アメリカで患者が1000万人もいる「夏季鬱」の恐ろしさとは?
■季節性鬱の原因
季節性鬱の原因ははっきりとわかっていませんが、脳内のセロトニンが不足するためではないかといわれています。セロトニンは心の安定に不可欠で、これが不足すると情緒不安定になります。
セロトニンは日光を浴びることで生成されるため、曇りがちな梅雨の時期や、日照時間の短い冬に不足しやすくなります。
梅雨~夏は湿度が高く、気圧変化や暑さが原因でストレスをためやすく、不眠にもつながり、自律神経のバランスも壊しやすい季節です。自律神経のバランスが悪くなると鬱の症状が出やすくなります。
■季節性鬱の対策
(1)規則正しい生活をする
自律神経を乱さないためには、規則正しい生活が必須です。
しっかりと朝寝て夜起きる生活を心がけてください。朝日を浴びることでセロトニンも生成されるので、朝起きたらカーテンを開けましょう。
食事は、暑くても冷たいものばかり摂取するのはご法度。身体を冷やさないように温かいものを食べる必要があります。セロトニンをつくるにはトリプトファンとビタミンB6が必要なので、これらを多く含む大豆や赤身の肉を食べるといいでしょう。
暑くて外出せずにいると、日光に当たらないためセロトニンが生成されません。