薄毛男性は毛がある男性より精子の数が「60%も少ない」と判明
では、そういうタイプにはどんな特徴があるのでしょうか?
その点を探るべく、生殖の専門家や皮膚科学者たちは精液の質と生殖機能の関連について調査を行いました。
調査の結果わかったのは、早く薄毛が始まっている男性(大体30代から)は、髪の毛がふさふさの男性にくらべて、精子の数が60%近く少なく、量も約20%少ないということ。
俗にいわれるスキンヘッドの男性のイメージとは正反対の結果となったのです。
■男性ホルモンが少なくても薄毛になることが明らかに
かつて薄毛は男性ホルモンの量が多い証とされ、薄毛の男性は男らしいと思われていました。
しかし、現在では男性ホルモンテストロゲンの量が少なくても、若くして薄毛になることがわかってきています。男性によくあるタイプの薄毛は、遺伝的な要素とホルモンに関する要素が複雑に絡み合って起きています。
早く髪の毛が薄くなり始めた人が、必ずしも男性ホルモンがたくさんあるというわけではないのです。ちなみにイギリスでは7分の1のカップルが、なかなか子どもが授からないという悩みを抱えています。
数にすると約350万人。このうち、男性側に原因があると考えられるのは、40~60%です。