最近仕事を始めた人の「3分の2」は求職活動していなかった!?
も、少数ながら存在しました。
仕事を持っているかどうかに関わらず、活動をせずに新たな職を見つけた人は合わせて67.9%。確かに、全体の3分の2を超えていますよね。
アメリカには、日本ほど明確な新卒の概念がない、キャリアアップやヘッドハンティングに対して日本より積極的、といった事情の違いはあります。
しかし、活動をした人よりしていない人の方が仕事を見つけていたなんて、本当にショックですよね。でも、もしかしたら近い将来、日本でもそうなるかもしれません。
■どんどん仕事側が働き手を探す時代になっている
でもこれ、いわゆる“数字のマジック”と見ることもできます。
ポイントは、無業で求職活動をしている人たちよりも、無業で求職活動をしていない人たちのほうが圧倒的に多いということです。
『Vox』によると、今年2月時点のアメリカで、求職活動中の失業者が870万人なのに対し、具体的な求職活動を行っていない非労働力の人口は9,290万人と10倍以上です。この9,290万人の中には、病気などで働けない人や高齢者だけでなく「タイミングや条件が合えば働きたい」と思っている人も多くいるということ。
もともと数の多いこうした層が、新規雇用者の内訳でいちばん多くなるのは自然なこと、とも言えます。