不吉で嫌われている「13日の金曜日」には仰天の法則があった!
これは、『13日の金曜日』には不幸なことが起きると漠然と思われているために、人々が外出を控えたり、注意深くなっているからかもしれません。
一方、1993年に『英国医療ジャーナル』に掲載された「13日の金曜日は健康に悪いか?」という論文によると、13日の金曜日に車を運転した場合、事故で入院する人が確率が高かったそうです。
事故は起きやすくないものの、入院はしやすいって、ちょっと不吉なような気もしますね……。
■3:『13日の金曜日』が知られたのは100年前から
ところで『13日の金曜日』が有名になったのは、わずか100年ほど前のことです。
もともと“13日”と“金曜日”は別々に「ちょっと不吉」くらいの感覚はあったのですが、それが結びついて『13日の金曜日』となったのは、ある一冊の小説がきっかけでした。
それは、1907年にトーマス・ローソンが書いた小説『Friday the Thirteenth(13日の金曜日)』です。内容は株式市場での闇取引の話で、ライバルを株でやっつけますが、やがて自らも破滅する小説です。
当時、大ヒットしました。
大ヒットした影響で『13日の金曜日』→人に復讐する、自らも滅ぶ、というような印象が広がり、『13日の金曜日』のイメージが形作られました。