実は世界でも日本ぐらい!海外で割り算の「÷」が使われない理由
世界195ヶ国の中で、日本を含め3ヶ国しか使っていない算数記号があります。それは、“÷(割る)”。
私たち日本人にとっては子どもの時からお馴染みですが、実は世界のほとんどの人は知らない謎の記号なんです!
日本以外で使っている国は、イギリスとアメリカ。「結構、大国じゃん」と思うかもしれませんが、しょせん世界中の3ヶ国です。他の国は、“/”とか“:”とかなどがメインです。
いったい何故、こんな事態になってしまったのでしょうか?今回は、その意外な理由をお伝えします。
■有名人2人のケンカが原因だった!
今から350年ほど前のことです。当時、数学界である事が発見されました。
それは、微分積分です。
微分積分について、2人の有名人が「我こそは発明者・発見者!」と名乗りをあげました。その2人とは、ニュートン(イギリス)とライプニッツ(ドイツ)です。
お互いに「我こそが正統な発見者なり」「あいつが私の研究を盗んだ」など国をまたがって大喧嘩しました。
数学・科学の世界では、当時現役の大御所ですから、それぞれ弟子や支持者を巻き込んでの大論争に!イギリス数学界vs.(英以外の)ヨーロッパ数学界の戦いになり、俗にいう17世紀の“微分積分大論争”が起こったのです。