死亡リスクが34%も増える!恐るべき「トランス脂肪酸」の実態
「脂っこいもの大好き!」というみなさんに朗報です。肉やバターなどに多く含まれる飽和脂肪酸は、健康にはさほど悪い影響を与えないことが判明しました。
とはいえ、体に悪い脂肪もあります。それはトランス脂肪酸。
最新の研究によって、トランス脂肪酸を多く摂取すると死亡のリスクが34%も上がることがわかったのです。
普通に食事をしていると、嫌でも口に入ってしまうトランス脂肪酸。いったい体にどんな影響を与えるのでしょうか?
■人工のトランス脂肪酸に要注意!
トランス脂肪酸は不飽和脂肪のひとつ。天然に存在するものと、食品加工の過程で生成されるものの2種類があります。
天然には、牛や羊などの胃のなかでつくられており、牛肉や羊肉にごく微量含まれています。
今回の研究で体に悪いことがわかったのは、人工的に生成されたもの。マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それを使ってつくられたケーキ、ドーナツ、揚げものなどに多く含まれています。
■トランス脂肪酸の摂取量を抑えて
飽和脂肪酸は1日の摂取カロリーのうち、10%ほどなら摂っても問題ないとされています。心臓病や糖尿病とは関係がないことがわかったからで、ステーキや焼き肉などの脂っこいものは食べても意外と平気なようなのです。