最小の労力で「120%の成果を生む」最新マネジメント術が判明
とまで俣野さんはいっています。
■「人材育成をわりきる」とは?
そうはいっても、いわゆる「使えない」部下については、どう対処すればいいのか、という声もあると思います。
ローパフォーマーの部下というのは、みなさんご存知の「2:6:2」の法則で下位の2にあたります。どんな組織や集団でも、上位の2は優秀で、6は普通、残りの2は働かない、というアレですね。
わりきりマネジメントでは、できる部下はある程度放置します。大多数である6に対しては教育を行い、パフォーマンスの向上へと導きます。では下位の2に対してはどうするのか?
俣野さんの答えは「認知」です。できないからと切り捨てるのではなく、まず彼らの存在を認知する。
なぜなら、組織の存続・成長に彼らの存在は欠かせないものだからと断言しています。
そもそも、「2:6:2」の法則には基準がありません。プロジェクトの内容が変わったり、組織の構成が変わったりすれば、またその全体の「2:6:2」の法則が立ち現れます。つまり、下位の2は、大枠が変われば、上位の2にも化けかねない「備蓄」ともいえるのです。
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他にも、「自分が苦手な人を育てたらステージが上がる」