2100年には112億人に!これから直面する人口増加の問題点
人口増加が顕著になってきた現代、世界はますます混雑しそうです。7月に出された国連の新しい統計によれば、人口は73億人から84億人に増加しました。
さらに2050年までに97億人、2100年には112億人に到達すると推定されています。今回は『BBC』の記事を参考に、人口増加に関する諸問題についてまとめました。
■都市部への人口流入は止まらない!
郊外から東京への道を2~3時間も運転すれば、日常的に大渋滞が起こっていることがわかるでしょう。
しかし都市部は、移動が少し困難になったくらいで人口が減ることはありません。わざわざ不便な場所へ移住する人も、ほんの一部です。
とはいえ人口の少ないところ、たとえばモンゴルのゴビ砂漠やサハラ砂漠、南極大陸で生活している人がいるのも事実です。
人口が増え、住むところがなくなったら、郊外に行ってどんどん土地活用をすればいいと単純に考えてしまいがちですよね。
ですが実際には、さらに都市部に人が集まるだけ。事実、人口研究の専門家ジョエル・コーエン氏は、人口増加は都市部で起きていると断言します。
地域を都市部と農村部に分けて考えたとき、たしかに農村部にも働き手が必要なことは事実です。