くらし情報『音と味覚には意外な関係が!100デシベルの店では味がしない?』

音と味覚には意外な関係が!100デシベルの店では味がしない?

塩味や甘みを感じにくくなれば、当然料理全体の味の感じ方も変わってきます。

別な研究では、大きい音が聞こえていると相手の話を理解しにくくなるということもわかっています。音は私たちが思っているよりも、私たちに大きな影響を与えているのです。

■音がある方がおいしく感じることもある

しかし、音が大きくてもよりうまみを感じやすい場所があります。それは飛行機のなか。飛行機のなかは通常80デシベルほどの音が常に聞こえていますが、地上で食べるよりも、よりうまみを感じやすいといわれているのです。

また、スペンス氏は知り合いのコックと協力して、ある料理をつくりました。それは、海の上にあるような見た目にしたシーフード料理。
この料理を食べるときは必ずヘッドフォンをして、海のさざ波や、かもめの鳴き声を聞きながら食べてもらうのだそうです。

その結果、食べた人はシーフードをよりおいしく感じたのだといいます。

■音楽は味のイメージにも影響を与える
また、スコットランドの大学で心理学を研究しているエイドリアン・ノース氏は、以下のような実験を行いました。

「パワフルで重厚」「複雑で繊細」「元気ですがすがしい」

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