テレビ離れが深刻化!1日あたり1時間「動画」視聴時間が増加中
さらにバーナード氏は、オンラインで動画を見ている人の増加にくらべ、オンライン広告の規模はなかなか大きくなっていかないことを指摘しています。
広告モデルよりも、定額制サービスが主流になりつつあるからです。iPlayer(BBCが開発したオンラインのテレビ、ラジオ視聴サービス)の快進撃は、これを裏づけています。
■テレビ視聴者は再来年には0.9%まで減少
バーナード氏のまとめたレポートでは、定期的に従来のリニア型テレビ放送を見ている人の数は今年3.1%に上昇するものの、来年には1.9%、再来年には0.9%にまで縮小していくだろうと述べられています。
また、オンライン動画の最大広告市場はアメリカであり、2015年現在において世界全体の52.9%、85億ドルの支出を占めるだろうと予測していました。しかし、そのシェア率も2017年には49.9%に低下すると予想されています。■着実に存在感を増しているモバイル端末
「エンダーズ・アナリシス」に所属するアナリストのジョセフ・エヴァンス氏は、現在イギリスでは多くの人々がパソコンよりもスマートフォンやタブレットを介してインターネットにアクセスするようになってきていることを指摘しています。