2050年には97億人!世界の人口が爆発的に増加している理由
世界各国で少子化が問題になっていますが、それでも世界規模では人口は増え続けています。
いま、世界の人口はおよそ73億人。しかし『The Guardian』によると、2050年には97億人に達するという予測が国連で発表されたそうです。いったい、世界でなにが起こっているのでしょうか。
■世界の人口増加率は1970年代に低下
10年前の人口増加率は1年に1.24%でしたが、現在は1.18%に落ちています。それでも、1年に8,300万人も人口が増えている計算です。
世界の人口増加率は1960年代にピークを迎え、1970年代から下がり始めました。
国連の調査によると、増加率が緩やかになった原因は、世界的な出生率の低下にあるとか。
出生率とは、女性が生涯で産む子どもの人数の平均値。世界でいちばん出生率が高いアフリカでも、その人数は減っていたそうです。
しかし、それでもすでに人口が多い国では、人口は増え続けています。
インド、ナイジェリア、パキスタン、など9つの国の人口増加率は、2050年までに世界の半分の人口増加率をカバーするだろうと国連は予測しています。
■人口増加は先進国の少子化より深刻
世界の人口は、2030年までに84~86億人、2050年までに94~100億人、そして2100年までには100~125億人になるだろうと予想されています。