クラゲ誕生はゴキブリの2億年も前?身近な動物の歴史を大調査!
哺乳類は恐竜をはじめとする大型爬虫類が根こそぎいなくなった隙間を埋める形で爆発的な進化を遂げていったため、現生哺乳類の原型となる種の多くが6,500万年頃から4,000万年頃までに生まれています。
■4:ゾウ(6,000万年前)
陸上最大の生物であるゾウはかなり古くから存在しており、6,000万年前にいまのような形になりました。
驚くべきはその大きさで、なんと当時はブタほどの大きさしかなかったというのです。長い歴史のなかで大型化し、氷河期を経てやや小型化、そして現在の大きさに落ち着いたのだそうです。
■5:ワニ(5,500万年前)
ワニが現在の形になったのは、およそ5,500万年前。当時は3mと非常に巨大でしたが、少しずつ小さくなっていき、いまの大きさになっています。原始的なイメージとは裏腹に、実は非常に高度に進化した動物です。
■6:クジラ(4,000万年前)
水中で生活する哺乳類として知られるクジラ類ですが、かつて陸上生活をしていた祖先が再び海に戻ったのがおよそ5000万年前。
後脚が完全になくなった現生種が生まれたのが4,000万年前です。ちなみにクジラ類は系統学的にはカバとかなり近いことが最近の研究でわかっており、カバ、ウシ、ヒツジなどと同じグループの「鯨偶蹄目」