私たちが数字に惑わされてしまう原因はなんと「単位」にあった!
こんにちは。深沢真太郎です。
ビジネスパーソンを数と論理に強くする「ビジネス数学」を提唱する、教育コンサルタントです。
あなたは意識していないかもしれませんが、私たちは「数字」を読んだり、口に出したり、見せたりしているわけではありません。「数字」と「単位」をセットにして読んだり、口に出したり、見せたりしているのです。
たとえば「100」という数字を見せられても、いったい何のことかサッパリわかりません。しかし、「100人」となればその数字の意味合いがわかります。
つまり、数字を正しく読むとは、単位を正しく読むことでもあります。
裏を返せば、数字に惑わされるタイプの人は、単位を正しく読み取れていないのです。いくつか例を挙げましょう。
■数字に騙されてしまう例
「タウリン1,000mg配合!」
健康ドリンクのCMなどでお馴染みの数字ですね。ご存知の方も多いと思いますが、1,000mgは1gです。
「タウリン1g配合!」
実際のCMで使われているのが前者であることはご存知でしょう。
数字を大きく見せるため(その成分がたくさん入っているように思わせるため)、伝える側がしたことはたった1つ。