給料上がっても仕事のモチベーションは上がらないことが明らかに
なお、つまらない作業の場合は報酬は有効で、モチベーションが上がったそうです。
■やりがいのために働く人のほうがやる気
別な研究では、実際にアメリカで公務員として働いている20万人のデータを分析しています。
すると、働く理由が「お金などの報酬」の人より、「やりがい」の人のほうが3倍も仕事に対するモチベーションが高いことがわかりました。報酬へのこだわりとやりがいは反比例しているようです。
報酬にあまり興味がない人は仕事にやりがいを感じていることが多く、報酬にこだわる人は仕事にあまりやりがいを感じていないことがわかったのです。当然やりがいを感じている人はモチベーションが高く、そうでない人はモチベーションが低いため、その差は3倍も開いてしまいました。
もともと仕事が嫌いなのか、収入にこだわるあまり仕事がやりたくなくなっているのかは明確ではありませんが、お金にこだわり過ぎるのはよくないようです。
■給料よりも楽しく仕事ができるようにしよう
社員のモチベーションを上げたいなら、報酬を増やすのは有効ではありません。
それよりも、その仕事を楽しめるように指導するほうがいいようです。仕事におもしろいポイントを見つけ、楽しく仕事ができるように導くのがいちばんの近道です。