くらし情報『アメリカで患者が1000万人もいる「夏季鬱」の恐ろしさとは?』

2016年7月15日 19:58

アメリカで患者が1000万人もいる「夏季鬱」の恐ろしさとは?

■季節性鬱の原因

季節性鬱の原因ははっきりとわかっていませんが、脳内のセロトニンが不足するためではないかといわれています。セロトニンは心の安定に不可欠で、これが不足すると情緒不安定になります。

セロトニンは日光を浴びることで生成されるため、曇りがちな梅雨の時期や、日照時間の短い冬に不足しやすくなります。

梅雨~夏は湿度が高く、気圧変化や暑さが原因でストレスをためやすく、不眠にもつながり、自律神経のバランスも壊しやすい季節です。自律神経のバランスが悪くなると鬱の症状が出やすくなります。


■季節性鬱の対策

(1)規則正しい生活をする

自律神経を乱さないためには、規則正しい生活が必須です。

しっかりと朝寝て夜起きる生活を心がけてください。朝日を浴びることでセロトニンも生成されるので、朝起きたらカーテンを開けましょう。

食事は、暑くても冷たいものばかり摂取するのはご法度。身体を冷やさないように温かいものを食べる必要があります。セロトニンをつくるにはトリプトファンとビタミンB6が必要なので、これらを多く含む大豆や赤身の肉を食べるといいでしょう。

暑くて外出せずにいると、日光に当たらないためセロトニンが生成されません。

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