのは
「自分のための場所であること」
部屋の絵を描くと、無意識に賑やかさや華やかさと真逆の絵が出来上がる。
どちらかと言えば、ひっそり、引きこもりたくなる空間。
複数住人がいても、どこかに一人になれる空間を描く。
家に一番求めているものが「自分のための場所であること」なのだと思う。
誰に気兼ねすることもなく気ままに過ごせる場所。
好きな物に囲まれ、深呼吸のできる場所。

(c)井田千秋
開放的な狭い空間がとても好きだ。
矛盾しているようだけど、そういう場所が心地良い。
必要な物には数歩で手が届く。
定位置は体をおさめるほどの空間。
広すぎず狭すぎず、まるで巣のようなコンパクトさでありながら、換気と採光を十分に取ることで開放的な気分に浸れそう。
「仕切りを外して広々ワンルーム」も良いけど、私は小空間をわざと作りたくなる。