最近仕事を始めた人の「3分の2」は求職活動していなかった!?
数字だけみれば、求職活動をしていない人のほうが職を得やすいように感じますが、実際には、母数の小さい“失業者”の方がかなり高い倍率で仕事を見つけているのです。
ちなみに、具体的な求職活動をしていない人たちは、知り合いから求人に関する情報を仕入れたり、非公式にリクルーターから転職の打診を受けたりといった形で職を見つけています。
さらに、サンフランシスコ連邦準備銀行が行った研究には、「新たに行われた採用の約42%は、非公式の求人だった」という調査結果(米労働省が2013年に実施)も引用されています。
「仕事を見つけたい」という労働者側の思いだけでなく、「働き手を見つけたい」という雇用主や採用担当者の意思が雇用動向に大きな影響を与えているのは間違いなさそうです!
『Vox』の記事でも、非労働力人口の方が圧倒的に多いことを指摘した上で、「働き手が仕事を探すのではなく、仕事のほうが働き手を探している」と説明しています。
それでも、3分の2が仕事探しせず働き始めた、というのは強烈ですよね。いつか自分もこんな風に仕事できるようになるかもしれない。そう考えたら、今からスキルアップを考えておいた方がよさそうです。