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「第6回『江戸まち たいとう芸楽祭』たけしが認めた若手芸人 ビートたけし杯『お笑い日本一』」が9日、東京・浅草の東洋館にて開催され、昨年の『M-1グランプリ』で準優勝したヤーレンズ(楢原真樹、出井隼之介)がグランプリを獲得。終了後に同祭の実行委員会名誉顧問を務めるビートたけしが登壇し、若手芸人の現状についてコメントした。若手芸人の支援や育成を目的に、ビートたけしが名誉顧問を務める「江戸まち たいとう芸楽祭」で行われた「ビートたけし杯」。見事グランプリに輝いたヤーレンズの楢原は「『M-1グランプリ』では悔しかったので、今回結果が出てとにかくうれしい。たけし杯は絶対獲ると思って、直前にライブにいっぱい出て準備していました」と狙っていたことを明かすと、出井も「ここに向けて照準を合わせてきたのでうれしいです」と笑顔を見せる。たけしは「いまの漫才師は、腕はすごいけど、全体的に腕が上がっているので飛び抜けた存在が出てこない。技術ではなく、くだらなくても決定的な差ができるほどの大笑いをさせてくれるようなコンビが出てこないとスターにはなれない」と語る。グランプリを獲得したヤーレンズについても「客前なのに時間が5分以内と短いから、かわいそうだよね。聞いたらいつもの実力が出ていなかったみたいだね」と慮ると「ウケる、ウケないにかかわらず(時間が短いので)間をとらないでネタを連発しているコンビが多かった。そのなかで(ヤーレンズは)一番場慣れしていて余裕があったかな」と評する。すると楢原は「長いネタの方が得意なので、もし持ち時間が長くなるなら、次も出て連覇を狙いたい」と意気込む。ナイツの土屋伸之は「客席も一番笑っていた」とヤーレンズを評価すると、塙宣之も「去年の『M-1グランプリ』では迷った末に令和ロマンに入れましたが、今年も決勝に行くぐらい面白かった」と太鼓判を押していた。さらにたけしは「お笑い芸人に求めること」について聞かれると「お笑い芸人に人権や投票権はいらない。その代わりに舞台で好きなことをやらせてくれ。酒飲んで何しても認めてくれ。普段の行いで一般市民であることを求めて、もう片一方で芸は破天荒じゃないとダメだという。そんなのおかしい。芸人にも治外法権を!」と語っていた。
2024年02月10日ビートたけし(76)が、11月19日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、自身の年金額を明かした。先日初めて自身の年金額を見たというたけし。「こうやってビッて剥がして見たけど、ひと月6万円だったよ。倒れたもん、めまいがして」と、その金額の少なさに驚愕したという。たけしは、厚生年金などには加入しておらず、国民年金のみに入っているようだ。国民年金は、所得に関わらず一定の保険料を毎月収めることで将来年金を受け取ることができる制度。令和5年度の保険料は、1カ月あたり16,520円だ。20歳から60歳になるまでの40年間で、保険料を払った期間に応じて65歳から基礎年金を受け取ることができる。40年すべて納めた際の、満額の老齢基礎年金の金額は月額66,250円だ(令和5年度、67歳以下の場合)。会社員の場合は、この基礎年金に厚生年金を上乗せしてもらうことができる。「たけしさんは、今も現役で働いておられますし、それなりの貯えもあるでしょうから、生活にはこまらないでしょう。しかし、個人事業主やフリーランス、パート、専業主婦(夫)など、実際に基礎年金しかもらえない人も多いのです。さすがにこの金額だけでは暮らしていけないという方が多いのではないでしょうか」(全国紙記者)たけしの告白で、改めて基礎年金の給付額の少なさに驚いた人が続出。ネット上では、将来を憂う声が相次いだ。《たけし氏のように資産の無い方は即死かな…》《ビートたけしさんですら年金は月6万円なのかマジで若い時から貯金しておかないと老後餓死してまうやん…》《六万円だよ国民年金生きていける最低保証額?まさかだよね〜》また、この基礎年金で受け取れる金額は、この先さらに下がる可能性があるという。「年金は、物価が上がれば給付額も増えます。しかし、少子高齢化で年金財政が厳しくなるなか、’04年から年金の増額分を実際の物価上昇分よりも抑制するマクロ経済スライドという制度が導入されました。日経新聞は、’24年度は2年連続でこの制度が発動することになる見通しだと報じています。年金の給付額自体は増えますが、物価の伸びほどには増えないため実質的には減額することに。現状、この給付抑制は’46年度まで続き、基礎年金の給付水準は将来的に3~4割低下するといわれています」(前出・全国紙記者)自身の年金額の見込みは、「ねんきんネット」で確認できる。年金が少ない場合は、受給開始を遅らせることで月々の年金額を増やす「繰り下げ受給」や、就労期間の延長、貯蓄などで自衛するしかないだろうーー。
2023年11月21日「誰も知らない明石家さんま」恒例のドラマ企画「笑いに魂を売った男たち」に岩田剛典と香取慎吾がそれぞれ明石家さんま役、ビートたけし役で出演することが分かった。2015年の第1弾放送より、あらゆる手法でさんまさんの知られざる一面を掘り起こしてきた特番「誰も知らない明石家さんま」。そのなかのドラマ企画では、これまで明石家さんま役を菅田将暉、北村匠海、斎藤工、成田凌、杉野遥亮らが務めてきた。その第9弾となる今回の特別ドラマは、「さんまとたけしの友情物語」。ビートたけし本人へのインタビューを基に、30年に及ぶ2人の天才芸人の知られざる友情物語をスペシャルドラマで描く。ドラマ出演者コメント岩田剛典(明石家さんま役)このたび、さんまさんを演じさせていただきました。まさか自分がさんまさんを演じる日が来るとは思わなかったです(笑)。本当に短い時間ではあったんですけども、自分なりにさんまさんへのリスペクトを込めて、たけしさんを演じる香取慎吾さんと一緒に演じさせていただきました。素敵なドラマができたかなと思っています。ぜひ楽しんでください。岩田剛典(明石家さんま役)香取慎吾(ビートたけし役)たけしさんを演じてみて、さんまさんは「自分もまだまだいけるんじゃないか」って思わせてくれた存在なのだと思いました。さんまさんもたけしさんも、やっぱりいつまでたっても僕の憧れの人です。そんなお二人の物語に参加させてもらって、難しく、そして緊張することもありました。でも、とても素敵なお話になっていると思います。ぜひ、岩ちゃんとの共演を楽しみにご覧ください。香取慎吾(ビートたけし役)さんまドラマ概要「笑いに魂を売った男たち」若き日のさんまの運命を変えた出来事の一つ。それは天才、ビートたけしとの出会いだった。伝説の大人気番組、「オレたちひょうきん族」。当時すでに第一線で活躍していたビートたけしの「タケちゃんマンのコーナー」にひょんなことから代役として出演したことをきっかけに、東京でスターダムを駆け上がっていくさんま。大切な人との別れ、たけしの活動休止、そして裏番組との熾烈な戦い…華やかなテレビの舞台裏で、2人の天才が胸に抱いた思いとは?2人の友情をビートたけし、明石家さんま本人、そして当時の番組関係者のインタビューを基に描く。「誰も知らない明石家さんま 第9弾」は11月26日(日)19時~日本テレビにて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年11月13日ビートたけし、西島秀俊、加瀬亮ら豪華俳優陣が出演する戦国スペクタル超大作『首』より、キャラクタービジュアルとPVが公開された。映画『ソナチネ』と同時期に構想し、30年もの長きに渡って温められていた本作は、巨匠・黒澤明が生前、「北野くんがこれを撮れば、『七人の侍』と並ぶ傑作が生まれるはず」と、期待していた念願の企画の映画化。本能寺の変を、誰も観たことのないスケールで描いている。今回のPVでは、人が良さそうな顔をしながら、ライバル武将たちを唆す“腹黒いサル”羽柴秀吉(ビートたけし)や、強すぎる忠義心ゆえに、謀反を決意することとなる明智光秀(西島さん)、高笑いで家臣を次々に足蹴にする織田信長(加瀬さん)をはじめ、難波茂助(中村獅童)、黒田官兵衛(浅野忠信)、羽柴秀長(大森南朋)、曽呂利新左衛門(木村祐一)、荒木村重(遠藤憲一)、徳川家康(小林薫)、千利休(岸部一徳)といった、武将、百姓、芸人と立場の違うクセありキャラクターが、それぞれの野望を滾らせる様子が映し出される。また、映像が公開された10人に加え、斉藤利三(勝村政信)、般若の佐兵衛(寺島進)、服部半蔵(桐谷健太)、森蘭丸(寛 一 郎)、弥助(副島淳)も姿を見せるキャラクタービジュアルが完成した。『首』は11月23日(木・祝)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:首 2023年11月23日より全国にて公開ⓒ2023KADOKAWA ⓒT.N GON Co.,Ltd
2023年10月19日互いの連絡先を交換せず、最初に出会った喫茶店で会うことを約束するふたり。ビートたけしの同名小説を映画化した『アナログ』が見つめさせてくれるのは、いつの世も変わらぬ愛の原点。タカハタ秀太が監督をつとめ、主人公・水島悟を二宮和也、ヒロインのみゆきを波瑠が演じ、切なくも温かな愛の物語を紡ぎ出す。本作が描く“4つの幸せ”と見どころをご紹介します。1、レトロで温かみのある、古き良きアナログな世界観。悟とみゆきが出会う喫茶店「ピアノ」。悟が“想いを込めた時間は相手に届く”という信念を持つデザイナーだけに、彼が手がけた「ピアノ」の店内には、ト音記号のデザインなど、温もりが溢れている。その温もりは、悟の日常生活にも。朝食を摂るキッチンの風景をはじめ、洗練されていながら暮らしの息遣いを感じさせる世界観にも注目。2、幼馴染み、家族…拠り所となる血の通った人間関係。悟の恋を冷やかしつつも応援する幼馴染みの高木(桐谷健太)と山下(浜野謙太)。さらには、悟の幸せを静かに願っている母・玲子(高橋惠子)など。彼を想う人々に囲まれている悟の人生の豊かさを演技派揃いのキャストが映し出す。カットがかかっても10分以上、二宮らがアドリブで演じ続けた居酒屋シーンの幼馴染み感がリアルすぎ。3、頼りないからこそ大事にしたい、運任せの待ち合わせ。木曜日に「ピアノ」で会う約束をする悟とみゆき。だが、これはあくまでも都合がつけばの話。どんなに悟がみゆきに会いたくても、仕事など、急な用事で店に顔を出せないこともある。そんなふたりの関係を象徴するのが、「会いたい気持ちがあれば会えますよ」というみゆきの言葉。運任せの待ち合わせが、恋のときめきをますます高める。4、“あの人に会いたい”という、人が抱く根源的な想い。みゆきの言葉どおり、悟を動かしたのは“会いたい気持ち”。だが、みゆきはある日を境に、ぷっつりと「ピアノ」に姿を見せなくなってしまう。『アナログ』が描く愛の物語の神髄は、実はここから先にある。内澤崇仁(androp)の音楽が悟の感情の機微と繊細に溶け合うなかで、いつの時代も変わらない愛の原点に涙が止まらない。ビートたけし原作の切ないラブストーリー。映画『アナログ』ビートたけしが70歳にして書きあげたラブストーリーを映画化。劇伴および幾田りらによるインスパイアソング「With」のプロデュースを内澤崇仁(androp)が担当し、感情の機微を繊細に表現。監督/タカハタ秀太脚本/港岳彦出演/二宮和也、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎(なにわ男子)、坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美、鈴木浩介、板谷由夏、高橋惠子、リリー・フランキーほか10月6日より全国公開。©2023「アナログ」製作委員会 ©T.N GON Co., Ltd.※『anan』2023年10月4日号より。文・杉谷伸子(by anan編集部)
2023年09月28日幾田りらが新曲「With」を発表。ビートたけしによる原作小説を映像化した映画『アナログ』のインスパイアソングに決定した。幾田りらの新曲「With」映画『アナログ』のインスパイアソングに2023年7月に映画『1秒先の彼』主題歌となる新曲「P.S.」をリリース、同月に自身初のワンマンツアー『SKETCH』を成功させるなど、YOASOBIのボーカル・ikuraとしてはもちろん、積極的なソロ活動でも躍進を続けている幾田りら。幾田りら自身が作詞・作曲を担当主演に二宮和也、ヒロインに波瑠を迎えた映画『アナログ』の劇伴及びインスパイアソングとなる「With」は、幾田りら自身が作詞・作曲を担当。編曲とプロデュースを務めたandropのボーカル&ギター・内澤崇仁によると、「情緒深く、真っ直ぐな愛の強さと繊細さを詩的に表現」した楽曲に仕上がっているという。作品情報幾田りら 新曲「With」CD発売・配信リリース日:未定作詞・作曲:幾田りら編曲:内澤崇仁映画『アナログ』インスパイアソング
2023年07月24日日本を代表する音楽家の1人であり、これまで数々の名曲を世に生み出してきた、坂本龍一さん。2023年4月2日、坂本さんが同年3月28日に逝去したことが、所属事務所によって明かされました。所属事務所によると、2020年6月にがんが発覚して以来、坂本さんは治療を受けながら、創作活動に勤しんでいたといいます。作曲家やピアニスト、そして音楽プロデューサーとして、幅広く日本の音楽界に貢献してきた坂本さん。旅立ちに対し、多くの人から悲しむ声や感謝の声が上がっています。ビートたけし、『戦場のピアニスト』坂本龍一を追悼坂本さんの逝去が明かされた翌3日、お笑いタレントのビートたけしさんが自身のウェブサイトを更新。たけしさんが1か月に一度ほどの更新頻度で近況を報告する『VOICE』項目にて、坂本さんの逝去について想いを明かしました。ただただショックで残念で仕方がなく言葉もありません。「戦場のメリークリスマス」の大島渚監督が亡くなってデビッド・ボウイが亡くなって、坂本龍一さんが亡くなって仲間がみんないなくなってしまい、「戦場のメリークリスマス」は俺だけになってしまいました。北野武 公式サイトーより引用1983年に公開された、映画『戦場のメリークリスマス』。坂本さんが手掛けた楽曲『メリー・クリスマス ミスターローレンス』は、美しくもどこか儚いピアノの旋律が、世界各国で高い評価を受けました。楽曲を手掛けるほか、ヨノイ大尉役で俳優としても携わっていた坂本さん。そして、たけしさんはハラ・ゲンゴ軍曹役で出演していました。同作の監督である大島渚さんは、2013年に逝去。そして、ジャック・セリアズ陸軍少佐役を務めた、俳優のデビッド・ボウイさんは2016年にこの世を去っています。「『戦場のメリークリスマス』は俺だけになってしまった」という一文からは、作品をともに制作した仲間への想いや、たけしさんのさびしい気持ちが伝わってきます。たけしさんの追悼文は、多くの人の胸を打ちました。・とても重い言葉だ。また『戦場のメリークリスマス』を見たくなった。・大丈夫、まだロレンス中佐役のトム・コンティがいるよ…!・短いにもかかわらず、あふれんばかりの想いが伝わるメッセージに涙が出た。坂本さんの所属事務所は、逝去を明かす際、生前の坂本さんが好きだった『Ars longa, vita brevis.(芸術は長く、人生は短し)』という一文を添えました。クリエイターが人生を終えても、坂本さんらが魂を込めて生み出した作品は、長きにわたって多くの人の心を揺さぶってくれるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年04月04日映画『アナログ』が、2023年10月6日(金)に公開される。主演は二宮和也、ヒロインは波瑠。原作はビートたけしの恋愛小説。監督はタカハタ秀太が務める。ビートたけし初の書き下ろし恋愛小説が原作映画『アナログ』は、お笑い界・映画界で今なお第一線で活躍するビートたけしによる初の書き下ろし恋愛小説が原作。全てがデジタル化されている世界だからこそ、当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという恋愛小説『アナログ』が映画化される。刊行から約1か月で10万部を突破した話題作だ。携帯電話でいつでもどこでも、誰とでも気軽に連絡が取れる現代。『アナログ』は、そんな時代に連絡先を交換せず、「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」という週に一度の約束を交わし、ゆっくりと関係を紡いでいく2人の物語だ。「会うこと」を大切にする“アナログ”な価値観を持つ“木曜限定”の2人の恋愛を通じて、いつの時代も変わらない愛の原点“好きな人にただ会える喜び”を、純粋に描き出す。主演は二宮和也、ヒロインは波瑠主人公のデザイナー・水島悟を演じるのは、二宮和也。映画『母と暮せば』、『検察側の罪人』、『ラーゲリより愛をこめて』など、数々の話題作に出演し、30代にして日本アカデミー賞最優秀主演男優賞、優秀主演男優賞を複数回受賞という快挙を成し遂げた実力派俳優が、実年齢に近い水島の役柄を丁寧に、伸びやかに演じる。主人公・水島悟(みずしま さとる)…二宮和也手作りや手描きにこだわるアナログ人間でありながら、思いをこめた時間を相手に届けたいという信念を持つデザイナー。漬物を自作で漬けるなど、丁寧で豊かな暮らしを送る。自ら内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で、謎めいた女性・みゆきと出会い、心惹かれる。意を決して連絡先を聞くが、なぜか彼女は携帯を持っていなかった。美春みゆき…波瑠喫茶店「ピアノ」で水島に出会う謎めいた女性。なぜか今の時代には珍しく携帯を持たず、水島とは毎週木曜日、同じ場所で会う約束をする。しかしある日、突然「ピアノ」に現れなくなる。演じるのは、連続テレビ小説「あさが来た」で主演を務めた波瑠。その後も『オズランド笑顔の魔法おしえます。』、『弥生、三月 -君を愛した30年-』といった映画に出演している。島田紘也…藤原丈一郎(なにわ男子)悟を慕う大阪支社の後輩。関西弁で話す、明るく陽気なムードメーカー的存在。岩本修三…鈴木浩介悟が務める東京本社の直属の上司。カタカナビジネス用語を多用し、悟や部下たちを困惑させる。浅井陽子…坂井真紀悟の母・玲子の担当医。椎名順子…筒井真理子悟がデザインを担当するイタリアンレストランのオーナー。高橋俊和…宮川大輔島田の上司。香織…佐津川愛美悟の友人、山下の妻。田宮…リリー・フランキー喫茶店「ピアノ」のマスター。静かにカウンターに佇み、週に一度、木曜日にピアノで会う約束を交わす悟とみゆきの関係を誰よりも近くで見守っている。高木…桐谷健太山下…浜野謙太悟の幼馴染で親友。前向きに悟の恋を応援する。玲子…高橋惠子入院している悟の母。監督はタカハタ秀太、脚本は港岳彦監督を務めるのは、二宮とは二度目のタッグを組むこととなったタカハタ秀太。『ホテルビーナス』でモスクワ国際映画祭コンペティション・パースペクティブ最優秀作品賞を受賞し、『鳩の撃退法』など、上質なドラマを丁寧に紡ぐことに定評がある。脚本を担当するのは、『あゝ、荒野』や『宮本から君へ』、『MOTHER マザー』など、もがきながら生きる人間の機微を繊細に、時に骨太に描き出す港岳彦。インスパイアソングに幾田りらの書き下ろし楽曲「With」映画『アナログ』のインスパイアソングは、YOASOBIのボーカルikuraとしても活動する幾田りらの書き下ろし楽曲「With」。映画本編を鑑賞し、号泣したという幾田はその勢いでインスピレーションのまま書き上げ、さらに自身の経験とも照らし合わせながら歌詞を紡いだという。また、劇伴及びインスパイアソングのプロデュースは、4人組バンドandropのVocal&Guitar、内澤崇仁が担当。内澤崇仁名義で劇伴全編を担当するのは今回が初となる内澤が、登場人物の感情の機微を繊細に掬い取り、観客の心に優しく寄り添う劇伴曲を作り上げた。尚、劇伴の数々を収録したオリジナル・サウンドトラックが、映画『アナログ』公開直前の10月4日(水)に発売される。映画『アナログ』あらすじ水島悟は、喫茶店「ピアノ」で謎めいた女性・みゆきと出会う。自分と似た価値観を持つみゆきに惹かれた悟は、意を決して連絡先を聞くが、なぜか彼女は携帯を持っていなかった。「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」と言うみゆきの言葉をきっかけに、ふたりは毎週木曜日に「ピアノ」で合う約束を交わす。次第に距離を縮め、ゆっくりと関係を深めていく。やがて想いを募らせた悟は、彼女にプロポーズを決意。しかしその当日、みゆきは突然「ピアノ」に現れなくなり―。【作品詳細】映画『アナログ』公開日:2023年10月6日(金)監督:タカハタ秀太出演:二宮和也、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎、坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美、鈴木浩介、板谷由夏、高橋惠子、リリー・フランキー原作:ビートたけし『アナログ』(集英社文庫刊行予定)脚本:港岳彦音楽:内澤崇仁インスパイアソング:幾田りら「With」(ソニー・ミュージックエンタテインメント)製作:「アナログ」製作委員会制作プロダクション:アスミック・エース AOI Pro.配給:東宝 アスミック・エース■『アナログ』 オリジナル・サウンドトラック発売日:2023年10月4日(水)作曲:内澤崇仁価格:3,300円
2023年02月20日ビートたけしが70歳にして初めて書き上げた恋愛小説『アナログ』(集英社文庫刊行予定)の映画化が決定。主演に二宮和也、ヒロイン役に波瑠を迎え2023年秋に公開されることが発表された。全てがデジタル化されている世界だからこそ、たけしが当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという本作。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に「会うこと」を大切にする“アナログ”な価値観を持つふたりの恋愛を通じて、いつの時代も変わらない愛の原点=〈好きな人にただ会える喜び〉を純粋に描き出す。二宮と波瑠が共演するのは本作が初。二宮が演じる主人公・水島悟は、手作りや手書きにこだわるアナログ人間でありつつも、思いをこめた時間を相手に届けたいという信念を持つデザイナー。そして波瑠は、今の時代には珍しく携帯電話を持っていない、謎めいた女性・美春みゆき役を務める。監督は、長編映画デビュー作『ホテルビーナス』でモスクワ国際映画祭コンペティション・パースペクティブ最優秀作品賞を受賞し、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマ『二つの祖国』、『鳩の撃退法』などで知られるタカハタ秀太。二宮とたけしが主演を務め、2015年に放送されたドラマ『赤めだか』の演出も手がけており、たけしからの信頼も厚く、二宮とタッグを組むのは2度目となる。脚本は、『あゝ、荒野 前編・後編』『宮本から君へ』『MOTHER マザー』などを手がけた脚本家・港岳彦が担当する。併せて、二宮、波瑠、タカハタからコメントが到着した。■水島悟役:二宮和也 コメント現場の撮影はクリエイティブな日々で、毎日現場に向かうのが楽しい日々でした。目まぐるしく変化する世の中ですが、いつの時代も“誰かを大切にする気持ち”の本質はとてもシンプルで変わらないのだと改めて気付かされる作品です。コロナ禍を経たからこそ感じることができる人と会うことの温かさと喜びを、ぜひ劇場で感じていただけると幸いです。■美春みゆき役:波瑠 コメント脚本を読ませていただき、とても美しい物語に感動しました。今は会えなくても色々なことを共有できる世の中でとても便利なことですが、一緒にいることでこそ分かち合える喜びに鈍感になってしまったのかもと不安になります。誰かと愛を育めることは奇跡そのものなのだと、この作品を通して実感しました。是非、大切な人と観ていただけたら嬉しいです。■タカハタ秀太監督 コメント『アナログ』が出版されてすぐ、これを二宮和也さんで映画にしたい!と切に思いました。映画化をご承諾いただけたことは幸甚の至りです。二宮さんと波瑠さん、初共演のふたりの撮影初日を見て、まさに〈悟とみゆき〉を感じました。原作本の帯に「愛するって、こういうことじゃないか?」とあります。誰かを大切にする、とは何か……。珠玉のラブストーリーを全ての世代にお届け出来ればと思います。<作品情報>『アナログ』2023年秋 全国公開原作:ビートたけし『アナログ』(集英社文庫刊行予定) ※2023年6月20日予定監督:タカハタ秀太脚本:港岳彦出演:二宮和也波瑠公式Twitter:
2023年02月17日お笑いタレントのビートたけしが8日、東京・浅草の東洋館で行われた「『第5回江戸まち たいとう芸楽祭』たけしが認めた若手芸人 ビートたけし杯『お笑い日本一』」に登場し、昨今のお笑い界について語った。今年で5回目となる同コンテストは、「江戸まち たいとう芸楽祭」の実行委員会名誉顧問を務めるビートたけしの「つまらない奴が審査しても意味がない。その日一番ウケた奴が賞を持って行け」という意気込みで開催。「第2のたけし」発掘を目指すとともに、たけしが修業を積んだ浅草を“お笑いの聖地”として再認識し、世に発信することも目的としている。この日行われた本戦には、オッパショ石、センチネル、TCクラクション、ハンジロウ、ポンループ、まんじゅう大帝国、や団、ヤーレンズの8組(五十音順)が出場。たけしに加え、高田文夫、ナイツが審査を担当し、ハンジロウが優勝に輝いた。たけしは「今年は腕がいい」と全体のレベルが高かったと評価し、「ただ、若いのに舞台慣れしちゃっているなという怖さもある」と発言。「地上波とかコンプライアンスの問題で好きなことが言えない時代にお笑いを目指している人たちはちょっとつらいかなと思いますが、これだけの腕があってネタもいっぱいやりそうですから、頑張って、一番つらい時代を乗り越えて、いずれブームが来るので、そこまでいろんなネタをためて売れてほしいと思います」とハンジロウにエールを送り、「おめでとうございました」と祝福した。たけしはまた、「我々の頃はお笑いがお年寄りのための娯楽みたいなところがあったけど、関西から若手が出てきて、若手の世代の客が増えてきて、それにテレビが便乗して過激な発言も許してくれた時代もあって、漫才ブームがそれから2回くらいあった」と振り返った上で、「今はネタをまいて全部刈り取っちゃった、すっからかんの不毛地帯みたいなところがあって、芸人が化学薬品で芽を出した植物に見えてきて、有機農業のすごさがあまり感じられない時代に来ている」と今のお笑い界について言及。続けて、「もうそうそろ有機の時代がいいという雰囲気が出てきたので、これからブームになれば、新しいネタと新しいお笑いのスタイルができると思う。不毛の時代はやっと終わりにかかってきているなという感じがします」と希望も口に。さらに、「浅草にもっと芸人が昔みたいにワーワー歩いて、客ももうちょっと集まってくれるような土地になって、浅草から出て行った芸人が関東のお笑いを席捲するような時代になればいいと思います」と願いを込めた。
2023年02月08日「『第5回江戸まち たいとう芸楽祭』たけしが認めた若手芸人 ビートたけし杯『お笑い日本一』」が8日、東京・浅草の東洋館で行われ、お笑いコンビ・ハンジロウ(たーにー、しゅうごパーク)が優勝した。今年で5回目となる同コンテストは、「江戸まち たいとう芸楽祭」の実行委員会名誉顧問を務めるビートたけしの「つまらない奴が審査しても意味がない。その日一番ウケた奴が賞を持って行け」という意気込みで開催。「第2のたけし」発掘を目指すとともに、たけしが修業を積んだ浅草を“お笑いの聖地”として再認識し、世に発信することも目的としている。この日行われた本戦には、オッパショ石、センチネル、TCクラクション、ハンジロウ、ポンループ、まんじゅう大帝国、や団、ヤーレンズの8組(五十音順)が出場。たけしに加え、高田文夫、ナイツが審査を担当し、ハンジロウが優勝に輝いた。しゅうごパークは「20年目に入るまでずっと名乗っていた『しゃもじ』というコンビ名があまりにも字画が悪いと言われて、去年6月に思い切って改名しまして、改名した直後のここで優勝できたので、運が向いてきたんじゃないかと。改名効果かなと思っています」とコメント。たーにーは「まだちょっと信じられない。僕ら以外の組がかなりウケていたので、半ば諦めていた」と心境を述べてから、「嫁と子供2人が沖縄にいまして、単身赴任していて、(子供を)公文を習わせているんですけど、嫁のミスで公文の月謝を1年間払い忘れていたので、今回の賞金がそちらにいくと思いますが、非常にうれしく思っています」と笑いを交えて喜びを語った。たけしは「今年は腕がいい」と全体のレベルが高かったと言い、「ただ、若いのに舞台慣れしちゃっているなという怖さもある」と発言。「地上波とかコンプライアンスの問題で好きなことが言えない時代にお笑いを目指している人たちはちょっとつらいかなと思いますが、これだけの腕があってネタもいっぱいやりそうですから、頑張って、一番つらい時代を乗り越えて、いずれブームが来るので、そこまでいろんなネタをためて売れてほしいと思います」とハンジロウにエールを送り、「おめでとうございました」と祝福した。
2023年02月08日最近Twitter上で、存在が問題視されているあるアカウントが。それは、「ビートたけし(Takeshi Kitano).bot」という名前のアカウント。プロフィール欄には《漫才師、映画監督、俳優 1947年1月18日生まれ 名言配信bot》とある。一見ビートたけし(75)本人の公式Twitterかのように見えるが、botと明記されているので本人のものではないようだ。botというのはもともと、事前に指定した言葉を特定の時間に自動的にTwitterに投稿する機能のことだ。botであるため“なりすましアカウント”ではないが、その投稿内容には疑問がつくものも。「ビートたけし(Takeshi Kitano).bot」が投稿した《何も無くていいんだ。人は生まれて、生きて、死ぬ、これだけでたいしたもんだ》という言葉だが、これはたけしの著書『僕は馬鹿になった。』に記されている言葉で、たけしの名言として広く知られている。しかし、こんな投稿もしている。《学生の行動原理を支配してるのは将来への「不安」なんだよな。不安だから授業に出席する、不安だからインターンに行く、不安だから資格をとる。不安な気持ちを、一旦わきに置いて、自分が本当にやりたいことを自問自答する方が将来の不安な気持ちもなくなるんだよな》この言葉を検索したところ、実際にたけしが発言したというソースは見当たらなかった。実際のたけしの発言と真偽不明のものが入り混じる投稿に、Twitter上では“法的に大丈夫なの?”という声があがっていた。本誌はたけしの所属事務所に「このTwitterは公式のものなのか」「本人のものではないならば今後どのように対応するか」などと問い合わせたところ、弁護士から以下のように回答があった。「これは本人のTwitterではありません。これまでもなりすましアカウントに悩まされており、そのたびにTwitter社への報告をしてきました。こうした間違った情報を投稿するアカウントやなりすましアカウントについては今後も対応を検討していきます」そして、本誌のTwitter公式アカウントのDMを通じて「ビートたけし(Takeshi Kitano).bot」に問い合わせをした。たけしの所属事務所の弁護士の見解を伝え、今後のアカウント運営について尋ねたところ、返答はなく、なんと本誌の公式Twitterをブロックして逃亡!また、アカウント名も「ビートたけし(Takeshi Kitano).bot」から「励まされる140字の言葉》に変更。その数時間後には《幸せを呼ぶ140文字の言葉》へと名前は変わっていた。アカウント名変更後、「ビートたけし(Takeshi Kitano).bot」での投稿はすべて削除されていたが、そのことに関しての説明は一切なく、ソースが明示されていない“名言”を今も投稿し続けている。実はたけしのほかにも、所ジョージ(67)や明石家さんま(67)、タモリ(77)でも類似したアカウントの存在が確認されている。本人の怒りを買うようなことは避けたほうがよさそうだが……。
2022年09月01日2022年5月11日、お笑いトリオ『ダチョウ倶楽部』のメンバー、上島竜平さんが逝去したことを事務所が発表しました。同日、お笑いタレントや映画監督などマルチな活躍をしている、ビートたけし(北野武)さんが、訃報を受けてウェブサイト上にコメントを掲載。自身の想いをつづっています。上島、大変ショックです。40年近く前から一緒に仕事をしてきたのに、芸人は笑っていくのが理想であって、のたれ死ぬのが最高だと教えてきたのに、どんなことがあっても笑って死んで行かなきゃいけないのに、非常に悔しくて悲しい。北野武 公式サイトーより引用『ダチョウ倶楽部』はかつて、ビートたけしさんが総司会を務めたバラエティ番組『スーパーJOCKEY』(日本テレビ系)に出演。「絶対に押すなよ!」といいながらも熱湯風呂に落とされる、身体を張ったギャグが誕生しました。また、ビートたけしさんがメイン司会を務めたバラエティ番組『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』(日本テレビ系)にも出演し、リアクション芸が人気に。台本にないことをやらされそうになった際に、上島さんが発した「聞いてないよォ」は、第10回『新語・流行語大賞』で受賞し、ブレイクの切っかけになりました。上島さんのご冥福を心よりお祈りいたします。ニュースを読んでつらい気持ちになった人は、厚生労働省が行っている電話相談を頼ってください。厚生労働省[文・構成/grape編集部]
2022年05月12日●原作との出会い“芸人の美学”が心に刺さった劇団ひとりが監督・脚本を務め、ビートたけしの自叙伝を元に映画化した『浅草キッド』。「人類の中でもっとも尊敬する人」とたけしを敬愛してやまない劇団ひとり監督にとっては、「たけしさんに憧れて芸人を目指したあの日から、この作品を撮るための準備期間だったようにも思う」と夢が叶った形だ。たけしと共演を重ねるようになりつつも、「一緒にいるけれど遠くにいるような人。どんなに近くに座っていても、たけしさんの頭の中がまったくわからないんです(笑)。たけしさんは孤高の存在であり、永遠に越えられない人」という劇団ひとり監督。たけしへの憧れがどのように自身の背中を押し続けてくれているのか――。たけしとの出会い、本作に込めた思いを明かした。本作の舞台は、昭和40年代の浅草。大学を中退し、“お笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、伝説の芸人・深見千三郎(大泉洋)に弟子入りしたタケシ(柳楽優弥)。彼が個性と才能に溢れる仲間たちと出会い、芸人・ビートたけしとして開花していくまでを描く青春ドラマだ。原作の大ファンだった劇団ひとり監督は、7年ほど前から自発的に脚本を書き始め、あちこちに企画を持ち込んでいたという。晴れて映像化の企画が進行することとなり「本当にうれしかった。僕はたけしさんが大好きだから」と目尻を下げるが、もちろん「プレッシャーもあった」そう。「僕らお笑い芸人にとってたけしさんは、神様みたいな人。信者も多いですからね。信者に怒られるようなものにしてはいけない」と覚悟した。原作『浅草キッド』との出会いは、「15歳くらいの頃に、家の近所の古本屋で手に取って。それで初めて読んだんです」とのこと。本の中に描かれた、お笑いの世界の裏側に一瞬にして魅了されたそうで「テレビでお笑いを見ていただけなので、その裏側なんて全然知らなくて。今みたいにいろいろな情報があるわけではないですからね。お笑い芸人になるためには、浅草に行ってストリップ劇場で修行したりするものなんだって思ったりして。なんだか泥臭くて、かっこいいなと思った」とにっこり。「昭和、浅草の芸人像ってとてもかっこいいけれど、今ああいった生き方ができるかと言えば難しいですから。僕にとってはアメコミのスーパーヒーローに近い存在なのかもしれない」と話す。芸人たちが人を笑わせている裏ではあらゆる苦労を重ねている点も、劇団ひとり監督の心に刺さった。「本書には、芸人の美学のようなものがつづられていました。特にたけしさんの師匠である深見さんというのは、美学の塊のような人。はたからみれば照れ屋で不器用だったりするんだけれど、“顔で笑って腹で泣いているのが美しい”ということを体現されているような方。芸人のそういった面って、表には見せなくていいとは思っているんです。それが芸人の仕事ですから。でもどうしても僕は、芸人だって本当は腹で泣いているんだよという姿が好きで、そういうのを見せたくなっちゃう。僕はお笑いも好きだけれど、お笑い芸人が大好きだから」と芸人への愛をにじませる。○■たけしと柳楽優弥に共通するのは“さみしげな雰囲気”タケシを柳楽優弥、彼の師匠であり“幻の浅草芸人”と呼ばれていた深見千三郎さんを大泉洋が演じている。柳楽はまばたきや首の動かし方といったたけしのクセだけではなく、若き日のたけしが持ち合わせていた情熱と危うさ、そして優しさまでを表現した。タケシ役に柳楽を抜てきした理由については、2人に共通する“さみしげな雰囲気”がポイントになったという。「たけしさんって、すごくさみしげな感じがするんです。天才がゆえに誰ともわかり合えない感じがある。バラエティに出ていてもふと一瞬、さみしげな表情を見せたりする。柳楽さんも、そういった雰囲気を持っていらっしゃると感じました。柳楽さんはどんなに笑っていてもどこかさみしげだし、たけしさんの持っている孤高の感じがぴったりだと思った。そういうものって、その人の生き方でしか表せないものなんだと思います」。また大泉演じる深見師匠は、芸人としての誇りを持ち続ける姿がかっこよくも切なく、粋で色気のある人物として登場する。劇団ひとり監督は自身の書き下ろし小説を初監督で映画化した『青天の霹靂』(2014)でも大泉を主演に迎えているが、「深見師匠はなかなかのコワモテな方だったようで、大泉さんと深見師匠のパブリックイメージとはかけ離れている。だから最初は候補じゃなかったんです。でも『青天の霹靂』を見返していたら、大泉さんの演じる深見師匠を見たくなってしまった」のだとか。「深見師匠は、原作を読んでからずっと僕の頭の中にいた存在。それよりも大泉さん演じる深見師匠のほうが、はるかにすてきでした。色気があって優しくて。本当に感謝しています」と最高のキャスティングが叶ったことを喜ぶ。●「僕にとっては、坂本龍馬よりもたけしさんのほうが上」たけし本人とも、やりとりができたという劇団ひとり監督。「本作のためにわざわざ時間をとってもらって、当時の演芸場の雰囲気や深見師匠はどんな方だったのかなど、改めて教えていただきました」と感謝。まだ完成作は見てもらっていないといい、「たけしさんは照れ屋ですからね。何と言ってもらえるかわかりませんが……。ちょっと怖いところもありますが、楽しみですね」と自身も照れ臭そうに語る。改めて、劇団ひとり監督にとってたけしとはどのような存在なのか?「両親以外では、人類の中でもっとも尊敬する人。どんな歴史上の偉人よりも尊敬しています。僕にとっては、坂本龍馬よりもたけしさんのほうが上」と楽しそうに告白。「最初は『オレたちひょうきん族』を見て面白いなと思って。あとは『北野ファンクラブ』ですね。そこで“たけしさんって面白い”から、“たけしさん、かっこいい”に変わった。面白いってかっこいいことだなと思った」と憧れを募らせ、高校生にして『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』内のコーナー「お笑い甲子園」に出場。そこから芸人として歩み始め、深夜バラエティ番組『新橋ミュージックホール』にお笑いコンビ・スープレックスとして出演したときに、生のたけしと初対面を果たした。「スタジオの脇のピアノがあって、休憩時間にたけしさんがピアノを弾いているのを遠くから見たりして。それがものすごくかっこよくて、また惚れちゃった(笑)。エレベーターから降りてくるだけでもかっこいいですから。ちょっと猫背でポケットに手を突っ込んだりしてね」とぞっこんだが、今やそのたけしと共演を重ねるまでになった。「追いかけてきた人のそばにいられるというのは不思議な感覚ですよね。でもどんなに共演させていただくようになっても、一緒にいても一緒にいる感覚がしないというか。近くに座っていても、たけしさんの頭の中がまったくわからないし、やっぱりなんだか遠くにいるんですよね。この人はどこまで行っても、誰ともわかり合えないんじゃないかという“孤高”を感じる」といつまで経っても遠い存在だという。劇団ひとり監督は、ネタを作る上でも、たけしから忘れられない言葉をもらったと続ける。「僕は、ノートを開いてそこに文字を書いてネタ作りをしていました。でもたけしさんは『縦笛を持ってきて、そこからネタができないか?』と。台本としてネタ作りをしていると、どうしても自分の経験則から生まれたネタしかできない。“まったく別のところから突拍子もないものを持ってきて、それをどうにかしようとすることで化学反応が生まれる”という考え方は、すごく刺激になりました」としみじみ。今でもたけしは自身の背中を押し続けてくれる人だと明かし、劇団ひとり監督は「ここでたけしさんならアクセルを吹かせるはず。そこでブレーキをかけてしまう自分がいると、落胆することも多い」と苦笑い。「大人になってくると、どうしても空気を読んでしまう。空気を読んでいたら、たけしさんみたいに他人の車で壁に突っ込んだりできないでしょう(笑)?今のテレビでは当時のたけしさんのようなことはできないし、そういった意味でもたけしさんは永遠に越えられない存在」だと話す。本気の悪ふざけが炸裂するバラエティ番組『ゴッドタン』など攻めた笑いに挑んでいるようにも思うが、「『ゴッドタン』でやっていることは今のテレビ的に言えばギリギリ、アウトですよね(笑)。なぜか『ゴッドタン』ならば許されている部分がある。『ゴッドタン』は存分にアクセルを吹かすことができるので、僕にとってもとても大事な場所です」と目尻を下げていた。「一番大好きで、大切なものを映像化してしまったので、多少空っぽになってしまった感じはあって。やり終わっちゃったなあって」と素直な胸の内を吐露した劇団ひとり監督。「これで悔いはないというぐらいの気持ちですが、僕はお笑いの世界に入って、お笑いにいろいろ教えてもらって、助けてもらって、ここまで来ました。たけしさんや、たけしさんの師匠のことを知ってもらえる機会を作れたことで、初めてお笑いに恩返しができたのかなと思っています」と優しい眼差しで語っていた。『浅草キッド』はNetflixにて全世界独占配信中。■劇団ひとり1977年2月2日、千葉県出身。1993年にデビュー、2000年に劇団ひとりとしてピン芸人になる。2006年には「陰日向に咲く」で小説家デビュー。2014年、自身の書き下ろし小説を映画化した『青天の霹靂』で初監督を務め、第6回TAMA映画賞・最優秀新進監督賞や、第24回東京スポーツ映画大賞の新人賞に輝く。2016年には共同脚本作品である劇場アニメ『クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』が公開となるなど、お笑い芸人、作家、映画監督など幅広いジャンルで才能を発揮している。ヘアメイク:小出みさ(MIXX JUICE)スタイリスト:星野和美(MIXX JUICE)
2021年12月10日“笑いに人生をかけた男たち”の笑いと涙あふれる青春物語が、12月9日に幕を開けるーー。お笑い芸人「ビートたけし」が師匠「深見千三郎」と過ごした日々を描いた楽曲、そして自叙伝である『浅草キッド』。過去にも2回ドラマ化されてきた本作が、Netflix企画・製作のもと映画化された。物語の舞台は昭和40年代の浅草。お笑いの殿堂と呼ばれた「浅草フランス座」で渥美清や萩本欽一など数々の芸人を育ててきた深見を大泉洋が、大学を中退し芸人を目指すため浅草フランス座に飛び込む若かりし頃のビートたけし(タケシ)を柳楽優弥が演じる。師弟関係の役柄を演じているが、大泉曰く「撮影中は年の離れた兄弟のようだった」という。「柳楽くんはとってもかわいい方です。もちろん役者としては尊敬していますし、僕よりよっぽどすごい役者だと思っています。だけどね、かわいいんですよ。その場にいるだけで、すごく“ほわっ”としてしまう。柳楽くん自身は役づくりでいっぱいいっぱいだったと思うけれど、ついつい構いたくて話しかけていました(笑)」(大泉)大泉の話に声を出して笑う柳楽。同時に「弟子役だからこそ、大泉さんにしっかりついていきたいと思った」と話した。「大泉さんとは何度か共演していますが、毎回現場を引っ張ってくださる人だなと思っています。今回もチームの中心で現場に明るい空気を作ってくださり、とても助けられました」(柳楽)また、本作の撮影が2021年はじめに開始されたこともあり、2020年NHK紅白歌合戦で司会を務めた大泉から紅白のエピソードを聞き出していたというエピソードも。「紅白の裏話が聞きたくて、いろいろ質問していました」と語る柳楽に、大泉も「そういえばそんな時期だったね」と笑いながら撮影を振り返った。「モノマネにならないように演じました」(柳楽)大泉演じる深見は数々の有名芸人の師匠であるものの、テレビなどのメディア露出がほぼない人物だ。そのため、浅草界わい以外でその存在がほとんど知られていない。大泉が役づくりをするにあたり参考にしたのは「コント中の音声のみ」だった。「資料がほとんどない方だったのでコント中の音声を参考にしましたが、その音声を聞くと話し方がたけしさんと同じなんですよ。まるでたけしさんは師匠の生き写しのようで、たけしさんの振る舞いは師匠の影響を強く受けているんだろうなと感じました。なので、たけしさんの振る舞いが僕の役づくりの中に入っていたかもしれません」(大泉)一方、深見とは異なりテレビなど多くのメディアに露出しているビートたけし。そんな彼を演じる上で、柳楽は「モノマネにならないようにすること」を徹底したという。それはビートたけしを敬愛し、本作の監督・脚本を務める劇団ひとりの意向でもあった。「今回、タケシを演じるにあたり自然に見えることが一つの大きなテーマだと思いました。たけしさんの雰囲気が板についているところまで持っていきたいという監督の思いもあって。撮影に入る4ヶ月前からどういう動き方や話し方をすれば自然に見えるのか、監督を含めた色々な方にアドバイスをいただきながら練習を重ねていました」(柳楽)また、劇中にはタップダンスに勤しんでいた深見の影響で、タケシもタップダンスを始めるエピソードが描かれる。大泉・柳楽はこのタップダンス習得のため、撮影の4ヶ月ほど前から練習に励んだ。大泉はタップダンスについて「手品より向いていました」と語る。というのも、大泉は劇団ひとり監督作品『青天の霹靂』でマジシャンを演じていたからだ。「手品は自分に向かないなと思いましたけど、タップはこれからもまたやりたいなと思いました。やっていて楽しいなと思いましたし、寒い時にタップを踏むと温まるのがすごく良くて。寒い時期の外撮影でタップを踏むと温かくなるから、できるようになったのは僕の人生にとってプラスでした(笑)」(大泉)加えて「柳楽くんよりもタップダンスする尺が短かったから言えるんですけどね」と大泉。劇中で柳楽は一曲分のタップダンスを披露するシーンがある。タップダンス初経験で一曲踊る大業を成し遂げた。「少し踊るならまだしも一曲丸々と踊るのは大変でした(笑)。撮影中もできる時は練習を重ねました」(柳楽)「柳楽くんは“すごい”の一言に尽きる」(大泉)柳楽の役づくりやタップダンスなどのストイックさに、大泉は「すごいの一言に尽きる」と感嘆した。「もし僕がたけしさんを演じるとしたら、モノマネに走っちゃうと思います。僕、モノマネが好きだしモノマネができちゃうから、「バカヤロー、コノヤロー」ってついついモノマネしちゃいそうで(笑)。だけど、柳楽くんはモノマネじゃないと思って役づくりをした。しかもモノマネじゃないのにモノマネの人よりたけしさんっぽいんですよ。すごいなと思いましたね」(大泉)それに対し「モノマネできるのは一つの才能じゃないですか?できちゃうのがすごい」と大泉のモノマネに食いつく柳楽。そこに「モノマネじゃダメなのよ!」とツッコミを入れる大泉。まるで劇中の“師弟関係”を見ているようだ。「モノマネだったら映画として、あそこまで完成されていなかったよ。出来上がった映像のツービートの漫才を見た時は本当にビックリしちゃって。前々から柳楽くんはすごい人だなと思ったけど、今回の技術には脱帽しました」(大泉)「僕が求めていたのはモノマネではなく、自然とたけしさんが板についていることだったので、大泉さんにそう言っていただけて救われます。すごく大変だったから乗り越えた甲斐がありました。僕自身、タケシを演じる上でいっぱいいっぱいになって周りが見えなくなっていた部分があったのですが、大泉さんは寒さとか過酷な現場でも笑える瞬間をつくってくれて。僕ができていなかったことを自然とやってみせる大泉さんをすごく尊敬しています」(柳楽)特に劇団ひとりと大泉の言葉の応酬に「レベルが高い!」と思わず絶賛する柳楽。『青天の霹靂』から二度目となる気心の知れた間柄なだけに“罵り合って”笑いを生んでいたそう。「劇団ひとりも僕にとっては放っておけない男で、ついつい話しかけたくなるんですよ。それで、お互いがお互いを罵り合っているだけなのに、勝手に笑いが生まれちゃいましたね(笑)」(大泉)柳楽は柔らかく微笑みながら頷き、「本当に笑っちゃうんですよ」と口にした。「笑い」「俳優」ふたりが人生をかけていること『浅草キッド』は「笑いに人生をかけた男たち」が一つのテーマだ。そこで最後に、「人生をかけてきたこと」「人生をかけていきたいこと」について問うてみた。すると大泉は「実は彼らと同じで“笑い”なのかもしれません」と答えた。「物心ついた時から人を笑わせたいとしか思っていなくて。ファミコン全盛期時代、みんなは『スーパーマリオ』をやっているのに、僕は『スーパーマリオ』のプレイの順番を待っている連中とずっとトークをしていたい子どもだった。「待っている間は大泉とトークしていればいいよ」みたいな(笑)。じゃあ芸人になりなよって話だけど、僕は手段を選ばずにどんな瞬間も人を笑わせていたいんですよ。芸人さんがやらないことだって僕はやりますからね(笑)。だから『浅草キッド』に出てくる「笑われるんじゃねぇ、笑わせるんだ」というセリフはとても耳が痛い。笑われてもいいんじゃないですか?と思うほど、どんな手を使ってでも笑いをつくりたい。何でか分からないんですけどね(笑)」(大泉)そして、柳楽は「人生となると分からないけど……」と逡巡した上で「やっぱり俳優は続けていきたいと思います」と切り出した。「いろんな作品に出たいし、もっと上手くなりたい。上手くなりたいと思えるってことは、人生をかけていきたいことなのかもしれません。それに大変な時もあるけど、楽しいですからね。完成した作品がよかったら、それだけで楽しいと思える。だから、これからも俳優は続けていきたいですね」(柳楽)配信:2021年12月9日(木)よりNetflixにて全世界独占配信【Netflix作品ページ】 浅草キッド()ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント大泉さん、柳楽さんのサイン入りポラを1名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!撮影/奥田耕平、取材・文/阿部裕華、ヘアメイク/(大泉さん)白石義人(ima.)Yoshito Shiraishi、(柳楽さん)佐鳥麻子Asako Satori、スタイリング/(大泉さん)勝見宜人(Koa Hole)Norihito Katsumi、(柳楽さん)長瀬哲朗(UM)
2021年12月08日2021年9月4日、お笑いタレントのビートたけしさんが、東京都港区にあるTBS敷地内でつるはしを持った男性に襲われるという事件が起きました。男性は、駆け付けた警察官によって現行犯逮捕。たけしさんが乗車していた車のフロントガラスが割れる被害は出たものの、たけしさん本人にけがはなく、ほかにもけが人はいないということです。事件から一夜明けた5日、たけしさんと情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)で共演している安住紳一郎アナウンサーは、自身がMCを務めるラジオ番組内で事件について言及しました。安住紳一郎、たけしの事件に「ケガがなくて本当によかった」ラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)の冒頭で、たけしさんの事件について話題にあげた安住アナ。「ケガがなくて本当によかったと思います」とコメントしたほか、これまでにもたけしさんが乗る車に見知らぬ人が近寄ってくることがあったと明かします。たけしさんはお弟子さんをお取りになるので、弟子入り志願の人がダメ元でたけしさんの車めがけて声かけてくるっていうのは、私も何回か目にしていて。また、少し熱狂的というか常軌を逸して、興奮しているっていうような。それは、なぜ興奮しているのかはいろいろ理由があるようですけれども。そういうような人もたまにね、ちょっと声をかけてきたりするというような、懐の深いたけしさんだからこそなのかもしれませんが。そういうような状況もあったので、もしかすると、そういうところの延長線で何かあったのかな、というような想像をしていますが。安住紳一郎の日曜天国ーより引用安住さんのほか、たけし軍団で元衆議院議員のタレント、東国原英夫さんも自身のTwitterで「『軍団や師匠を恨んでいる輩がいる』と話したばかりだった」とコメントするなど、各方面に衝撃を与えている、今回の一件。ラジオのリスナーも、たけしさん襲撃事件への関心は高かったようで、放送後には、さまざまなコメントが寄せられています。・安住さんも無事でよかった!何かがあってからでは遅いですからね…。・たけしさんが無事で何より。これまでにも弟子志願の人が近寄ってくるなんてことがあったんですね。・有名人は大変ですね…。安心して道も歩けない。なお、事件当時、安住さんはTBS局内にいたそうで、会社でも大騒ぎになっていたといいます。たけしさんが事件にあったのは、安住さんと共演する『新・情報7daysニュースキャスター』収録後だったこともあり、「その延長線上で俺を心配するってことにはならなかった」とスタジオの笑いを誘っていました。[文・構成/grape編集部]
2021年09月05日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが23日、YouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』で、ビートたけしとの思い出を明かした。動画「あの大モノ芸能人との初対面話」のなかで、たけしとの初対面は、バラエティ番組『世界まる見え! テレビ特捜部』(日本テレビ系)だったと話したジュニア。それから7~8年後に、たけしと対談することになったが、「対談言うても、記者がいるから円滑に回るねんけど、写真撮影ですってなったときに2人になるやん。ほんなら急に、たけしさんのシャイが発動して。でも何となく、しゃべらんと気まずいなっていう空気があって……」と、たけしの意外な一面を吐露。すると突然、たけしが、「実家でずっと飼ってた犬が死んで、『最後どんなだった?』って聞いたら、おふくろが『今そんな話するんじゃない!』って。親父が耳元で『カッチカチ』って言った話、あんちゃん、あれ面白いな」と話しかけてきたそう。このエピソードは、たけしと初めて会った『世界まる見え!』で披露したもので、「最初、何言うてはるんかな? って。俺も忘れてるくらいの」と驚き、「決めてはるんじゃないかな? 人と会ったら、心の柔らかいところを1回ギュッと触るって」と、心をわしづかみにされた様子だった。
2021年05月27日お笑いコンビ・品川庄司の品川祐が14日、スピードワゴン・小沢一敬のYouTubeチャンネル『スピードワゴン小沢のオザワ倶楽部』に出演。芸人と映画監督を目指すきっかけとなったエピソードを語った。お笑いだけでなく、品川ヒロシ名義で作家や映画監督としても活躍している品川。この日公開された動画「【映画】品川ヒロシ監督が影響を受けた映画監督TOP3はまさかの人達」では、デビュー前を振り返り、「ダウンタウンさんに憧れて、お笑いいいなって。初めて一人暮らしした部屋はテレビがなくて、有線でダウンタウンさんの漫才がかかってて。1日2回くらいかかってたんですけど、チェックして書き起こして、それくらいダウンタウンさんが好きになって。強烈に憧れてたんですよ」と述懐した。一方で、映画が好きだった品川は、芸人になるか、映画監督になるか迷っていたそうだが、「たけしさんが、『その男、凶暴につき』を撮ってるじゃんって。芸人になって成功すれば、映画が撮れるんだ! っていうので、芸人になろうと思ったんですよ」と告白。芸人として活躍しながら、同作で映画監督デビューしたビートたけしの影響を受け、自身も同じ道を歩むことになったが、「たけしさんの演出がめちゃくちゃ好き。アクションシーンもそうだし、暴力描写も好き」と、北野映画の魅力を熱弁して話題を締めくくっていた。
2021年05月19日来年還暦を迎えるIKKOさん(59)と、昨年還暦を迎えた順天堂大学医学部・小林弘幸教授(60)は、加齢にもストレスにも負けないツヤツヤ美肌の持ち主。マスク生活でたるみ、乾燥肌が急増中のコロナ禍のいま、美しい肌を維持するポイントを美のカリスマと健康の伝道師に教えてもらいましたーー。IKKO「あら、先生、ご無沙汰しております」小林「お久しぶりです。ビートたけしさんの番組での共演以来ですね。最近はいかがですか?」IKKO「おかげさまで元気です。でも、このコロナ禍、感染拡大に対する不安もありますが、女性の『美』がすごくダメージを受けているのが気がかりです」小林「たしかに女性の患者さんに聞くと、健康だけでなく、ツヤやハリがないなど肌トラブルに悩んでいる方も増えていますね。体の中から美肌を作るために、IKKOさんが心がけていることはありますか?」IKKO「首を冷やさないことですね。着物だと、どうしても首筋を出すので冷えやすいんです。冬だけでなく、夏でも冷房がばんばんあたりますからね。移動中はタオルを巻いたりしています」小林「首が冷えると血流が悪くなって、自律神経が乱れる原因になりますからね。私も、よく蒸しタオルで首を温めています」IKKO「お風呂のときにも、必ず首までつかっていますし」小林「いい習慣ですね!40度ぐらいのお湯で、首をしっかり温めると、内臓機能の低下や心身の不安感などが和らぎます」IKKO「あと私、外でどんなにつらいことや苦しいことがあっても、家に帰ってから寝るまでは、幸せなことだけに囲まれようと思っています。2匹いるワンちゃんと床暖房で温まりながら、寝転んで……小さな幸せをかみしめるようにして、過ごしているんです」小林「寝る前に、しっかりリラックスしていらっしゃるんですね。リラックスモードの自律神経である、副交感神経の働きを高めてから眠ると、睡眠が深くなります。睡眠が深くなると、肌のターンオーバーを促進する成長ホルモンの分泌が増えるんですよ」「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月16日来年還暦を迎えるIKKOさん(59)と、昨年還暦を迎えた順天堂大学医学部・小林弘幸教授(60)は、加齢にもストレスにも負けないツヤツヤ美肌の持ち主。マスク生活でたるみ、乾燥肌が急増中のコロナ禍のいま、美しい肌を維持するポイントを美のカリスマと健康の伝道師に教えてもらいましたーー。IKKO「あら、先生、ご無沙汰しております」小林「お久しぶりです。ビートたけしさんの番組での共演以来ですね。最近はいかがですか?」IKKO「おかげさまで元気です。でも、このコロナ禍、感染拡大に対する不安もありますが、女性の『美』がすごくダメージを受けているのが気がかりです」小林「たしかに女性の患者さんに聞くと、健康だけでなく、ツヤやハリがないなど肌トラブルに悩んでいる方も増えていますね」IKKO「これからの季節は、特に肌への水分補給が大事になってきます。忙しいからといって、化粧水を塗った後、すぐに乳液を塗るのはダメですよ。必ず、化粧水が肌に浸透したのを確認してから塗るようにしてください。化粧水を塗った肌が、ビショビショしなくなったら浸透した証しです」小林「体の中から美肌を作るために、IKKOさんが心がけていることはありますか?」IKKO「首を冷やさないことですね。着物だと、どうしても首筋を出すので冷えやすいんです。冬だけでなく、夏でも冷房がばんばんあたりますからね。移動中はタオルを巻いたりしています」小林「IKKOさんのお話を聞くと、キレイな人はいろいろな努力をされていることがわかりますね」IKKO「努力は一生続けようと思っています。でも、若いときのように何もかもに全精力を傾けるのはもうやめました。たとえば、公の場で着用するドレスや着物などは、どんなにお金をかけてでもいいものを作ります。でも、プライベートではファストファッションの普段着が3、4枚あるだけ。自宅のクローゼットはスカスカで、掃除が楽ちんです」小林「僕も一緒でスーツは黒で、ワイシャツも白だけ。実は洋服選びも自律神経を乱す要因なので。年を重ねたら、シンプルに過ごすことで、できるだけストレスを減らすことが大事だと思っています。人間関係も、頑張らなくていいことは頑張らない!」IKKO「私も、今の体形が崩れていることは認めます!でも、肌は譲れない。肌を譲ったら、取柄がないじゃない(笑)。だから何歳になっても、若いコに負けない肌を作っていくことは、まっとうしていきたいです」小林「こだわる部分があることで、前向きにもなれますからね」IKKO「私も来年60歳。こだわるところと力を抜くところ、そのバランスをうまくとっていくことが、還暦後の人生を美しく健康的に生きる秘訣かもしれません」「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月16日来年還暦を迎えるIKKOさん(59)と、昨年還暦を迎えた順天堂大学医学部・小林弘幸教授(60)は、加齢にもストレスにも負けないツヤツヤ美肌の持ち主。マスク生活でたるみ、乾燥肌が急増中のコロナ禍のいま、美しい肌を維持するポイントを美のカリスマと健康の伝道師に教えてもらいましたーー。IKKO「あら、先生、ご無沙汰しております」小林「お久しぶりです。ビートたけしさんの番組での共演以来ですね。最近はいかがですか?」IKKO「おかげさまで元気です。でも、このコロナ禍、感染拡大に対する不安もありますが、女性の『美』がすごくダメージを受けているのが気がかりです」小林「たしかに女性の患者さんに聞くと、健康だけでなく、ツヤやハリがないなど肌トラブルに悩んでいる方も増えていますね」IKKO「先生、肌トラブルを防ぐには、疲れやストレス、睡眠や食生活などを見直して、自律神経を整えることも大切ですよね?」小林「そうそう。自律神経が整うと、胃腸の調子がよくなり、栄養を吸収する力が上がって、肌にハリやツヤが出るんです。自律神経のバランスがいい人が、健康なだけでなく、見た目も若々しくいられるのはそのためです」IKKO「じつは私、39歳のときに過呼吸症候群になったのですが、そのときはお肌もボロボロでした。30歳のときに自分でアトリエを構えてから、経営者としても24時間仕事のことばかり考えていて、睡眠時間は常に2〜3時間。朝食も夕食もお肉を食べるなど、食生活も偏っていました。ストレスもかなり多かったと思います」小林「ストレスは自律神経を乱すうえに、肌にも悪いですからね。ストレスを感じると分泌されるホルモン・コルチゾールは、コラーゲンの生成を妨げて、肌のハリやキメを失わせてしまうんです。IKKOさんはどうやってその状況から抜け出したのですか?」IKKO「いくらお薬を飲んでもだめだったから、生活習慣を変えようと思って、まずは食生活を改善したの。野菜中心の献立にして、ご飯も十六穀米を混ぜ、根菜やお芋の煮物をたくさん取るように。そしたらお肌もイキイキと!」小林「腸内環境をよくする食物繊維を多く取ったのがポイントですね。腸と脳は密接につながっていて、腸内環境がよくなると、脳のストレス耐性も強くなります」IKKO「あと、発想を変えたことも大きいと思います。落ち込んで何も手につかない状態で、時間を無駄に過ごすと福が逃げてしまう気がしたんです。だったら、笑って過ごそうと。笑う門には福来るというじゃないですか」小林「笑うと自律神経のバランスも整いますからね。最近の研究では、笑いが、免疫の要であるナチュラルキラー細胞を活性化することもわかっています」IKKO「じゃあ、このコロナ禍こそ『笑い』は大切ですね!そういえば、緊急事態宣言中、気分が落ちてしまったときも、積極的に新しいことにチャレンジするようにしていました。インスタをやり始めたり、リモート会議のやり方を勉強したり」小林「コロナ禍、知らず知らずのうちにストレスを感じている方はとても多いです。心や体の不調を感じたら、IKKOさんのように、生活習慣や発想を切り替えられるのが、自律神経的にも一番です」「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月16日来年還暦を迎えるIKKOさん(59)と、昨年還暦を迎えた順天堂大学医学部・小林弘幸教授(60)は、加齢にもストレスにも負けないツヤツヤ美肌の持ち主。マスク生活でたるみ、乾燥肌が急増中のコロナ禍のいま、美しい肌を維持するポイントを美のカリスマと健康の伝道師に教えてもらいましたーー。IKKO「あら、先生、ご無沙汰しております」小林「お久しぶりです。ビートたけしさんの番組での共演以来ですね。最近はいかがですか?」IKKO「おかげさまで元気です。でも、このコロナ禍、感染拡大に対する不安もありますが、女性の『美』がすごくダメージを受けているのが気がかりです」小林「たしかに女性の患者さんに聞くと、健康だけでなく、ツヤやハリがないなど肌トラブルに悩んでいる方も増えていますね」IKKO「『マスクをしているからお化粧はいいや』とか、顔のたるみを放っておく人もけっこう多いみたいで……」小林「たるみやハリ不足は、予防が重要ですよね」IKKO「そうなの。マスクをして他人の視線を気にしなくてよくなると、顔の筋肉がゆるんで、老け顔が加速してしまうんですよ」小林「マスクによって緊張感がなくなり、表情筋を使わなくなってしまうんですね」IKKO「年齢を重ねることで、たるみが生まれるのは避けられないけれど、筋肉に働きかけることである程度抑えることができます。たとえば、ほうれい線を内側から押すようなイメージで、大きく舌を回す。これだけでも、たるみ予防になります」小林「マスクをつけていても簡単にできそうですよね。それに口まわりの血行がよくなって酸素や栄養が行き届く効果もありそうです」IKKO「あと、お化粧をしなくても、紫外線ケアはしっかりしてほしい!マスクで覆っている部分と覆っていない部分で、ムラができてしまいますから」小林「肌に届く紫外線は、シミの原因になるだけでなく、肌のハリも失わせてしまいますしね」IKKO「そうなのよ、先生。これからの季節、マスクをしていると蒸れたり汗をかいたりして、すぐに日焼け止めも落ちてしまいます。ハンカチで押さえて、小まめにつけなおすようにしてください。クリーム系の日焼け止めよりも、パウダー系のものが塗りなおしやすくて、おススメです」小林「乾燥などの肌トラブルの悩みも患者さんから聞いています。マスクで保湿されているからいいと思ったのに……と」IKKO「マスクってつけている間の肌は加湿されていますが、外した瞬間、一気に乾燥します。環境の変化が激しすぎて、肌の保湿力やバリア機能が乱れてしまうので、注意が必要です」小林「環境の変化に強い肌をつくることが重要そうですね。どんなことに気をつければいいでしょうか?」IKKO「マスクを外したら、すぐに洗顔して、しっかり保湿することです。これからの季節は、特に肌への水分補給が大事になってきます。忙しいからといって、化粧水を塗った後、すぐに乳液を塗るのはダメですよ。必ず、化粧水が肌に浸透したのを確認してから塗るようにしてください。化粧水を塗った肌が、ビショビショしなくなったら浸透した証しです」小林「マスクをする際は、ふだん以上にスキンケアを意識しなければならないんですね」「女性自身」2021年4月27日号 掲載
2021年04月16日ビートたけしの原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした青春時代を描くNetflix映画『浅草キッド』に出演する新たなキャストが発表された。舞台は、昭和40年代の浅草。大学を中退し、“ストリップとお笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、伝説の芸人・深見千三郎に弟子入りしたタケシ。深見の元、タケシは芸人としての成功を夢見て笑いの修行に励んでいたが、テレビの普及と共に演芸場に足を運ぶ人は減る一方…。本作は、師匠・深見との日々、個性と才能に溢れる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描いた青春ドラマだ。たけしさんが作詞作曲した「浅草キッド」、自叙伝「浅草キッド」を原作に、劇団ひとりが監督・脚本を務め映画化。大泉洋が深見を、柳楽優弥が若き日のタケシを演じることが決定している。そして今回、タケシと共に夢を追いかける浅草フランス座の踊り子・千春を門脇麦。のちにタケシとツービートを結成することとなるキヨシを映画初出演の土屋伸之(ナイツ)。深見と共にフランス座を守る麻里を鈴木保奈美。いち早くテレビに進出し人気を博している深見の弟子・東八郎を尾上寛之。タカラ座社長・田山淳を風間杜夫が演じることが明らかになった。門脇さんは「監督の作品への愛情の深さと熱量が常に静かにひしひしと充満し、緊張感と多幸感で爆発しそうな撮影期間でした」と撮影をふり返り、「国境を超えて多くの方の胸に刺さる作品になるのではないか」と自身も期待を寄せている。土屋さんは「すごく幸せでした。そして改めて、映画になる漫才師・ツービートの偉大さを思い知りました」と映画初出演を回顧し、鈴木さんも「劇団ひとり監督の、ビートたけしさんへの愛、尊敬、憧れ。絶対に撮りたいイメージ。口数少なく、しかし決して諦めない監督の思いを実現しようとチームが一致団結して撮影に臨む、あたたかく優しく純粋な現場でした」と現場の様子を明かしている。Netflix映画『浅草キッド』は今冬配信予定。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年03月20日1月18日に放送された『WBS(ワールドビジネスサテライト)』(テレビ東京系)が注目を集めている。大江麻理子キャスター(42)らがマスク着用で登場したのだ。大江キャスターは、「WBSでは今日からスタジオ内でトークをする場合には、お互いにマスクを着用することにしました」と報告。これまでも出演者同士やスタッフとは十分な距離を取ってきたとし、「緊急事態宣言を受けまして、より一層感染対策を強化することが必要と考えての決断です」と説明した。「小孫茂会長は昨年3月の定例会見で、隣り合わせに座っていた記者に『離れなさい!』と自ら注意。同局はそれほど高い危機意識を持っています。それゆえ1回目の緊急事態宣言時も、4月の段階で社員の出社率2割を達成。それ以降も3割弱を維持してきたのです」(テレビ局関係者)テレ東では『WBS』に引き続き、19日放送の『ニュースモーニングサテライト』もキャスターたちのマスク着用が徹底されていた。そのような統一された感染防止対策に、Twitterでは賛同する声が広がっている。《英断だと思います。ぜひ他局にも広がってほしい》《これまでは事情があっての番組制作だったと思うけど、こっちの方が視聴者は好感が持てるし、今後の報道にも説得力が増しますねウイルスは広がって欲しくないけど、こういう動きは広がるはず、というか広がってほしい!》《これ凄く大事な事だと思う。確かに、画面に映る時に顔が隠れたり、話し声がこもってしまって聞き取りづらいとかあるけど、何か工夫して出来そう!マウスシールド使って収録も見直す時じゃないかと思います。安全性確保に重視しても視聴者は理解するでしょ》このようなテレビ番組でのマスク徹底は、他局にも波及していくだろうか。スポーツ紙記者はこう語る。「もともと先陣を切ったのはTBSでした。『情報7days ニュースキャスター』で、安住紳一郎アナ(47)とビートたけしさん(74)がマスクを着用しています。ただオープニングトークだけでしたので、『そのまま着用して』といった声も寄せられていました。現在、芸能人からも感染者が多数報告され、特にバラエティは不安視されています。主に利用されているマウスシールドは、飛沫拡散を防ぐ効果が薄いとも報告されています。出演者がマスクを着用すると、『顔や口元が見えない』といった課題も。ですが着用することで彼らの身を守り、感染防止の啓発にも繋がるでしょう」(スポーツ紙記者)
2021年01月19日2021年1月現在、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行を受け、私たちの生活は様変わりしました。テレビ番組では、出演者の間に透明のアクリル板が設置され、適切な距離を保った状態でトークする姿が浸透しつつあります。同月9日に放送された情報番組『情報7days ニュースキャスター』(TBS系)。年明け最初の放送となった同日に、出演者のビートたけしさんと、安住紳一郎アナウンサーが見せた姿が話題を呼んでいます。マスク着用のビートたけしと安住紳一郎アナが話題に番組のオープニングで、2人はマスクを着用して登場。その理由について、安住アナウンサーは、次のように説明しました。オープニングはたけしさんとの距離が近いので、今日はマスクをしながらということです。少し聞き取りづらいかもしれませんが、ご容赦いただきたいと思います。情報7days ニュースキャスターーより引用同番組のオープニングでは、ビートたけしさんと安住アナウンサーが立ったまま近距離でトークを行うため、マスクを着用しながらの放送になったのでしょう。安住アナウンサーの言葉に対し、ビートたけしさんはマスクを着用したまま、身振り手振りをくわえて何かを訴えるような仕草をします。それを受けて、安住アナウンサーは「いやいや、しゃべってないですよね」とツッコミ。ビートたけしさんは「バレました?」と茶目っ気のある返答をし、スタジオには和やかな笑いがあふれました。【ネットの声】・そうそう、これでいい!・珍しい光景にびっくりしたけど、よい対応だと思う。・出演者がマスクをしているほうが、見る側としても安心感がある。この形が当たり前になるといいな。・安住アナが、マスクを着用していても変わらずに聞き取りやすい声で話しているのは、さすがプロ!コロナウイルスの流行後、テレビ業界では極力出演者にマスク着用をさせない形での収録を行っています。それには声を聞き取りやすくするなど、視聴者への配慮も含まれているでしょう。一方、ネット上では「テレビ番組で芸能人がマスクを着けていないのを見ると、不安になる」といった指摘も上がっていました。季節に関係なく、マスクの着用が一般的になった日本。これまでは「当たり前」でなかったものごとが、いずれ常識として世間に浸透する時が来るかもしれません。さまざまな場面で変化に即した対応が求められています。[文・構成/grape編集部]
2021年01月11日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。今もお笑い界のトップを走り続けるビートたけし(73)。そんなたけしは今年、大きな決断をくだしていた。かねてから交際していた恋人・Aさんとの再婚を発表したのだ。結婚中も別から自由奔放なたけしだったが、約40年連れ添った前妻・幹子さんが贈った言葉は意外なものでーー(以下、2020年3月3日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま「(別居期間が)長かったですから……。2人の子供たちもすでに心の整理がついていると思います。(たけしの)今回の結婚も、子供たちは報道で知ったと言っていましたね」2月13日、顔なじみの記者にこう語るのはビートたけし(73)の前妻・幹子さん(68)だ。その表情は明るいが、数々の苦悩に苛まれた結婚生活だったーー。昨年6月に幹子さんとの離婚を発表したたけし。そして、2月8日にはかねてから交際していた18歳年下のAさんとの再婚を発表。たけしが15年に設立した個人事務所「T.N.ゴン」の役員を務め、仕事上のパートナーでもあるAさんだが、幹子さんの心境は複雑だった。「もともと幹子さんは漫才師だったこともあり、2人は“同志”でもありました。’80年の結婚直後からたけしさんは、月に何度か一緒にご飯を食べるとき以外は家にいない“別居婚”状態でした。それでも2人の絆は強く、夫婦仲はとてもよかったです。しかし、’13年にたけしさんがAさんとの交際をスタートさせてから関係は一変。たけしさんはテレビ番組で『俺の彼女を食事に連れていった』とAさんとの仲を公言するようになりました」(スポーツ紙記者)幹子さんは、これまで何度も本誌に怒りを打ち明けていた。’18年にたけしは前事務所「オフィス北野」から独立。一部で“背景にAさんの存在がある”と報じられていたことについて尋ねると、幹子さんは冷たく言い放った。「もしそうであれば、その人(Aさん)が思ういい展開になると思っているんじゃないですか?」さらに、テレビ番組でたけしが「離婚調停は終わっている」と発言した’19年1月には「あきれた。調停なんて、絶対ないですから」と離婚をキッパリ否定。“本妻の意地”を見せていたのだ。そんな幹子さんは元夫の再婚に何を思うのかーー。冒頭での発言に続いて、幹子さんは語る。ーーたけしさんの再婚についてどう思いますか?「おめでたいことですからね。だから『結婚おめでとう』でいいんじゃないですか」あっけらかんとした様子で、たけしの結婚を祝う幹子さん。愛人と報じられたAさんへの“複雑な感情”について聞くと……。「今はそんな気持ちはこれっぽっちもありませんよ。それより第二の人生を明るく楽しく。いつも笑って生きていきたいですね」これまでになく晴れやかな表情で答える幹子さん。その原動力は残された家族だという。「昨年、長男に子どもが生まれて孫ができたんです!家族たちの成長を見守りたいです」かつて「オフィス北野」の関連会社の代表を務め、現在は大手広告代理店で働く長男の篤氏。“幼少期の父との記憶がほとんどない”という複雑な思いを抱きながらも、ともにたけしを支えてきた息子の幸せは、幹子さんにとっても何よりも喜びだろう。幹子さんが変心を見せた裏には、こんな思いがあったようだ。「幹子さんは、下積み時代からたけしさんを支えてきた自負があったので、Aさんとの交際を聞いても『絶対に離婚しない』と決めていたといいます。しかし、次第に『いい年なんだし、彼の幸せを私も応援しよう』という気持ちになっていったそうです」(テレビ局関係者)そして、そんな幹子さんの愛情にたけしも“返信”をしていた。「たけしさんは、昨年の『NHK紅白歌合戦』に第70回を祝う特別ゲストとして出演。見習い時代の思い出が詰まった『浅草キッド』を披露しましたが、そこには幹子さんへの思いもあったといいます。昨年は、39年連れ添った幹子さんとの離婚を迎えた“節目の年”。誰もが注目する紅白で『浅草キッド』を歌うことは、ずっと支えてくれた幹子さんへのたけしさんなりの“感謝状”なのだと思います」(前出・テレビ局関係者)最後に、幹子さんにたけしへのメッセージを聞くとーー。「だから残りの人生、彼にも健康で、幸せになってほしいですね……。これからも元気で仕事をしてくださいって。願いはそれだけ」袂を分かっても、たけしと幹子さんの“絆”は消えなかったーー。
2020年12月29日「ほんとにあった怖い話」のスタッフが贈る新・超常ミステリー「4つの不思議なストーリー」が、12月26日(土)、フジテレビ系「土曜プレミアム」枠でオンエア。松坂桃李、高畑充希、柳楽優弥、土屋太鳳、中川大志、葵わかならが出演する。先日女優の戸田恵梨香と結婚を発表、『あの頃。』『いのちの停車場』など注目作の公開も控える松坂さん。「同期のサクラ」や『ヲタクに恋は難しい』など映像作品だけでなく舞台でも活躍する高畑さん。ビートたけし役で主演を務める『浅草キッド』や葛飾北斎を演じる『HOKUSAI』などの公開を控える柳楽さん。『累 -かさね-』『春待つ僕ら』など多数の出演作がヒットしている土屋さん。12月25日に公開された『ジョゼと虎と魚たち』では声優としても活躍する中川さん。来年1月3日(日)、4日(月)には「教場II」の放送も控える葵さん。いずれも主演級の豪華メンバーが集い、年の瀬のある日、岸本宏樹(松坂さん)、笹倉栞(高畑さん)、田島凌介(柳楽さん)、望月加奈子(土屋さん)、武藤晴人(中川さん)、森山莉子(葵さん)の6人がとある喫茶店に集まり、最近体験した不思議なエピソードを語り合っていく…という趣向で4つのストーリーが描かれていく本作。柳楽さん、土屋さん、中川さん、葵さんが各ドラマで主演を務める。また、松坂さん、高畑さんは喫茶店のシーンに出演し、なんとも不可思議な体験を語りで披露する。料理の道へ進むことを夢見て、吉本忠文(八嶋智人)が経営する弁当屋で働いている加奈子(土屋さん)が、母の遺影が置いてある棚から物音がしたのを発端にして、不思議な出来事に巻き込まれていく…という「冬の奇跡」。公園のブランコに座って泣いている女の子を見つけた莉子(葵さん)が、母親とはぐれてしまった様子で「お母さん」と泣きじゃくる彼女を交番へ送り届けようと手をつないで歩き出すと…という「夕暮れの迷子」。ある夜、見知らぬ女(佐藤めぐみ)から声をかけられ、古びたお守りを手渡された凌介(柳楽さん)。翌朝仕事に出かけると、彼の身に幸運な出来事が立て続けに起こるようになる…という「不思議なお守り」。大学生の晴人(中川さん)は先輩の村上孝之(矢野聖人)からフリーマーケットの手伝いを頼まれ、たぬきの置物を店先に並べていた。そこには置物を見つめる老紳士(小野武彦)の姿があって…という「最後の買物」。この4作のストーリーが描かれる。「4つの不思議なストーリー」は12月26日(土) 21時15分~、フジテレビ系で放送。※「全日本フィギュアスケート選手権2020 男子フリー」延長の際、放送時間繰り下げの場合あり。(笠緒)
2020年12月26日お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾が17日、YouTubeチャンネル「こうもトシんご」で公開された動画に出演。ビートたけしの前で“武勇伝”を披露した際、かけられた言葉を振り返った。「【ビートたけし】“ 殿”を笑い泣きさせるのは芸人の勲章【エピソード】」と題して公開された動画で、藤森はかつて放送されていたバラエティ番組『たけしの誰でもピカソ』(テレビ東京系)にゲスト出演したことを述懐した。その際、お笑い芸人数組を集めたネタ見せ企画が行われ、オリエンタルラジオは武勇伝のネタを披露することに。藤森は「漫才師や王道のコント師みたいな人が出ている中で、僕らも出たと思うんです。『怖いなぁ、武勇伝とか受け入れてもらえないだろうな』と思ったんですけど、(たけしさんが)ほめてくれたんです。『なんだか俺にはよくわからないけど、おもしれえなそれ』っておっしゃってくれたのが、すごいうれしくて」と回顧した。そして、「結構上の人って『こんなのお笑いじゃない』と一蹴されるパターンがすごく多かったんですよ。だけど、『わかんないけど、おもしれえなそれ』って、それは覚えていますね」と述べていた。
2020年12月19日お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーが『THE MANZAI 2020 マスターズ』(フジテレビ系)に出演。桜を見る会や原発問題を批判した漫才に、波紋が広がっている。「お客さんが若いので、今日は『桜を見る会』の話をしましょう」と、切り出した村本大輔(40)。安倍政権が公文書をシュレッダーにかけたことを持ち出し、「安倍政権支持者が俺のことを嫌いで、普段からSNSで攻撃を仕掛けてくるのはそいつらなんですよ」と息巻いた。さらに「GoToトラベル」にかけて、「中曽根首相の葬式に税金1億円使われたから、あの世はGoToの対象だと思いますよ」と痛烈に皮肉った。過去にツイートを削除したことから、「逃げた」とフォロワーから非難されたという村本。「安倍政権が公文書をシュレッダーにかけたことは許して、お笑い芸人がTwitterを削除したことは許さない」と繰り返し、「わかったことは1つ。俺のTwitterは公文書より上だ!」と叫んだ。後半は東日本大震災の話に切り替え、救援物資や原発問題、朝鮮学校に至るまで早口でまくし立てた。最後に、「お笑い芸人は悲しい話を笑いにすることができる、痛みに触れて笑うことができるわけですよ」と“使命感”を力説。そして、「フジテレビ、絶対にこのネタ、改ざんすんなよ」と締めくくった。スタンドマイクを1人握りしめ、5分間の独壇場を展開した村本。相方・中川パラダイス(39)は、ほとんど「はい」や「うん」など相槌のみだった。最高顧問として出演したビートたけし(73)は、「ああいうの北千住の駅前によくいたな」とコメント。苦笑気味に見ていたMCの矢部浩之(49)は、「ロックやな」と反応。Twitterではトレンド入りするほど、議論が巻き起こっている。《年に1回テレビで正論をバシッと言ってくれる日。すかーっとするわー》《村本、よくやった。臭いものに蓋し続けて平和と微笑むこの国は腐ってるからな。しっかり笑いも起こってたしよく頑張ったと思う》賛辞が広がるいっぽう、否定的な意見も上がっている。《漫才でもない自分の偏った考えを喋るだけなのはもうTwitterとかYouTubeとかでやれよ……》《ウーマンラッシュアワー、村本の相方が可哀相になってきた。 なにこの漫才?》放送後、村本は《ずっと言いたいこと言い続けるよ。誰が不快になろうともね。今後ともやるからよろしくな》などとツイート。昨年も同番組で社会問題を展開し、注目を集めたウーマンラッシュアワー。『モーニングショー』(テレビ朝日系)の取材にその真意を問われ、「無関心の人の耳のシャッターを開けたい」とコメント。村本は、大飯発電所のある福井県・おおい町が出身地。父親の同級生に拉致被害者がいたことなどから、社会問題とされていることを話すのは「普通のこと」だったとも明かした。しばしばツイートが炎上する村本だが、「間違っていてもいいから発信し続けること」「どっちの意見だとしても喋らないといけない」と発言。そのうえで、「炎上したら広がる。広がったら考える人がいる」と述べていた。年に一度、地上波で披露する漫才。そこには村本の強い意志が込められているようだ。
2020年12月07日●鉄男の情の深さに感銘「僕もそうありたい」あす27日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説『エール』(総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)で、窪田正孝演じる主人公・古山裕一の幼なじみで盟友の村野鉄男役を演じた中村蒼を直撃。幼少期はガキ大将だった鉄男だが、のちに新聞記者を経て作詞家となり、裕一や佐藤久志(山崎育三郎)と共に“福島三羽ガラス”として故郷に錦を飾った。初の朝ドラ出演で、重要な役どころを担った中村は、1年間の完走後、俳優としてどんな景色を見たのだろうか。「福島へ行くと、皆さんが僕のことを『鉄男さん』と呼んで温かく迎えてくださるんです」と笑顔で語る中村。福島三羽ガラスのなかでは、唯一、最後まで福島弁のなまりが強い役どころだ。「福島弁は濁点がけっこうあるのが特徴的で、微濁音の場合もあるし、微妙な違いが難しかったのですが、方言を話すと心がほっこりします」裕一たちから“大将”と呼ばれる鉄男は、一本気で荒々しい性格だが、実は誰よりも情が深く、友達想いな男でもある。シャイで人見知りだという中村は、自身とは真逆だという鉄男役にどう向き合ったのか。中村は鉄男役について、ステレオタイプのガキ大将キャラにはしたくなかったようだ。「“男らしい”とか“一本、筋が通っている”というのが鉄男の第一印象だと思うのですが、彼は家を飛び出し、いろいろな経験を経て新聞記者になってから登場するので、笑顔が少なくてクールなキャラだけではダメだと捉えました。人に信頼される性格だからこそ、急におでん屋の屋台を任されたりもしたのかなと。だから、男らしさだけではなく、人のために行動できる優しい部分や弱い部分など、いろいろな面を見せていけたらいいなと思いました」ただ、おでん屋を演じていた当初は「おでん屋の時期がけっこう長かったので、このまま終わってしまったらどうしようと思ったこともありました」と打ち明け、「当時は、先の台本を読めなかったし、裕一や久志のほうが先に光が当たっていったので、鉄男と同様に、僕自身もコンプレックスを感じていました」と笑う。音楽の豊かさと家族の絆を描く『エール』だが、家族のバックグラウンドとしては、おそらく飲んだくれでDVな父親から逃げ出した鉄男の半生が一番、壮絶だったに違いない。第22週では、生き別れの弟・典男(泉澤祐希)と再会する感動のエピソードも反響が高かったが、中村自身は、家族という関係性をどう捉えたのか。「家族については、良い思い出も悪い思い出も人それぞれにあると思います。一見、簡単そうだけど、とても難しいものかなと。すごく愛し合う家族もいれば、血がつながっているからこそ、家族と呼びたくないと思っている人もいるかもしれない。一言で言い表せないぐらい複雑なのが家族かなと思います」鉄男役を演じたことで、自身の気の持ち方にも変化があったそうだ。「鉄男は、自分が家族を捨てた冷たい人間だという罪悪感を持っていますが、裕一は『鉄男はすごく優しい人間だ』と言ってくれたし、周りの人間もそう思っている。鉄男はすごく情が深いので、僕もそうありたいなと思いました。また、僕は自分のことをネガティブに捉えがちなんですけど、鉄男のように自分ことをちゃんと受け止めてくれる人がいるのなら、そういう人たちのために頑張ろうかなと思うようになりました」●「窪田さん主演の朝ドラに出られてよかった」主演の窪田正孝については「本当に素晴らしい人」と心から称える。「常に自分のことよりも、誰かを引き立たせるために、自分がどう動くべきかということを考えてらっしゃる方。現場での立ち振る舞いや、現場の雰囲気作りも含め、絶妙なバランスを保たれていました」作曲家としての才能があっても、ヘタレで弱虫キャラな裕一だが、実は窪田自身は「すごく男くさい方」だと言う中村。「男三兄弟で育ったそうで、学生時代の話を聞いていても、僕とは全然違いました。でも、僕は別のオーディションで窪田さんとお会いしたことがあるんですが、以前から男らしいイメージは持っていました」常に華を背負ったプリンス、久志役の山崎育三郎については「育さんは、すごく紳士で、みんなに優しい。女性に優しい久志役だからそうなれたと、育さんはおっしゃっていましたが、そうとは思えないほど、普段からそういう振る舞いが身についている印象を受けました。三羽ガラスのなかでは一番年上でしたし、とても冷静で、歌やお芝居が上手なだけではなく、想いを届ける力がすごく強かったので、久志役は育さん以外には考えられなかったです」と、こちらも手放しで絶賛する。和気あいあいとした福島三羽ガラスの共演シーンは、中村自身も楽しんだようだ。「ムードメーカーというか、常に場を和ませてくれたのは窪田さんで、いつも3人の真ん中に立ってくれていた感じがしました。僕は最初に、初めて朝ドラに出られて良かったなと思いましたが、最終的には窪田さん主演の朝ドラに出られて良かったなとつくづく感じました」1年間、同じ役を演じ通した経験は初めてだった中村。「例えば、1カ月で終わる作品だと、瞬発的に役を見せなければいけないのですが、朝ドラだと1年掛けて、鉄男という男のいろんな部分をゆったりと見せていくことができる。また、今回は本当に多彩な人たち、音楽もお芝居もできるような怪物的な人たちと1年間一緒にやってこられたことは、今後の自信にもつながるのかなと思います」●俳優の理想像はたけし&志村さん「存在だけで成立」コロナ禍で一時期は撮影が中断したが、そんななかでいろいろな気付きがあったようだ。「俳優という仕事について、みなさんと話していても不安だという声を聞いたりしましたが、僕自身は充実した2カ月間でした。あまり深く考え込まずにいられたのは、家族の存在も大きかったかなと思います。ただ、『早く現場に行きたい』と思うようにはなっていきました」。それは今までにない経験で、自分自身も驚いたという中村。「どの現場も厳しくて、そこで『用意スタート!』と言われたら、100%の力で走らないといけないし、それができなければきっと振り落とされてしまう。現場に対して、そういうプレッシャーは常にあります。でも、コロナ禍では、早くみんなと会って、一緒にお芝居をしたいと、初めて思いました。その時、自分はやっぱりこの仕事が好きなんだなと再確認した感じです」来年の3月で30歳となる中村。役者として見据える理想像について尋ねると、ドラマ『破獄』(17)で共演経験があるビートたけしと、『エール』で作曲家・小山田耕三を演じた亡き志村けんさんの名前を挙げる。「以前、たけしさんとご一緒した時、その人が立って台詞を言ってくださるだけで、魅入ってしまうというか、満足できるような役者さんってすごいなと思いました。今回志村さんとは、ご一緒できなかったけど、きっと志村さんもそういう存在の方だったのかなと。お芝居での間とか、表情で感動させるというよりは、その人の存在そのものだけで成立してしまう。そこは将来的な理想ですね。僕もいつかそういう役者さんになれるよう、頑張っていきたいです」中村と志村さんの共演シーンは残念ながらなかったが、窪田から志村さんと共演時のエピソードを聞かせてもらったとか。「芸人さんだから、真面目に演技をすることが照れくさかったようで、カットがかかると、恥ずかしげに笑ってらっしゃったそうです。僕は完成した映像しか観ていませんが、やはり志村さんはすごかったですね。音楽界の重鎮として、言葉数少がなくても、座っているだけで説得力がありました」最終週は、ひげをたくわえた晩年の鉄男役を好演した中村。「鏡で見て、変だな、似合ってないなと思いながら、恥ずかしい気持ちで演じました。でも、若い頃は必死にもがいていて、戦争も経てきた鉄男たちが、年老いてからみんなで純粋に音楽を楽しむ姿は、すごく感慨深かったです。それはきっと長く、鉄男役を演じてきたからこそ感じられたものであり、一緒に困難を乗り越えられた共演者たちだからこそ、共有できたものだったかなと。今回、本当にみなさんと一緒にやってこられて良かったし、この経験は何ものにも代えがたい大切なものだと思いました」■プロフィール中村蒼(なかむらあおい)1991年3月4日生まれ、福岡県出身。2006年、寺山修二原作の舞台『田園に死す』で俳優デビューし、2008年には『ひゃくはち』で映画初主演。近年の主な出演作は、ドラマ『悪魔が来りて笛を吹く』(NHK BSプレミアム)、『詐欺の子』『浮世の画家』(NHK)、映画『空飛ぶタイヤ』(18)、『もみの家』(20)など。BS時代劇『赤ひげ3』(毎週金曜20:00~NHK BSプレミアムにて放送中)にて保本登役で出演中。(C)NHK
2020年11月26日