くらし情報『3000人調査で「男女の心臓は構造に大きな違いがある」と判明』

3000人調査で「男女の心臓は構造に大きな違いがある」と判明

しかしこの非常に興味深い男女の不一致の原因が明確になった場合、心臓病患者の治療を男女によって変える必要が生じるかもしれないと研究者たちは考えています。

メリーランド州ボルチモアの名門、ジョン・ホプキンス大学医学部教授であり、同大学心臓血管研究所所長のジョアン・リマ氏は、「この研究結果により、心臓病の病態生理は男女によって違うことと、こうした生物学上の違いに注意を向けた男女それぞれの治療が必要なことが実証された」と述べました。

■心臓MRI(磁気共鳴画像法)での検査

この研究では、初めて長期にわたって左心室の構造や機能を観察するために、心臓MRIを使いました。ただ最近の研究では、MRIよりも超音波検査を使う方が、人間の心臓を精査できると主張する研究者たちもいます。

ここでは、45才から84才までの2,935人の成人を対象に調査しました。調査に参加した時点では、その中の誰も心疾患を患っている人はいませんでした。調査の最初から最後まで、医師たちが被験者一人ひとりに心臓MRI検査を実施。MRIによって、参加者の左心室の正確な大きさと容積、重量を計りました。


■左心室の重量が男性は8グラム増える

すると研究をつづける間に、男性達の左心室の重量は平均8グラム増加。

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