110歳まで生きるために必要なのは何?長寿の意外な秘訣が判明
それは、110歳まで生きるのは、普通ではないということ。
多くの人は80歳から90歳くらいまで生きられる遺伝子を持っています。もちろん、健康な生活をしていなければ、そこまで長生きすることはできません。過度なアルコールの摂取や喫煙の習慣があれば、寿命はもう少し短くなります。
逆に、運動や規則正しい生活など、体にいいことをすれば多少寿命を延ばすことができます。しかし、それだけでは110歳まで生きることはできません。
「健康的な生活を続けることはもちろん体にいいですし、5年くらいは寿命を延ばすことができるでしょう」
遺伝学者のスチュアート・キム氏はいいます。
「しかし30年長く生きるためには、特別な遺伝子を持っている必要があります」
現在世界最長寿とされている122歳のジャンヌ・カルマンさんは、たびたびタバコを吸ったりワインを飲んだりするそうです。
また、110歳になる直前に亡くなった、カーンさんのお姉さんも、80年に渡ってタバコを吸っていました。ここまで長生きする人には生活習慣はあまり関係ないようです。
■長寿で重要なのは遺伝子の組み合わせ
研究者の間では、90歳まで生きるには、2~30%ほどは遺伝子の影響が大きく、7~80歳まで生きるには、環境や生活習慣の影響が大きいと言われています。