くらし情報『みんなで何かやるのと「1人でやる」を比べてわかった人間の本質』

みんなで何かやるのと「1人でやる」を比べてわかった人間の本質

これは、社会的手抜きと言われる現象です。8人といえば、普通にありそうな人数ですよね。

仕事でのグループ・会議など。もし、何かをみんなで一緒にする時には「8人になったら、1人1人の責任感は実は半分」と冷静に心の中で思っていてもいいかもしれません。

49というのも、あくまで平均で、たとえばある人は74で、別の人は24(この2人で平均49)かもしれません。

■ブレストよりも1人で企画を考える方が効果的!

社会的手抜きは何も、綱引きのような力作業だけではありません。

例えば、ブレインストーミングといわれる手法があります。集団でアイディアを出す手法として「どんなアイディアでも否定しない、できるだけ沢山のアイディアを出す」というもの。


実はこうしたアイディア出しなどの頭脳労働でも、みんなでやるよりも1人でやった方が創造的かつ数が出ることが実験で確かめられています。

とはいえ、みんなで何かやるのは素晴らしいことですし、筆者も大好きです。チームワークを熟成するにはとてもいい機会でしょう。でも、その裏側にこうした心理が働くことを大人は忘れてはいけない……。そんなことを改めて実感してしまう心理学的な数字のお話しでした。

(文/シール坊)
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