投資額1000万円以上も!自己啓発セミナーにハマる心理を解明
人は目標や目的をもったとき、「誰かに成功のコツを教わりたい」と思いがち。そしてその気持ちが強い人ほど、各種セミナー、特に自己啓発セミナーにハマりやすいものです。
でも、セミナーに行った結果、「よしわかった! 次は行動だ!」と、すぐに実行できればよいのですが、実際にはそういうタイプは少数派。
むしろ、「まだ足りない」とばかりに、セミナーを次から次へと渡り歩人のほうが多いようです。1,000万円以上のお金をセミナーに投じる人も珍しくなく、そういうタイプを「セミナージプシー」と呼びます。
冷静に考えれば、「セミナーを渡り歩く時間とお金とエネルギーがあるなら、現実に目標や目的に向けて現実的に行動した方がいいんじゃない?」と気づくのですが、セミナージプシーにはそれができません。
なぜでしょうか? 実は心理的な理由が3つあるのです。そしてそれは多くの場合、幼少期の親とのかかわりに原因があります。
■心理1:失敗が極端に怖くて完璧主義
異常なほど失敗が怖い人、極端な完璧主義はセミナージプシーになりやすいタイプです。なぜなら、「完璧に準備をしないと成功できない」と思いこんでいるからです。