気に入った物件が「買ってはいけない物件」だったらどうすればいい?
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例えば、原則として建築行為等ができない市街化調整区域に無許可で建てられた建物や、市街化区域であっても何らかの事情で建築確認を受けずに建築された建物がこれにあたります。
これらの不動産も金融機関からの融資が難しいうえに、場合によっては行政から建物の除却(取り壊し)を求められる場合がありますので十分ご注意を!
■ 買ってはいけない物件その2.「再建築不可」
無道路地、接道要件を満たしていない物件
TATSU / PIXTA(ピクスタ)
建築基準法では建物が建てられる土地の要件として、4m若しくは6m以上の道路(若しくはこれに代わる広い空地)に2m以上接していることが必要とされています(建築基準法第43条、42条)。
この要件を満たしていない敷地に建っている建物は再建築(建替え)することができません。
この、再建築ができない物件も金融機関から融資を受けることが難しい物件となります。
実は不動産市場では一般的に、その「価格の安さ」から再建築不可の物件は多くの場合に買い手がつきます。
しかし、住宅ローンが使えないこと、火災や地震などで建物がなくなってしまった場合は建て替えができないこと、将来的に売却する場合は価格が安くなることなど、再建築不可の物件を購入することは、数多くの「将来的な不利益」