家のなかには「9000種類もの細菌」が生息していることが判明
そのなかにはコウジカビ菌、ペニシリンのもとになる青カビの一種、気管支喘息を引き起こす一因となるアルテルナリア、植物の病気を引き起こすフザリウムなどが含まれていました。こうした菌のほとんどは外から家のなかへ入ってきたもので、家の外にも同様の菌が生息しています。
また、生息する菌の種類は、家のなかに男性が多いか、女性が多いかによっても変化があります。それぞれの性別の人のまわりに多く生息する菌が決まっているのです。
掃除する頻度などの衛生習慣とも影響していると考えられています。女性のほうがよりマメに掃除をする傾向にある、などといったことも考えられます。
ペットがいるかどうか、そのペットの種類によっても、生息する菌の種類はガラリと変わります。専門家は菌の種類を見ただけで、犬の場合は92%、猫の場合は83%の精度で判別できるというから驚きです。
それくらい、犬と猫では菌の種類が違っているんですね。
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なかなかショッキングな結果ですが、私たちは無菌室で生活しているわけではありません。それに、家庭には多種多様な細菌や微生物などが存在していますが、普通に生活していて人間に害があることはほどんどありません。