くらし情報『十代の友情関係は成人後の健康状態に影響していることが明らかに』

十代の友情関係は成人後の健康状態に影響していることが明らかに

171人の当時13歳のティーンに対し、年1回のインタビューを5年継続したといいます。研究の対象者のメインは十代の若者でしたが、インタビュー対象者は彼らの親しい友人にもおよびました。

友情関係にある双方の話を聞くことで、友情の「品質」チェックをしたのです。そして正と負、両方の側面について質問をしました。

アレン氏は同じ171人に対して、成人後25~27歳になったときの健康状態に関する追跡調査を行いました。結果、十代の友情関係と成人後の健康状態には強い相関関係が認められたのです。

親しい友情関係があった当時十代の若者たちは、より健康な成人となっていたということ。自分の感情を表現できる友人がいたかどうかは、のちの健康状態に影響を与える結果となったわけです。


ひとりで行動することが多かった若者よりも、好んで友人とともに行動していた人の方がより健康的であることも判明しました。

■ただし、友情関係は諸刃の剣でもある!友情関係は好影響ばかりではありません。誰かとともに行動するということには、間違った方向に進んだ場合に後戻りしづらいというデメリットもあるのです。たとえば薬物使用や犯罪などを、集団では肯定してしまいがちです。

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