悲惨!2050年には99%の海鳥がプラスチックごみを誤飲!?
毎年、800万トンものプラスチックが海に捨てられていることをご存知でしたか?
ワシントン・ポストのエラへ・イゼード氏が明らかにした新たな統計データによって、海鳥の90%がなんらかのプラスチックを摂取していることが判明したのです。とても考えさせられる数値ではないでしょうか?
そこで今回は『Smithsonian』の記事を参考に、プラスチックを食べてしまう海の動物についてまとめました。
■いま海鳥の90%がプラスチック片を摂取
プラスチックの汚染物質は、海洋生物に多大な影響を与えます。
海鳥135種を対象に分析したオーストラリアの研究者の協力もあり、新たな事実が判明しました。
1962年から2012年では、平均して海鳥の内臓の29%にプラスチック断片があったことがわかったのです。そして、研究された種の60%においては、こうしたプラスチックが体内の深部にまで入り込んでいるといいます。
問題は悪化の一途をたどっています。現在では、海鳥の90%がプラスチックを摂取してしまっていると推定されているのです。
2050年にはさらに深刻化し、99%にまで上昇するのではないかといわれています。